京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

東福寺塔頭 栗棘庵の紅葉と京料理高澤の紅葉弁当

2021年11月30日 21時01分00秒 | 日記
 11月26日はもみじの"超名所"の東福寺へと来ました。





栗棘庵(りっきょくあん)の門前には"京料理高澤"の大きな看板と紅葉弁当の写真があります。

毎年こちらで頂いていて僕にとっては"この時期の風物詩"の様になっています。







受付で3500円を払い、本堂の西の間に案内されます。















ご覧の通り、本格的な京料理の弁当です。
味付けもしっかりとしていて満足度の高い弁当です。









本堂前庭を眺めながら京料理の老舗弁当が頂けるのですから東福寺塔頭の中でも"穴場"だと思っています。









素晴らしい紅葉ですが、毎年発色が悪くなっている様に感じます。






泉涌寺 別格本山雲龍院の夜間拝観

2021年11月29日 09時31分00秒 | 日記
 比叡山延暦寺から京都駅行きのバスに乗り出町柳で下車、京阪電鉄東福寺駅で降ります。







真言宗 泉涌寺派 別格本山の寺格を有する雲龍院の夜間拝観へと来ました。







「れんげの間」には4枚の雪見障子があり窓からは庭の違った眺め(絵)を観賞出来ます。

かって、"報道ステーション"の中継で訪れた青山愛さんのお気に入りの景色です。
帰国子女の彼女はテレビ朝日を退職され、今はスイスのジュネーブにある国連難民高等弁務官事務所で働かれています。







水琴窟「龍淵のさやけし」
竹筒からはいい音色が聴こえて来ます。



悟りの間。

月窓の間。
 
照明に浮かび上がるもみじは美しいです。





霊明殿には後光厳天皇・後円融天皇の坐像がお祀りされています。
雲龍院の寺格が高いのは、皇室との関係が深く、このおふたりの坐像をお祀りしている由縁です。

庭園に据えられた石灯籠は、徳川最後の将軍慶喜公が寄進したものです。







受付でお寺の"由緒書き"と"見どころ"のパンフレットを頂けます。
初めての方に親切な対応ですね。





台所にお祀りされている"走り大黒天"です。
左足が一歩前に出た走っている姿の大黒天さまです。

庫裏には"韋駄天さん"がお祀りされているお寺は多いですが、大黒天は珍しいですね。












比叡山延暦寺 特別拝観(戒壇院・法華総持院東塔)

2021年11月28日 11時09分00秒 | 日記
 11月19日は比叡山延暦寺で特別拝観中の戒壇院と法華総持院東塔の公開に行きました。







先ずは大講堂にお参りします。
今年は伝教大師最澄1200年大遠忌の年で各宗派のトップの方々がお参りに来られています。
この日は日蓮宗の方でした。







比叡山延暦寺の中心となる根本中堂は平成・令和の大改修工事中ですがお参りが出来るような工法が取られています。





工事現場が見学出来る様に展望デッキが設けられ、ここからの撮影は許可されています。



根本中堂の向かいにある文殊楼です。
いつもは二階に上がれますが、この日は結界が設けられ、登れない様になっていました。
そうなってしまったのでしょうか?





比叡山延暦寺の大書院です。
天皇さまや上皇さまが来られた際に休憩所となる施設です。

明治に煙草の製造・販売の権利を明治政府に売却し"煙草王"と呼ばれた村井吉兵衛の東京本宅を移築した建物です。





いよいよ内部が初公開の戒壇院へ。

延暦寺の諸堂の中でも最も重要なお堂のひとつで、天台宗の僧侶でも授戒を受けて正式な僧侶となる為にで一生に一度のみ入堂が許されているお堂です。
従って、一般の人が入堂するのは初めての事だそうです。




内陣には釈迦牟尼仏、文殊菩提、弥勒菩薩がお祀りされています。



次に法華総持院東塔を拝観します。

最澄が国土と国民を経典の力で護るため、全国6ヶ所に建立した宝塔の中心です。

長らく途絶えた東塔でしたが鎌倉時代の絵図を手がかりに昭和55年(1980)に約400年ぶりに再建された塔です。







内部には密教におけるふたつの世界である胎蔵界と金剛界の世界が拡がっています。

中央須弥壇には胎蔵界大日如来五仏がお祀りされ、壁には左に「法華経安楽行品説法の図」が、右には法華経方弁品説法の図」が描かれています。

裏堂にも法華経の世界が描かれています。





今回の特別御朱印を授与して頂きました。




東寺(教王護国寺)の紅葉とライトアップ

2021年11月26日 11時10分00秒 | 日記
 梅小路公園から徒歩で東寺へ。

東寺のライトアップは京都でも最も美しく、京都らしい風情を感じる光景だと思っています。




大宮通り沿いの慶賀門から入場し、東寺の境内に、、、
まずは宝蔵の堀に映る五重塔の美しさに感動します。

昼間に見せる表情とは全く異なり水と紅葉に浮かぶ姿には優しさを感じます。

五重塔(国宝)は東寺のシンボル、いや京都のシンボルである事を実感します。










瓢箪池に映り込む五重塔も感動ものです。

また、東寺の夜間拝観のいい所は金堂と講堂とが拝観出来るところです。





東寺の金堂(国宝)です。

文明18年(1486)に焼失しましたが、豊臣秀頼の発願により慶長8年(1603)に竣工しています。
桃山時代を代表する建築物です。





内部には薬師三尊(重文)がお祀りされています。











東寺の講堂(重文)です。

嵯峨天皇により官寺である東寺が弘法大師空海に下賜され、空海は真っ先に講堂の建築に取り掛かり、承和2年(825)頃に完成しています。

内部は大日如来坐像を中心に21躰もの仏像が安置されています。

弘法大師が密教の教えを表現する為に造られた立体曼荼羅(密教浄土の世界)です。

21躰中16躰が国宝、5躰が重文の凄さです。









何度、訪れても素晴らしいお寺です。







梅小路公園「朱雀の庭」紅葉まつりライトアップ

2021年11月25日 08時41分00秒 | 日記
 11月18日の夜は、京都駅の西に広がる梅小路公園の中にある「朱雀の庭」の紅葉まつりに来ました。





随分と前になりますが京都の庭園に魅せられもっと深く知ろうと"庭園講座"を受講した所です。

平安遷都1100年を記念して創建されたのが平安神宮で、100年後の遷都1200年を記念して造られたのが梅小路公園です。

公園内には"京都水族館"や"鉄道博物館"があり、最近にはJR西日本の新駅「梅小路京都西駅」やホテルの開業などで注目のエリアになっています。

「朱雀の庭」は公園の南のJRの線路に沿うように作庭された庭園です。







京都の庭園が長い年月、培ってるきた作庭技術や技法の粋を結集して造られた「平成の名庭」です。



また、石碑にもあるように、平安時代末には平清盛の邸宅「西八条第」の跡地でもあります。










JRの電車の音が時折、気になりますが変化に富んだ素晴らしい庭園です。
昼間は200円、ライトアップの時は400円で楽しむ事が出来る"穴場"です。

もう一ヶ所、徒歩で行ける東寺の夜間拝観に向かいます。