19時半、今日やれる範囲のことを終えて、「ヤツ」にクサイクサイおならであいさつして去る。
『命と引き換えにするほどの仕事は無い。』
『基本、短時間で如何にラクしてブレイクスルーするかが大事。』
反して遅く迄働けば、何かをした気に自己満足している。。。。
そうとしか見えない人・その思想を空気に反映させて支配する病んだ「ヤツ」。
繁閑・抑揚をつけることなく、ひたすら不夜城の蛍光灯が、
こんびにえんすすとあーのように、白い抑揚の無い空間をなしている。
***
先日実家で、老夫婦がいつも掛けているらしき、ふだんは見ない夕方の「ばらえてい~ニュース番組」が流れていた。
「最近は、『ズボラめし』が、はやっているんですよ~。」
馬鹿っぽい女子穴が、わざとらしく特集コーナーの前振りをする。
そんなコトバは、じふんの耳ではみじんも聞いたことは無い。
どーせD通などが関わる、お得意の詐欺・ニセブームだろう。
或いは、仕事もしていないのに。。。。
なんら主婦がする家事等々もせずに遊びほうけるは。。。。
じふんで産んだコドモを、平気で殺処分してしまうは。。。。
そんなこわ~い方々の延長線上だろう。
そんな風に思っていた。
だが、一般人をよそおった・ヤラセ家族はともかく、
その料理は手数を掛けないにもかかわらず、くふうとアイデアに満ちていて感心しきりだった。
ぜんぜん「ズボラめしじゃ無く、立派なる料理じゃないか。。。」
掛けた時間や労力・と・仕上ったものの質は、まったく比例しない。
また100である必要もない。
当たり前のことであるが。。。。
***
さてさて、今夜も気持ち・モードを切り替えて、音楽を聴く。
1983年10月18日の深夜。
「高橋幸宏のオールナイトニッポン」は、通常、三宅さんや小倉さんなどとの愉快な世界に始まるが、この日は、深夜1時YMO・3人でのトークでスタート。
そして、途中で「YMO散開」を笑いながら、こんにゃく問答で押したり引いたり、
ウソだかホントだかわからない、煙に巻くような世界が1時間続いた。
本来、YMOのラストアルバムは「浮気なぼくら」だった。
結果的には、
A面&B面合計60分の、レコードの収録時間・カッティングの限界までの長さのアルバム「サーヴィス」が発表された。
1983年12月14日発売。
ホントは、21日発売だったが、一週間前倒しでの発売となった。
本来は作るはずではなかったアルバムが晩秋に実を結ぶ。
大好きな想い出の曲は多いが、今日は・今日の青空とイチョウたちの鮮やかな美しい日に、この曲をささぐ。
この、ゆったり感。
光、まばゆき。
もはや、ここには、いさかいも、あらがいも、
なにもない。
みじんもない。
ゆったりと、1983年12月31日のYMO散開に向けて、優しい音が響いていた。
■YMO 「Shadows On The Ground」1983■
〈オマケ〉再び2003年晩秋の写真より。谷中。