京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

お礼

2018年12月30日 18時51分48秒 | 日記
ブログを始めて早8か月になります。
最初は、京都を巡った記憶を確かめる為に始めました。
ですから、ブログのタイトルにもあるように「つれづれなるままに」更新するつもりでしたが、通勤に1時間半かかるのを幸いに電車の中で書くことが多くなり、気付けば習慣になっていました。(その分、読書の時間がなくなりましたが、、、)

来年も出来る限り更新してまいりたいと思っています。

つたない文章、写真にお付き合いいただた方々に感謝しながら出来る限り平易な文章で、分かりやすい写真にしたいと思っております。

皆さま、よい年をお迎えください!

来年も、このブログとのお付き合いをお願いします。

2018錦秋の京都⑩ 栗棘庵(京料理 高澤)

2018年12月25日 21時47分56秒 | 日記
11月26日は、正覚庵の書院、本堂の拝観を終え、お昼ごはんにやってきたのは、栗棘庵(りっきょくあん)
です。
こちらの塔頭は通常非公開ですが、紅葉の時期にだけ近くにある京料理の高澤さんがお弁当を提供されています。



京料理、仕出しの有名店だけあってどの料理もしっかりと出汁の味が感じられ美味しいです。
ご飯には、自家製のちりめん山椒が載せられ、ちりめんが小さく、とても柔らかく炊かれています。
好みの柔らかさ、味だったのでお土産に買い求めました。

食事をされる方しか入れないので、紅葉🍁の綺麗な庭園を貸切り気分で観賞できるのがいいです。(近くの通天橋や東福寺境内は大変な混雑です。)

これだけのお料理で3250円。しかも、ほぼ貸切り感たっぷりで庭園を観賞出来るのですから来ない手はないと思います。


美味しい京料理をいただき、次に勝林寺に向かいます。

大原三千院 文化財特別鑑賞

2018年12月22日 21時21分47秒 | 日記
12月15日は、京都市文化財資源保護財団の文化財特別鑑賞に参加しました。
三千院の穴穂執事長さまから三千院の由緒や文化財についてのお話を頂きました。

写真の庭園は聚碧園といい江戸時代の茶人金森宗和作庭と伝わる池泉鑑賞式庭園です。







宸殿は修復工事中で覆屋に覆われていて拝観出来ません。宸殿から見る往生極楽院の眺めが素晴らしいだけに残念でした。







また、宸殿より往生極楽院を眺める庭園は"有清園"と名付けられ前者とは趣きの異なる庭園で中国後晋の詩人、左思の「山水有清音」より命名された池泉回遊式庭園です。 春には石楠花が咲いてバックの往生極楽院との対比が素晴らしいです。
また、苔庭の中に、杉村孝さん作の"わらべ地蔵"が置かれていて、すっかり苔庭の住人となっています。苔で雄大な景色大海原を表現しています、

三千院は妙法院門跡、青蓮院門跡とともに天台宗の三門跡寺院のひとつに数えられる由緒あるお寺です。

メインはなんと言っても往生極楽院です、建物は重要文化財でご本尊に丈六の阿弥陀如来、脇侍の観音菩薩、勢至菩薩はともに国宝です。脇侍の観音、勢至菩薩は正座をしてお尻は浮いた状態で今にも立ち上がらんとする「大和座り」と言う珍しいお姿です。これは、救いを求めている人を直ぐにでも救済したいお姿です。
また、天井は舟形天井で、阿弥陀様を光背ごとお堂に収める工夫です。また、創建当時は天井、柱には天女、宝相華が舞い、二十五菩薩が描かれていました。今はその痕跡が残るのみですが、円融蔵にその復元模写が展示されています。
室内は撮影禁止ですので、写真はありません。














無鄰菴 「庭でサロン-香」1回目

2018年12月19日 18時52分44秒 | 日記
12月17日午前は、無鄰菴で「庭でサロン-香」の3回シリーズの1回目に参加しました。





今まで大覚寺さんでお香の講座が時折ありましたがタイミングが合わずに参加出来ませんでした。

今回、無鄰菴でお香の講座があるのを知り参加しました。
お香と言えばまず思うのは奈良正倉院展で見た香木の"蘭奢待"です。確か、足利義政、織田信長、明治天皇など時の権力者によって切り取られた跡に付箋が付けられているのが印象的でした。
さらに忘れてならないのが平安時代の名著"源氏物語"です。
当時の高貴な人たちはそれぞれに自身の香りを持っていたので、その香りを聞けば誰であるのかがわかったそうです。
香炉の上に着物を被せ、お香の香りを衣装に移していたようで貴族の嗜みのひとつでした。
源氏物語の主人公 光源氏は、お香の調合の達人として描かれており、ただの美男子だっただけではなく、その香りでも多くの女性を引き付けていた様子が描かれています。
宇治にある源氏物語ミュージアムにその源氏香の詳しい展示があります。







今回の講座は松栄堂さんがご担当で香木の香りを聞く作法を最初に教わり、次に沈香の3種類の香りを聞き比べさせて頂きました。
すっきりとした香りや甘い香り、また、時間が経つと変化する香りで香道の奥深さを感じるひと時でした。







最後に質問の時間も設けて頂き、僕は"茶道と香道の関係性"についてお聞きしました。

あっという間の30分で来月の講座にも申し込んでいるので次回が楽しみです。

2018嵐山花灯路③

2018年12月17日 22時41分33秒 | 日記
今日、12月17日は京都嵯峨での仕事を終え嵐山花灯路の最終日にまだ行っていなかった常寂光寺を訪ねました。





多くの観光客の方は、渡月橋や野宮神社、その周辺の竹林までを回られる方がほとんどで常寂光寺あたりまで訪ねて来られる方は少ないです。
拝観受付を済ませ境内に入ると、人影も少なく、ほぼ貸切状態でした。













境内の妙見堂の拝殿の天井画が公開されていました。綺麗な色彩で季節の花々が描かれていまし
た。こちらでは、妙見菩薩としてお祀りされています。

春もそうですが夜間拝観は拝観エリアが限られているので多宝塔や開山堂がある上のエリアには行けないのが残念です。ライトアップされた多宝塔を下から見上げた写真です。



常寂光寺は、日蓮宗の寺院で本堂は、小早川秀秋の助力を得て、桃山城客殿を移築したものです。その他、加藤清正、瑞竜院日秀(秀吉の実姉)を始め、多くの京都の町衆が帰依しました。

この日は、雨上がりで空気が澄んでいて本堂や鐘楼あたりからは京都の夜景が美しくまた、月も登っていて藤原定家も同じ光景を見ながら小倉百人一首を編纂したのでしょうか。そんな思いに一瞬駆られます。

















常寂光寺を出て落柿舎の前を通って嵯峨嵐山駅へと向かいました。

今年の嵐山花灯路は、8日の初日、10日、17日の最終日と3回楽しむ事が出来ました。
休日は混み合うので、やはり平日が狙い目です。