近くに住んでいる親父さん(たぶん大して歳は違わないだろう)と偶然、公園で出会った。安住さんのラジオを聴いて、作ったちゃーはんを食べたらお昼になってしまい飛び出した足。
ワンちゃんを連れてうつむいてタバコを吸っていた。
人懐っこい笑顔をする人間臭い人で、その表情は好きだったが、警戒心が強い私は、至近距離に居る人に引きをする性格ゆえ、あいさつ以外はしないで居た。
秋の野外は過ごしやすく、更には哀しいほどお天気、写真日和。
公園の樹々、咲く花、ひなたぼっこするネコ、空と陽光。
それらの陰影にシャッターを切りながら、不意打ちにその親父さんに出会った。
モードは警戒解除の自由さで歩いていたのもあり、日向で二人小一時間ほど話した。ココに辿り付くまでの人生と今と。お互い全部さらけ出し。
私にはもう特別な他者への期待は、何一つ無いんですよ。。。
途中「でも、結果ココに住めて良かったですよ」と言われ、お互いを隔てる何かが溶けた。
暑さが去り、一番好きな季節が訪れ、いつもに増して昨日は、三万歩。
最近は、橋を渡って昔住み・歩いていた場所にまで足が行ってしまう。
そのおかげで、今日は腰痛・足の腫れを起こしていた。
それでも、こんな幸せな陽気・東京日和は無い。もったいない。そういう訳で、外に出たのだった。「あまり歩くと、月―金に響くから、今日は遠くに行かず」と島をとろとろ。
日差しはけっこう厳しかったが、それが街に陰影を付け、それぞれの表情を鮮やかに浮かび上がらせる。
■YMO 「シャドウズ・オン・ザ・グラウンド」1983(散会ライヴ)■