京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

マロンの森(京都市山科区)マールブランシュ

2024年07月19日 08時13分00秒 | 日記
 7月14日、MIHOミュージアムの帰り、京都東インターを出て"マロンの森"へと来ました。





今までずっと行ってみたいと思っていましたが、なかなか機会がなかったです。





国道1号線に面していますが、緑に囲まれ館内は車の音は全く聞こえません。





館内にはガラス越しにお菓子工房が併設されていて、マールブランシュご自慢の美味しいスイーツの出来立てが頂けます。







オーダーしたのは"マロンの森"限定の「マール・ザ・チーズケーキ 〜とろとろ生仕立て〜」とアイスカフェ・オ・レ。

ロマンの森の人気商品「マール・ザ・チーズケーキ」が喫茶限定のとろとろ生仕立てで登場します。

クリームチーズの濃厚なコクはそのままに、よりレアな食感が大きな特徴です。

思わずすくいたくなる程の柔らかさが楽しめるのは、工房併設店ならではですね。

横に添えたベリーのソースには苺とブルーベリーの果肉を加え、甘酸っぱい酸味がチーズケーキの美味しさをより一層引き立てています。

このとろとろ食感のチーズケーキは今まで食べた事がないです。









他にも限定商品が多数あり何度も訪れてみたいです。





京都駅に隣接しているJR伊勢丹3階にある"マロンの森"に雰囲気は似ています。





祇園祭前祭 山鉾巡行

2024年07月18日 12時28分00秒 | 日記
た 7月17日は、祇園祭山鉾巡行を京都市役所前の観覧席から見学しました。





毎年頂く京都市文化観光資源保護財団の招待券です。
河原町御池の辻回しが見れる絶好の場所です。

9時からの受付ですが8時過ぎに到着し5番目で最前列を確保しました。

先頭の長刀鉾が通るのが10時20分頃の予定、、、この日は曇天で、ここ最近では最も楽な観覧です。
しかし、地上は暑いので10時まで地下街のゼストに避難?していました。







10時半過ぎにようやく長刀鉾がやって来ました。

常に先頭を行く長刀鉾、、、凄い威厳を感じます。








祇園御霊会に最も近いと言われている綾傘鉾です。
"棒振り"も見事です。





いつもより山鉾の巡行が遅いと思っていましたが、鶏鉾の後車輪の一部が破損するアクシデントがあり、後の山鉾が抜かして行くのに時間を要した様です。



事前準備を十分にしていても、こんなトラブルが起こってしまうのですね。











孟宗山

平山郁夫筆の胴懸「砂漠らくだ行(日)」「砂漠らくだ行(月)」は、平成20年、21年に新調され鮮やかな青色が目を惹きます。

















各山鉾の懸装品の美しさに目が釘づけになります。



屋根にカマキリが乗る蟷螂山ですが、途中にカマキリの手が取れるハプニングがありましたが、鶏鉾の件で影が薄くなっていました。









最後の三基は"くじ取らず"の放下鉾、岩戸山、船鉾です。

岩戸山には"木乃婦"の高橋さんが巡行に立ち合われています。

毎年、お声かけをするのが僕の中での"慣例"になっています。



最後の写真は京都市観光協会が昨年から設置している"プレミアム席"です。
日除けや送風機が設置され、一段高く設定されています。

お酒の提供の件で八坂神社の宮司さんが役員を辞められ、物議を醸したのは記憶に新しいです。

その影響からか?お酒の提供が中止され、料金も値下げされした。
それでも15万円です。

こんなプレミアム席って必要なのでしょうか?

一部の収益は、保存会はじめ関係団体に寄付されますが、山鉾巡行はショーでは無く八坂神社の御神輿が通られる前の大切な神事のひとつなのです。
来年は再考して欲しいですね。





MIHOミュージアム 奈良のみほとけ

2024年07月17日 07時17分00秒 | 日記
 7月14日は、滋賀県 にあるMIHOミュージアムへ。

いつもの京都仲間のKさんを京都駅八条口で拾って一路、MIHOミュージアムへ。



平成31年年(2019)に大徳寺龍光院の寺宝に来て以来です。













本館へのアプローチはなかなかの風情がらあり「MIHOミュージアム」へとやって来た感じがします。
周りの自然豊かな景観を保護する為に、建築様式の80%以上を地中に埋設し、建設されています。





今回は「奈良大和路のみほとけ-令和古寺巡礼-」に来ました。









トンネルと吊橋を渡り展示棟へと来ました。



法起寺所蔵の聖徳太子立像です。
(14世紀 鎌倉時代)



