京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

2019錦秋の京⑩今熊野観音寺

2019年11月30日 06時45分00秒 | 日記
 新善光寺を後にし、今熊野観音寺に来ました。こちらのお寺も西国三十三ヶ所観音巡礼の第15番札所になっており参拝者でいつも賑わっています。山号は"新那智山"で生涯に熊野詣を34度もされた後白河法皇により賜っています。







東山三十六峰のひとつ今熊野山の麓に佇み、渓谷に掛かる朱色の鳥居橋を渡ると今熊野観音寺の境内です。






まず最初に迎えてくれるのが"子護大師像"です。未来を担う子供達に寄り添う弘法大師さまです。
お大師様の上を天蓋のように覆うもみじが朱、赤、緑、そして青空とのコントラストが見事です。








この日は西国三十三ヶ所観音巡礼草創1300年の記念で秘仏で弘法大師作と伝わる十一面観音立像が特別公開されていて、200円を志納し、お詣りさせて頂きました。
単眼鏡で見ると、やや粗削り感のある観音さまで、弘法大師作と伝わるのも満更偽りではないように感じます。

境内には大師堂や多宝塔、大師が錫杖でもって掘りあてた五智水が湧く"五智の井"があります。

境内にはお茶屋さんが出ていて、参拝後に団子が2本とぜんざい、お茶が付いたセットを頂きました。












2019錦秋の京⑨泉涌寺塔頭 新善光寺

2019年11月29日 07時44分00秒 | 日記
 11月23日、白沙村荘橋本関雪記念館の後、市バスで新善光寺に来ました。
今年の春に訪れた際、記帳していたのでご丁寧に秋の「新善光寺展」の案内を頂いていました。








1243年に後嵯峨天皇の勅願寺として一条大宮の地に創建されてから770年の歴史あるお寺です。
しかし、昨年の秋の公開までは全くの非公開寺院でした。









ご本尊さまは阿弥陀如来立像で信州善光寺と同仏同体に鋳造された鎌倉時代の仏さまです。脇侍に観音菩薩、勢至菩薩がお祀りされています。

書院では寺宝の長恨歌や工芸品、襖絵が出展されています。

本堂でご住職のお話をお聞きし、お寺の御由緒や泉涌寺の塔頭となった経緯などをお聞きしました。  
それによると、後嵯峨天皇の勅願により創建された新善光寺は応仁の乱の兵火に遭い、文明5年(1473)後土御門天皇の勅命により泉涌寺に移されたそうです。








境内には愛染明王がお祀りされており、毎年1月の成人の日に行われる泉山七福神巡りの番外として親しまれています。
因みに、泉涌寺塔頭にお祀りされている七福神と、こちら新善光寺の愛染明王と泉涌寺楊貴妃観音の番外2ヶ所の計9ヶ所を巡る行事で多くの参拝者で賑わいます。

次に、こちらも紅葉が見事な今熊野観音寺へと向かいます。




石山寺 紅葉ライトアップイベント

2019年11月28日 09時21分00秒 | 日記
 湖南三山を訪問後に石山寺に来ました。まだ陽もあり明るかったので昼夜共通券を購入、別々で買うより200円安いです。








石山寺の歴史は古く奈良時代に活躍した高僧良弁僧正を開基として開かれたお寺です。
また、西国三十三ヶ所観音巡礼の札所にもなっており、四季を問わず年中参拝者で賑わっています。






寺名の由来ともなった珪灰石(けいかいせき)とその岩盤の上に建つ多宝塔(国宝)ともみじの景観は圧巻です。

境内には1000本ものもみじがあり、そのほとんどは葉が小振りな"いろはもみじ"です。








昼間の拝観を終えて、17 時半からの夜のライトアップを待ちます。
昼間とは全く違った顔を見せてくれます。
ライトを当てられたもみじはこれから始まる長い冬を迎える前、精一杯にその美しさを主張しているかのようです。


















一日に昼間と夜間を拝観すると、伽藍のひとつひとつ、木々の一本一本、石のひとつひとつの表情の違いに驚かされます。

"昼間行ったから夜はもういいや!"ではなく両方とも行って見て下さい。
きっとその表情の違いに驚かされ、感動を覚えると思います。

この日は関西放送の「報道ランナー」の生放送があり、お天気担当の片平さんが何度もリハーサルを繰り返し本場に備えておられました。








"来年も、美しい紅葉🍁が見れますように、、、"と心の中で祈りながら石山寺を後にし、梅小路公園へと向かいました。




2019錦秋の京⑧酬恩庵一休寺

2019年11月27日 20時14分00秒 | 日記
 11月25日は京田辺市にある酬恩庵一休寺に来ました。寺名が示すように一休さんが晩年を過ごされ入滅されたお寺です。






昨年のJ R東海「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーン寺院に選ばれ一躍脚光を浴びました。
一年経った今日の平日でも以前よりはるかに参観者が多いです








一休さんこと一休宗純は第100代後小松天皇の皇子でもあり、その陵墓エリアだけは宮内庁の管轄になっています。

由緒などは以前にも記事にしているので最小限にし、素晴らしい紅葉風景を見て頂けらたらと思います。












この日は風が強く、色付いたもみじの葉がさかんに落葉して様子を見れました。参道の敷きもみじも美しいです。








この日は風が強く紅葉したもみじの葉がひらひらと落葉していく様子はまもなくやってくる冬の到来を感じさせます。




2019真如堂(真正極楽寺) 夜間拝観⑦

2019年11月27日 08時45分00秒 | 日記
 11月23日の最終は真如堂のライトアップに来ました。






真如堂は正しくは真正極楽寺と言う天台宗のお寺です。
この秋、J R東海「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーン寺院に選ばれ、この秋注目のお寺です。
数年前からお隣の金戒光明寺ではライトアップが行われていますが真如堂は"されないだろう"と思っていました。

春の桜や新緑、そして本堂前には菩提樹の花が咲き何とも言えないいい香りがします。また、菩提樹の反対側には沙羅双樹(夏椿)が植っています。

初夏には本堂西側に紫陽花苑があり如意ヶ岳の大文字をバックに紫陽花を楽しめます。








残念ながら本堂をはじめ諸堂は閉まっており、ご本尊の阿弥陀如来さまに近くでお詣りは叶いませんでした。(ご本尊さまは秘仏で毎年11月15日の1日だけご開帳されます。)

また、書院前に如意ヶ岳を借景に釈迦の入寂を石で表現した"涅槃の庭"や重森三玲のお孫さん千青(ちさを)さん作庭の"随縁の庭"のふたつの素晴らしい庭園がありますが今回そのライトアップが見れなかったのが残念です。

金戒光明寺の境内を通って来たので撮影した画像もご一緒に見て下さい。