こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2012年9月5日 水曜日 Shiny Two Shiny  「Moment To Moment」'82

2012-09-05 22:01:31 | 音楽帳
70年代末から80年代初頭のテクノポップ。
東京を発信基地としたサブカルチャーの躍動。

ヨーロッパを中心として世界への波及。
誰もかしこもリズムボックスとシンセ1台買ってテクノ・・・・。
やたらめったらさまざまなバンドが出現した。

1981年ロンドン-東京-YMOと繋がった線の上で、ニューロマンティクスが登場。
その後、1982年は単なるサブカルチャー領域にとどまらず、この流れは中央のポップスを侵食していく。
また、道の真ん中側を歩く連中がテクノへ接近する相互作用。

そして、1983年はそういった機械音への流れの反動からニューアコースティックムーヴメントが生まれる。
スタイルカウンシル、トレイシー・ソーン、ベン・ワット他。
もうこの1983年には、機材の進歩からテクノポップではなく・エレクトロニクスポップと言われるようになっていた。

この頃、チェリーレッドレーベルやクレプスキュールレーベルが注目されるようになる。
静かな音、静かなる人々。
それは単なる過去あった素朴なギター一本でポロンポロン・・・なるフォーク的世界とは異なる。
進化した世界であらゆる良質音が出来うる中、あえて意志を込めて小さな・目立たたない音の道を選択していること。
ロックに向かわないこと。

それは、カウンターカルチャーとしてのロック等を背負った過去の長い髪・長いジーンズ。。。
そういう世界の中で奏でられた音とは大きく乖離する位置にある。

いったん大幅に振り子がテクノに振れた後の揺れ戻し・相対する音楽という意味で、人工的要素すら含みを持たせた感触。
純度・透明度の高い音楽。

***

シャイニー・トゥー・シャイニー(shiny two shiny)に出会ったのは、1983年か1984年の「FMトランスミッション/バリケード」だった。

下写真の青いジャケットのアルバム「Halfway Across The Rainbow」に収録された「boy from ipanema」。
イパネマの娘、ならぬ、イパネマの少年。

簡素なリズムボックス、とカシオトーン的シンセ。
そこにキレイに透き通り・涼やかな声の女性ヴォーカル、そしてエコー。
当時、いたく気に入った曲だった。



この後、再度「FMトランスミッション/バリケード」で、シャイニー・トゥー・シャイニー(shiny two shiny)の「moment to moment」というさりげない曲に出会った。
この曲は未だにカセットテープでしか持っていない。

どうやらコンピレーションLPに収録された曲らしいが、それ以上のことは分からない。
カセットテープで聴いた温かみのある音とは少し異なるが、YOUTUBEにこの曲がアップされていたので紹介す。

■Shiny Two Shiny 「Moment to Moment」■


コメント (9)
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