タイトルは、ムーンライダーズの武川雅寛さんの夏のソロアルバム「とにかくここがパラダイス」のパクリ。
しかし、やっと。
単なる一時的ではあっても。。。
<今>は社会の歯車から脱出した「パラダイス」。
それは、お酒をたんまり呑んだせいではない。
ビールごときで酔う自分では無い。
ただ、一時的でも、やっと今週の仕事を終えたシェルターでの開放感や「あ・か・る・い・よ」(By清志郎&教授)が自精神には満たされている<今>しかない感覚。
***
曲は、山椒魚=かたちんばの暗~い・暗~い、素浪人時代へ突入中の1985年8月。
そんなさまよえる時期に聴いた曲ではあるが、いとおしい音楽。
EPO(エポ)さんの「音楽のような風」。
夕焼けの海に恐竜たちがたたずむ・ナチュラル感しか漂わない素晴らしいビクターのCM曲。
鬱なのか精神分裂病なのか病名などどーでもいいのだが、
どん底だった逃げ場無い世界。
「NO WAY OUT=出口無し」世界。
その1985年の救いだった大事な曲。
たくさん・たくさん、癒してもらったEPO(エポ)さんの名アルバム「パンプ・パンプ」の中の1曲。
(「スウィート・エモーション」「切りすぎた前髪」「12月のエイプリルフール」も大好きだが)
体育大出身ということで、やたらと「元気!」やアクティヴというウソ臭い芝居。
それを演じることをレコード会社からイメージ戦略として強要されてきた彼女が、やっと「ほんとうの自分」の足がかりを掴んだアルバム。
教授が設立したMIDIレーベルからの作品。
それまでのイメージから一転して、アダルトなイメージ。
ストレートな髪で自然体で歌うEPOさん。
男しか居ない(女性の居ない)家庭も文武両道極道高校時代も含め・汗臭い男世界にしか居られなかった自分にとっての、1985年のEPOさんの輝き。
「きれいなお姉さん」的憧れの女性だったEPOさん。
それは、それまでのニセモノのイメージを捨て去り、新しく「素(す)」の姿で音楽と対峙したからこそ、音に反映した美しさ。
***
後に知ることだが、EPOさんは厳しく自分の娘を否定する母親との齟齬と抗いを繰り返し、苦悩を抱えていたという。
そこを越えて、真っ白な姿で化粧を落とし・仮面をはぎとり、自分の素顔を出せたのがアルバム「パンプ・パンプ」だった。
彼女の母親との葛藤は、その後、アッコちゃん(矢野顕子さん)がやっていた「出前コンサート」や、セラピスト(新興宗教ではない魂の癒し)などの仕事へと繋がっていく。
当時、NHK-FM日曜の夜に渋谷陽一さんがやっていたマルチメディア番組。
EPOさんがこのアルバムをたずさえた渋谷さんとの対談があった。
・・・これまたどこかに行ってしまったが、その録音テープ。
その対談に共感を覚えた自分は、想いのたけを書いてこの番組にハガキを出した。
そして、なんとEPOさんのサイン色紙のプレゼントに当たったのである。
大事な大事な宝物。。。。
(と言いながら、この巣窟のどっかに保存されていて、今は居場所は不明。)
「EPO April Fool In December(12月のエイプリルフール)」
と記載され、サンタさんの絵が描かれた色紙。
疲れて気弱なこんな夜には、せめて夢の中だけでも、
こんな素敵な曲・素敵なお姉さんに甘えさせて欲しい。
今でも、この頃のEPOさんの美しさ・風のような音楽は、自分の中で生きている。
しかし、やっと。
単なる一時的ではあっても。。。
<今>は社会の歯車から脱出した「パラダイス」。
それは、お酒をたんまり呑んだせいではない。
ビールごときで酔う自分では無い。
ただ、一時的でも、やっと今週の仕事を終えたシェルターでの開放感や「あ・か・る・い・よ」(By清志郎&教授)が自精神には満たされている<今>しかない感覚。
***
曲は、山椒魚=かたちんばの暗~い・暗~い、素浪人時代へ突入中の1985年8月。
そんなさまよえる時期に聴いた曲ではあるが、いとおしい音楽。
EPO(エポ)さんの「音楽のような風」。
夕焼けの海に恐竜たちがたたずむ・ナチュラル感しか漂わない素晴らしいビクターのCM曲。
鬱なのか精神分裂病なのか病名などどーでもいいのだが、
どん底だった逃げ場無い世界。
「NO WAY OUT=出口無し」世界。
その1985年の救いだった大事な曲。
たくさん・たくさん、癒してもらったEPO(エポ)さんの名アルバム「パンプ・パンプ」の中の1曲。
(「スウィート・エモーション」「切りすぎた前髪」「12月のエイプリルフール」も大好きだが)
体育大出身ということで、やたらと「元気!」やアクティヴというウソ臭い芝居。
それを演じることをレコード会社からイメージ戦略として強要されてきた彼女が、やっと「ほんとうの自分」の足がかりを掴んだアルバム。
教授が設立したMIDIレーベルからの作品。
それまでのイメージから一転して、アダルトなイメージ。
ストレートな髪で自然体で歌うEPOさん。
男しか居ない(女性の居ない)家庭も文武両道極道高校時代も含め・汗臭い男世界にしか居られなかった自分にとっての、1985年のEPOさんの輝き。
「きれいなお姉さん」的憧れの女性だったEPOさん。
それは、それまでのニセモノのイメージを捨て去り、新しく「素(す)」の姿で音楽と対峙したからこそ、音に反映した美しさ。
***
後に知ることだが、EPOさんは厳しく自分の娘を否定する母親との齟齬と抗いを繰り返し、苦悩を抱えていたという。
そこを越えて、真っ白な姿で化粧を落とし・仮面をはぎとり、自分の素顔を出せたのがアルバム「パンプ・パンプ」だった。
彼女の母親との葛藤は、その後、アッコちゃん(矢野顕子さん)がやっていた「出前コンサート」や、セラピスト(新興宗教ではない魂の癒し)などの仕事へと繋がっていく。
当時、NHK-FM日曜の夜に渋谷陽一さんがやっていたマルチメディア番組。
EPOさんがこのアルバムをたずさえた渋谷さんとの対談があった。
・・・これまたどこかに行ってしまったが、その録音テープ。
その対談に共感を覚えた自分は、想いのたけを書いてこの番組にハガキを出した。
そして、なんとEPOさんのサイン色紙のプレゼントに当たったのである。
大事な大事な宝物。。。。
(と言いながら、この巣窟のどっかに保存されていて、今は居場所は不明。)
「EPO April Fool In December(12月のエイプリルフール)」
と記載され、サンタさんの絵が描かれた色紙。
疲れて気弱なこんな夜には、せめて夢の中だけでも、
こんな素敵な曲・素敵なお姉さんに甘えさせて欲しい。
今でも、この頃のEPOさんの美しさ・風のような音楽は、自分の中で生きている。