こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

写真日誌:冬の花曇り

2024-02-02 12:00:00 | 写真日和

「花曇り ジュウガツザクラ 冬サクラ・・・。」

花曇り、とは本来 春のサクラの季節のことば。
気温が上昇し、草木の活動が活発になり、黄砂が飛んだり、景色がぼんやりとした陽気の日に「花曇り」、とふと思う。
冬の日に寒さが空気をキリっとさせ、モノの輪郭をはっきりさせるのと相反する。

そんな春のことばを持ち出すほどに、昨日はかなり暖かい午前だった。
気温は16度にまで上がって、まるで春の陽気。
十月サクラと冬サクラが並んで咲いていた。

このままだったら、春は早い。。。
そう思ったが、午後になって急激に気温が低下し、突風とともに冬に戻っていった。


春の花曇りの日になると、好んでこの曲を聴く。
淡い音の輪郭、大貫妙子さんのふわーっとしたコーラスの美しさ。
曲が進んでいくとともに こちらの体内にじんわりと染みてくる。

■矢野顕子「素顔」1986■

服のように
簡単に顔をぬげなくて
苦しい

声をかければ楽になるが
瞬間に
逃げてしまうだろう
気持をこらえて

目を中心に
ものすごい速さで混み合う
あなたの表情を
両手で支え
くるしんでいるうちに

呼吸をするように
ふっと
素顔になる

目を閉じる
しきりに何か降ってくる
真昼

ドラム:高橋幸宏
ギター:大村憲司
ピアノ:矢野顕子
エレクトリックピアノ、シンセサイザー:坂本龍一
バックグラウンドヴォーカル:大貫妙子
プロデュース:矢野顕子&坂本龍一





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