6月2日は宇治市にある三室戸寺に来ました。こちらの紫陽花苑は規模が大きく種類も多いのが特徴です。
7月11日までの開園で週末の土曜日、日曜日にはライトアップも行われます。
拝観受付を終えて朱色の山門を潜ると右手に紫陽花苑が広がっています。
前日の1日に開園したばかりですが、例年より一週間程開花が進んでいます。
また、花の数は多くはないですが充分に楽しめます。
梅雨の時期、ひと雨毎に花の数を増やし、輝きを増す紫陽花の花、これからも楽しみなところです。
今年は本堂に登る石段60段に鉢植えの紫陽花の花で"昇り龍"が表現されています。
約600鉢の赤、白、青の紫陽花で表現された龍は新型コロナウィルスの終息と景気回復を願い、寺宝の曼荼羅にある宝珠を求めて天を昇る龍の姿を紫陽花の花で表現したものだそうです。
本堂にお祀りをし、境内を散策します。
ご本尊の十一面観音さまは秘仏の為、いつもお厨子が閉められています。
本堂の東側には親鸞聖人の父君・日野有範の墓があります。
さらに東側には鐘楼と三重塔があり宇治の山間に佇む山寺の雰囲気が漂います。
しかし、西国三十三所霊場の札所でもあり常に参拝者の多いお寺です。
山裾にひっそりと置かれているのは源氏物語宇治十帖の"浮舟"の古蹟です。
源氏物語に登場する場所にそれぞれ古蹟の碑が建っているのは凄い事ですね。
来月には蓮の花が境内を彩ります。