兄からの「クリスマスCD」のプレゼント。
全21曲。幼い頃聴いたカーペンターズはともかく、それ以外は聴いたことの無い曲が多く入っている。
このコンピレーションCDは、とても穏やかで静かに満ちた曲が多い。
特に気に入った曲を、今夜は送る。
まるで冬の外気・空・樹木・雪のしんしんと降る音が聴こえてきそうな。
バーブラ・ストライザンドの「アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス」。
昨夜、TBSラジオで、小さなコドモが独白するCMがあった。
「サンタさん。
今年はお母さんが居ません。
お母さんが居ないクリスマスなんか、ボクはサンタさんにお願いなんかしてないですよ。
ねえ、サンタさん。
来年は、ちゃんとボクの願いをかなえてくださいよ。」
それが、何を意味し・何を言おうとしていたのかは明白。
2011年という、とんでもない事態に突き進んだ、異例なる年のクリスマス。
亡くなった魂への鎮魂と祈り。
自然を越える神などは居ない。
未来がまったく見えなくなった中、それでもあえてウソ臭いことを言う。
「どうか、ご加護を。
来年こそは・・。」
■Barbra Streisand 「I'll be home for Christmas」■