
随分と前の事になってしまいましたが、3月22日は、下鴨神社の南側にある旧三井家下鴨別邸の「弥生呈茶」にいつものKさんと行って来ました。























何度も来ていますが、観光客も少なくゆっくりと三井家別邸を堪能出来る"穴場的な場所"です。
年に数回、茶室での呈茶をされています。

お抹茶は一保堂茶舗、菓子は二條若狭屋と本格的です。






現在の旧三井家下鴨別邸は、大正14年(1925)に、明治13年(1938)建築の木屋町別邸の主屋を移築し、あわせて玄関棟を増築し完成しましたが、茶室は移築以前から当地にあり、次の間に梅鉢型窓と円窓を開けるなど特徴ある意匠が特徴的な茶室です。






この日の10時15分の回は3名だけで、1名の方は早々に退室され、約30分贅沢な時間を過ごしました。






主屋は、三階に望楼を持つなど開放的な造りで、簡素な意匠でまとめられているのが特徴です。
また玄関棟は、和風意匠を基調としつつ椅子坐式の室内構成として天井を高くするなど、近代的な趣を有しています。
近代京都で明治期に建設された主屋を中心として、大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されていて、高い歴史的価値を有する建物です。
平成23年(2011)には国の重要文化財に指定されています。
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