京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京めん(祇園会館1階)

2023年03月31日 08時14分00秒 | 日記
 3月26日は19時45分から高台寺夜間拝観を予約しているので、夕食に祇園会館1階にある「京めん」さんへ。





場所は八坂神社の斜め向かいにある祇園会館の1階にあります。

うどん、そばの名店で吉本の芸人さんがよく通われていて、店内には色紙が多く飾られています。

注文したのは「京めん御膳」



天ぷらや小鉢にかやくご飯が付いたセットものは欲張り派にはいい選択ですね。







京都のうどんはコシが無く柔らかですが、その分、出汁とよく絡み美味しく頂けます。

「京めん」のうどんも出汁にこだわっていて、利尻昆布に花かつお、うるめ、さば、そうだ鰹が使われています。
最後の一滴まで飲み干せる美味しさです。

京野菜の九条ねぎに湯葉も入っています。



かやくご飯には滋賀県産の近江米が使われ、具材も多く、ややうす味ですがうどんとの相性は抜群です。

この日は偶然すぐに席に案内されましたが、店内は外国人の方が3分の2を占めていました。
彼らの情報力は凄いですね。

また、外国人で賑わう京都に戻りつつあります。




高台寺 夜間拝観

2023年03月31日 07時07分00秒 | 日記
 3月26日の最終は高台寺の夜間拝観へと来ました。

JR東海ツアーズのEX会員限定の企画で、唐門から入場し枝垂れ桜の横にある華頭窓からの景色を楽しむ事が出来ましたが、その写真や動画のSNSへのアップは控えて欲しい旨のお願いがありました。





高台寺は何度も記事にしているので、写真をメインにアップさせて頂きます。

方丈庭園は「波心庭」と呼ばれ、専属庭師の北山安夫さんによる作庭です。

庭園の右側(西側)にある枝垂れ桜が見事です。
かってはもう一本枝垂れ桜がありましたが枯れてしまいました。

ここ最近の陽気のせいでしょうか?開花から満開までが早いです。
前回に来たのが3月20日で、咲き始めでしたから1週間も経たない間に早くも満開を迎えています。





今年のプロジェクションマッピングでは「すべての人にねね様のやさしさを-追憶の光-」と題した内容です。

来年は北政所ねね様の400年遠忌の年にあたり、プロジェクションマッピングも北政所ねね様の優しさを表わしているかのようです。

動画を下のリンクに貼っています。




開山堂前の庭園は、小堀遠州の作庭とされ国の名勝庭園に指定されています。



高台寺の開山堂。
開山の三江紹益をお祀りしています。

 

霊屋(おたまや)

内部には豊臣秀吉と北政所ねね様の木造が安置されています。
ねね様の木造の2m地下には、ねね様の遺骸が土葬で埋葬されています。



開山堂と霊屋とを結ぶ臥龍廊です。
龍が斜面に沿って臥しているかのようです。

その後は自由拝観で、更に高台にある茶室の傘亭・時雨亭(共に重要文化財)がありますが、時間も押しているので拝観せずに帰宅しました。



北野をどり(上七軒歌舞練場)

2023年03月30日 08時34分00秒 | 日記
 3月26日、北野天満宮を神職さんの案内で巡りその後、上七軒歌舞練場で「北野をどり」を鑑賞しました。







コロナ前に一度来て以来なので久しぶりの「北野をどり」です。

西口の入口から入り先ずは2階の茶席へ。







大寄せの茶席ですが、ちゃんと芸妓さんがお手前をされ、舞妓さんが隣に控えられています。

偶然にも正客席、次客席に座った方がお点前されたお抹茶を頂けます。

地元「老松」さんの菓子が出されると思いきや「鶴屋吉信」さんの常用饅頭でした。
(茶席及び建物内部は撮影禁止ですので写真はネットからお借りしました。)





いよいよ演劇の始まりです。



上七軒歌舞練場の緞帳は和紙で作られています。

第一部は舞踏劇「夢のうつし絵」





ストーリーもわかりやすく心がほっこりとする舞踏劇でした。

第二部は純舞踏「東西粋曲抄」



今の時代にも伝承されてきた郷土色を持つ民謡を題材にし、座敷芸として芸舞妓さんが演じられます。

第三部はフィナーレ「上七軒夜曲」




"利休椿に見染められ、ちょっと濃茶の四畳半、、、"「上七軒夜曲」は揃いの黒裾引姿の芸妓さんと、色とりどりの華やかな衣裳の舞妓さんが全員揃う恒例のフィナーレです。

最後に芸舞子さんがタオルを客席に投げられます。



後ろに座っていた「そう京」スタッフのTさんの所に来てキャッチされました。
ありがたい事に僕に譲ってくださいました。
緑色の衣裳の"さと葉"さんのサイン入りです。





観劇前に売店で鶴屋吉信さんの「柚子餅」を、庭園で老松さんの「七軒団子」を購入しました。

下鴨神社が「みたらし団子」の発祥だと思っていましたが、北野もその候補地のひとつのようです。



歌舞練場に吊るされている提灯にも「みたらし団子」の意匠が描かれています。

花街の「をどり」は華やかでいいですね。

4月1日からは祇園甲部歌舞練場で「都をどり」が始まります。
4日のチケットを購入しているので楽しみです。





北野天満宮 神職さんと天神さんめぐり

2023年03月29日 08時33分00秒 | 日記
 3月26日はJR東海「そうだ 京都、行こう。」の会員イベントで北野天満宮へ。




ご案内して頂くのは北野天満宮禰宜の東川さんです。
前回、「そう京」でご案内して頂いた時には権禰宜だったので昇格されたようですね。

①  影向松(ようごうかのまつ)





