こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

夏に向かう日々と100曲:フィールド・ワーク

2024-06-30 18:50:00 | 音楽帳

29(土)風邪的症状はのらりくらりとまだじぶんのカラダにまつわりついて、去ってくれない。“少し体温下がったぞ”と喜び動き出すと、すぐ熱が37℃台に戻って来る。アタマをゴチンとする頭痛やタンの絡みとセキは相変わらず。

しかし、午後には外も晴れ出した。

室内に居て休んでいるだけでは窒息するし、風邪的症状のやりたい放題に心身を任せていたら、(じぶんのなかでしか分からない妄想感覚だが)"まるで主体性が欠如・悪魔に身を売り渡した社畜同然じゃないか"、という思いになり、フラフラになりながら無理してでもチャリ小旅に出た。手足のリハビリ・"慣らし"にはチャリがとても適しているようだ。

フラフラとコンビニに寄り、用事を済ませて外に出ると、ひたいに汗。ぜーぜー肩で息をする中、絶叫車が近付いてきた。

「・・・ゆりこ本人が乗って、みなさんの住むまちをみずから回っています」と選挙カーは言う。

イカサマ・詐欺・カネで塗りたくられたペルソナ笑顔の女は、下町になんか関心はないのだ。それでも、おまえらの住むまちを巡ってやってんだ、というらしい。本当は中指たててやりたかったが、そんなエネルギーもなくうつむいて汗を拭いて終わってしまった。。。いったい誰がこんな者を長年都知事に居座らせて、またさらに続けさせるんだろうか・・・。理解が出来ない。こんな奴らには屈しない、とじぶんの中だけでも決意を新たにする。

症状は本日30(日)も継続中。土曜と同じく外に少し出たが、今度はキリ雨が降り出した。

夕方、少しオーディオで音楽を聴く。こないだ取り出した1986年のカセットテープにも収まっている「フィールド・ワーク」が聴きたくて、ひさびさにレコードをターンテーブルに乗せた。当時はレコードからカセットテープに落として一日何回も聴いていた。

ひたすらココロに雨が降り続いていた浪人時代。この曲もじぶんを奮起させるための1曲だった。朝死んだような寝起きから、じぶんの尻にムチを打つように「プシューッッッッ・・・ズバババババ・・・」と大音量で聴いて鳥肌を立たせていた。

1984年秋発表の「音楽図鑑」という膨大に広がる世界をじぶんの中でどう処理すればわからなかった反省から、その後教授の作品は発売日当日手に入れることを自分に義務付けした時期だった。(「フィールド・ワーク」1985年2月21日発売だというので、その日レコードを受け取ったはず。)

そして、周りの意見がつきまとわないうちに、あるいは鮮度の良いうちに、と帰ってすぐレコード盤を掛け、じぶんの耳ですぐ聴くようにした。教授当人も「音楽図鑑」のように長期足出まといにならないように、単発でシングル盤をいくつも出し続けた。

最初は(当時信頼を寄せていた)立花ハジメと創っていた骨格に、ウタ入れをするためにトーマス・ドルビーに歌詞とヴォーカルを依頼。そんなプロセスの中で出来た本曲はドルビーの声が内なるエモーショナルを刺激し、聴いている方に高揚感・解放感をもたらす。東京、ロンドン2つのミックスが入っているが、個人的にはやはりドルビーのロンドンミックスが、ダメになりそうな精神をドライヴさせてくれる支えだった。そんなわたし。39年後の今聴いても何一つ変わりないエネルギーを感じ、改めてシビレてしまった。

■坂本龍一フューチャリング トーマス・ドルビー「フィールド・ワーク」1985■

プロデューサー:坂本龍一

アレンジメント:坂本龍一&立花ハジメ

ミックス:トーマス・ドルビー(←ロンドン・ヴァージョン)


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