法隆寺所蔵の金堂天蓋付属 飛天です。
7世紀 飛鳥時代





今回の目玉ではないでしょうか?
薬師寺所蔵の聖観音菩薩立像です。
7〜8世紀 飛鳥〜奈良時代

薬師寺 ではいつでも見れる観音さまですが、360°見渡せるのは美術館展示の最大のメリットです。

背中部分も丁寧に作り込まれ、当時の鋳造技術の高さに驚くばかりです。



長谷寺所蔵の十一面観音立像です。
13世紀 鎌倉時代

光背は後世の補筆かも知れませんが、完璧に美しい十一面観音さまです。



當麻寺奥院所蔵の中将姫坐坐像です。
17世紀 江戸時代

中将姫伝説の聖地・當麻寺奥院らしい像です。
江戸時代まで長い間、大切に信仰されて来たのがわかります。



談山神社所蔵の多武峰曼荼羅です。
16〜17世紀 桃山時代

大化の改新の立役者のひとり藤原鎌足と息子の定慧上人と藤原不比等が描かれています。



東大寺所蔵の弥勒菩薩坐像です。
9世紀 平安時代



西大寺所蔵の阿弥陀如来坐像
13世紀 鎌倉時代

飛鳥時代の金銅仏も多く見れて、MIHOミュージアムまで来たかいがありました。









レセプション棟まで帰って来ました。

こちらのレストラン ピーチバレイで昼食を頂きました。






京都国立博物館 豊臣秀次と瑞泉寺

2024年07月13日 08時54分00秒 | 日記
 7月8日は、京都国立博物館へ。







月曜日の休館日に何故?と思われた方も多いと思います。

友人のKさんが京博の「清風会」に入会されていて、特別展や企画展の時には定休日に鑑賞会が開催されています。
ご本人と同伴者一名が無料で入館する事が出来ます。





今回の特別展示は豊臣秀次公430回忌特集展示「豊臣秀次と瑞泉寺」です。

午後1時30分から1時間、京博の研究員の方の講演がありました。

展示資料や図録の内容をPWを使って詳しい解説がされ、今まで知らなかった事も多く大いに勉強になりました。

ホント、秀吉の晩年は秀頼可愛さで国政をないがしろにしてしまい全てにおいて"晩節を汚してしまった"の一言に尽きると思います。
その被害者のひとりが秀吉の姉の子(秀吉にとって甥)・秀次公とその一族ではないでしょうか?

その後、14時30分から16時まで展示品の鑑賞の時間です。




① 瑞泉寺裂

瑞泉寺伝来表具裂(きれ)、通称『瑞泉寺裂』です。
京都市指定有形文化財に指定されていて、京都国立博物館に寄託しております。
事件に連座した秀次公の子女妻妾ら三十余名の辞世の和歌懐紙を彼女たちが着用していた小袖などの裂で表装したものです。

しかし、表装に使われている小袖はこの日の講演者・山内麻衣子主任研究員さんによると江戸時代の物だそうです。







② 瑞泉寺縁起

秀次事件とその後瑞泉寺が建立されるまでのストーリーが絵とともに語られています。

巻一/秀吉と秀次の誕生から天下取り、秀次の出世、そして秀頼誕生と秀次謀叛の嫌疑まで。
巻二/関白位を剥奪された秀次が高野山へ上がり家臣らと自刃するまで。
巻三/秀次の首が京に運ばれ一族の処刑とその後に塚が築かれるが、後に荒廃するまで。
巻四/角倉了以の発願により「塚」の跡に御一族墓域と瑞泉寺が建立され、その後天和三年に寺が再建整備されたことまで。







③ 刀と槍と長刀

秀次公愛用と伝わる刀と槍です。
錆びがひどいのですが、磨けばまたもとの輝きを取り戻すとのことですが、これもなかなか費用のかかる事だそうです。

戦後すぐに一度GHQに押収された跡のラベルなどが痛々しく、これも歴史のひとつの面を伝えるものと言えます。



④ 扇面

今回、京都国立博物館から里帰りしたもののひとつです。

秀次公の手による書が書かれています。
誰かに褒美として渡されたもののようです。
扇は屏風やお軸の形で保存されているものは多いけれど、400年前の扇そのままの形で残されているものは少なく、貴重なもので木の骨も残っているので、いずれ補修して元の形に復元されてはいかがと学芸員さんから言われているそうです。









⑤ 一族の御影

高野山で自刀した秀次公と家臣達並びに三条河原で処刑された御一族の御影。
京都市歴史資料館に寄託されているもののレプリカですが、精巧に作られており、秀次公ならびにご一統の面影がよくわかるお軸です。3服が残されています。

幼い女の子も多く、その多数は人質として側室に上がった方です。

ここまで連座して処分される必要があったなでしょうか?
我が子・秀頼の為とは言え、残虐な粛正に思えます。





今回は室町時代の胴丸・縹糸威胴丸(はなだいとおどしどうまる・重文)も修復を終えて特別公開されています。(8月4日まで)

休館日なのでゆっくりと鑑賞する事が出来ました。






村上隆もののけ京都 京都市京セラ美術館

2024年07月11日 09時53分00秒 | 日記
 7月4日は、京都ブライトンホテルで京懐石を頂き、次に京都市京セラ美術館で開催中の「村上隆もののけの京都」を鑑賞しました。











新館の東山キューブでの開催なので、先ずは屋外の展示物を鑑賞。
「お花の親子」(2020年)とルイ・ヴィトンのトランクのインスタレーションが目を惹きます。

東山を背景に意外にも?日本庭園に馴染んだ感じがします。





館の中央ホールに展示されている「阿像」と「吽像」(2014年)です。 









受付を通り最初の展示は岩佐又兵衛筆の国宝「洛中洛外図屏風」(舟木本)をモチーフにした村上版洛中洛外図屏風です。

方広寺大仏殿や祇園祭の山鉾や当時の人々が鮮やかに描かれています。











照明が落とされた広い空間の展示室の四方の壁面には桓武天皇が平安京に遷都されるきっかけとなった青龍、白虎、朱雀、玄武の四神が描かれた高さ5mもある巨大な絵画が浮かび上がる仕掛けになっています。

京都では貴族社会のきらびやかな文化が花開いた影には、飢饉や感染病、地震も頻発する暗い一面も持っています。

そんな暗い歴史もちゃんと認識された展示室になっている様に思います。













暗い展示室を抜けると、一気に"村上隆ワールド"が広がります。

村上隆さんが日本の視覚文化の平面性を捉えて世界に向けて唱えられた「スーパーフラット」の明るく開放感ある世界が広がります。













62歳になられる村山隆さんですが、まだまだ第一線のクリエイターとして活躍されています。