北野天満宮の神紋と言えば「梅」がイメージされますが「松・梅」が正式な神紋で「松」が上位だそうです。

「影向松」は北野天満宮創建からこの地にあると伝わる御神木です。

立冬から立春前日までに初雪が降ると天神さまが降臨され、雪見を愛でながら詩を詠まれるとの伝説があります。

② 松向軒(茶室)





一の鳥居を入って左手には豊臣秀吉が催した"北野大茶の湯"の際、細川三斎公が設けたと言われる「松向軒」の故地に建つ茶室です。

この日は「在釜」の日でしたが、時間の都合で断念しました。

③  楼門





楼門2階には「文道大祖 風月本主」の扁額が掲げられています。

通常は、楼門の先にご本殿がありますが、北野天満宮の場合「筋違いの本殿」と呼ばれ、楼門の先には「地主神社」がご鎮座されています。

ご鎮座年代も「地主神社」の方が11年古い事から地主神社の正面を避けて建てられと言われています。

④  三光門






掲げられている扁額「天満宮」は後西天皇の宸筆です。
内部には「日」と「月」を見る事はできますが「星」が無い為に「星欠けの三光門」と言われています。

一説には、遷都当初の平安京朝堂院は今の千本丸太町にあり、帝が北野天満宮に向かい祈りをされる際、三光門の真上に北極星が輝いていた為とも言われています。

⑤ 東門



現在では一の鳥居の北側にある楼門が正門になっていますが、北野天満宮の成り立ちや歴史を詳細に調査された学者からは「東門」こそが当初の正門だった可能性が大きいそうです。

⑥ 擬宝珠









ご本殿の南東端にある擬宝珠には豊臣秀頼がご本殿や拝殿を造営した証が擬宝珠に記されています。
普請奉行を務めたのが片桐且元です。 

⑦ 裏の社「御后三柱(ごこうのみはしら)」




 
神社は本来、正面から拝むように造られていますが、北野天満宮ではご本殿背面にも「御神座」があります。

お祀りされているのは、道真公のご先祖さま天穂日命、お祖父さまの菅原清公卿、お父さまの菅原是善卿の三柱です。

北野天満宮ではこちらの「御后三柱」も含めて礼拝するのが常とされています。

⑧ 大黒天の燈籠





三光門と東門との間にある石燈籠で、台座に大黒天が彫られた珍しい燈籠です。

大黒天さまの口に小石を乗せて落ちなければ、その小石を財布に入れてお祈りすると生涯お金に困らないと言われています。

⑨ 絵馬堂











長い歴史を持つ北野天満宮です。
多くの絵馬が奉納されています。
西側の側面には「誠」の絵馬?もあります。

絵馬堂はもとはご本殿の南西の位置に向きも今とは違い南北に長い形で建っていたそうです。

今回、北野天満宮の七不思議をはじめ、知らなかった事をたくさん神職さんの東川さんに教えて致き有意義なツアーでした。

出町ふたばの名代豆餅と桜餅

2023年03月28日 08時27分00秒 | 日記
 3月20日、京都御苑で早咲きの桜を鑑賞し徒歩で河原町今出川へ。
ここまで来れば目的地はひとつですね。

「出町ふたば」です。

昔から行列が必須の京の和菓子店ですが、テレビや雑誌で取り上げられる事も多く、最近ではますます行列が長くなる傾向にあります。





この日は"豆餅"を3個と"桜餅"2個とを購入しました。

明治32年、こちら出町柳で創業された「出町ふたば」の初代三次郎は、故郷の石川県小松に昔からあった豆餅を京都で育てたいと願い、創業当初から「赤エンドウを使った大福餅」を作り、以来「出町ふたば」の代表銘菓となっています。

京都の老舗和菓子店の豆餅を数多く食べてきましたが「出町ふたば」に勝る豆餅には出会っていません。
唯一無二の存在です。

羽二重餅の柔らかさに程よい甘さの小豆、塩加減が抜群な赤エンドウとのバランスは"名代豆餅」ならではの美味しさです。

購入した後に鴨川の河原で食べた事も何度かあります。
比叡山から連なる東山三十六峰を眺めながらの"豆餅"は更に美味しく感じます。



今は北海道富良野産の赤エンドウと十勝産の小豆、滋賀県江州産の羽二重餅米を使われています。





「出町ふたば」の桜餅には塩漬けされた桜の葉二枚で包まれいて本体?は見えません。

道明寺粉の皮の中にはこし餡がぎっしりと詰まっています。

桜の葉と一緒に頂くと気分もまさに春爛漫です。