6月11日は久しぶりに平安神宮を訪ねました。







八重紅枝垂桜が名高い南神苑ですが、昭和56年に源氏物語を代表とする平安期の文学書に出てくる草木を約180種類、植栽された「平安の苑」となっています。
























平安神宮は明治28年(1895)平安遷都1100年を記念し建立された神社で長岡京から平安京に遷都された桓武天皇を御祭神に、後に孝明天皇が合祀されニ柱をお祀りしています。



平安京朝堂院の規模を5/8に縮小し建設されました。
縮小されたとは言え、緑釉瓦に朱色の社殿は往時の平安京大内裏を彷彿とさせます。
本殿(大極殿)からお詣りをし、回廊裏に広がる神苑を巡ります。
以前は白虎楼の横に神苑受付がありましたが、御朱印やお守りの受付の横に変わっていました。


八重紅枝垂桜が名高い南神苑ですが、昭和56年に源氏物語を代表とする平安期の文学書に出てくる草木を約180種類、植栽された「平安の苑」となっています。




紫陽花や躑躅、半夏生、菖蒲が可憐に咲いています。


京都の文明開花黎明期を代表する"日本最初の電車"が保存され、近年重要文化財に指定されました。


続いて西神苑です。
花菖蒲と睡蓮がメインの庭園です。


続いて中神苑です。
5月には杜若が綺麗な庭園ですが、今は花菖蒲と咲きはじめの睡蓮がメインです。



こちらには臥龍橋があり池の中を渡る事ができます。
豊臣秀吉が建設した三条大橋や五条大橋の橋脚を再利用したもので今では採取が出来ない白川石が使われています。



こちらのお茶屋さんでひと息いれます。
"アイスコーヒーと抹茶ロール"を注文。
外は30°を超す夏日でしたが茶屋の中は風が吹き抜け涼しいです。
お茶屋さんが作られた抹茶ロールだけに抹茶の風味が凄く感じられ、中のクリーム、黒豆と共に美味しく頂きました。



いよいよ最後の東神苑です。
七代目小川治兵衛の代表作で琵琶湖疏水の水を引き込んだ解放感たっぶりの庭園です。
蒼龍池には泰平閣(橋殿)がかかり、対岸には王朝文化を感じる尚美館(貴賓館)があります。
毎年、4月初めには尚美館を舞台に「紅しだれコンサート」が開かれ春の楽しみになっていましたが、コロナの拡散防止の為に昨年に続いて今年も中止になってしまいました。



いつ訪れても心癒される近代庭園の代表です。