京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

鹿ケ谷安楽寺カボチャ供養と真如堂虫払会

2018年07月26日 11時12分02秒 | 日記
さて、今日7月26日に鹿ケ谷安住山安楽寺で毎年恒例のカボチャ供養が9時から15時まで行われています。





寺伝によれば江戸時代寛政年間の初め、京都の粟田に住んでいた玉屋藤四郎が青森に旅行した際にお土産にカボチャの種を持ち帰り、それを鹿ケ谷の庄米兵衛に与え、この地で栽培したところ、突然変異を起こし、瓢箪の形になったと言われています。
この頃の安楽寺の住職真空益随上人が本堂で修行中にご本尊の阿弥陀如来様から「夏の土用の頃に鹿ケ谷カボチャを振る舞えば中風にかからない」と霊告を受けたそうです。
以降、7月25日を供養日に定め、今日に至っています。
220年続く京都の夏の風物詩になっています。

受付、給仕などは檀信徒の方々が行われており配膳は小学生の女の子が行っていて、非常に手際よく参拝者をさばいていました。220年続く伝統行事を子供たちが守り、継承しているところが京都の良き文化だとつくづく感じます。

















カボチャを頂いた後に本堂や書院の設えを拝見し次の真如堂へと徒歩で向かいました。

こちら真如堂では毎年この日に虫払会が行われます。約200点の寺宝の点検と虫干しを兼ねて一般に公開されます。本堂内に所狭しと寺宝が展示されています。僧侶の方々が説明をされています。
あまりの多さにひとつひとつ見ていくと3時間くらい掛かりそうです。天台宗のお寺なのに親鸞上人の像があったり、天台宗も後に密教化していくので金剛界曼荼羅、胎蔵界曼荼羅、不動明王の掛軸があったりと見どころは多いです。堂内は撮影禁止なので残念ですが行って損はない日です。









また、本堂の回廊では薬湯の琵琶湯が振る舞われ、反対側では、寺宝を納めている箱が干されていました。





13:30から京都御苑の旧閑院宮邸のレクチャールームで僕の所属する「京都の観光文化を考える会 都草」の方が講師をされている「明治維新150年記念連続講座」に参加しました。今回のテーマは「猿ヶ辻の変と八月十八日の政変」です。

下鴨神社 みたらし祭りと旧三井家下鴨別邸夜間参観

2018年07月24日 22時02分51秒 | 日記
祇園祭 後祭の山鉾を巡って19時頃に下鴨神社に来ました。



7月20日から29日までみたらし祭りが行われています。足つけ神事とも言われ毎年、土用の丑前後に行われる京都の夏の風物詩です。







御手洗社前にある御手洗池に足を膝まで浸かり、蝋燭に火を灯し献灯し、無病息災を祈願する神事です。御手洗社の下から一年を通して20℃前後の神水が湧き出ており、19時でも外気温が30℃以上ありますが神水は非常に冷たく、5分以上いてると感覚が無くなるくらいです。
また、池を上がると御手洗社の御神水が頂けます。一年間の無病息災を祈りながら頂きました。









また、8月11日から16日まで糺の森で「納涼古本まつり」が開かれます。暑いさかりで全然納涼ではないですが、この間、大学の先生はよく通われ、院生やゼミの学生が先生が購入した本を運ぶ
光景があちらこちらで見受けられます。これもひとつの風物詩ですねー!

下鴨神社を後にし、重要文化財旧三井家下鴨別邸に行きました。みたらし祭りに合わせてこの期間に21時まで公開されています。ワンドリンクが付いて1000円です。近年に修復され昼間は公開されていますが夜間は初めての開催ですので立ち寄らない手はないですよね!











三階の望楼まで室内に灯りが灯され幻想的な雰囲気を醸し出しています。一階の客間でドリンクサービスがあり、皆さん思い思いにドリンクを飲みながら部屋の設えや庭園の夜景を楽しんでおられました。





下鴨神社を後にし後祭の大船鉾に行ってない事に気づきましたが体力の限界が近いのを感じて今年は諦めることにしました。また、来年ですねー!
一番に巡るつもりです。(覚えていたら、、、ですが!)

京阪の出町柳駅から帰路につきました。

祇園祭 神幸祭

2018年07月19日 10時48分26秒 | 日記

17日の夕刻、中御座、東御座、西御座の三基の神輿が八坂神社を出発し、氏子地区を巡り、四条寺町の御旅所に到着し24日までこちらに御鎮座されます。御旅所は他に烏丸仏光寺下ルに大政所御旅所があり(現在も規模を縮小して存在しています)が豊臣秀吉がいまの四条寺町御旅所に統合しました。彼は洛中と洛外の境に御土居を築いたり、町割りを大きく変え、神社仏閣を寺町通りに移転させたりと京都の町を大きく変えました。

ところで、今日7月17日は、そうだ 京都、行こう。のイベント「祇園祭の主役、お神輿を知る」に参加しました。集合場所はがんこ高瀬川二条苑です。こちらは、江戸時代に高瀬川や保津川の掘削で水運を開いた角倉了以の元別邸跡で明治には山縣有朋が第二無鄰菴をつくり別邸としました。その後、幾人かの人の手を経てがんこさんが買い取り料理店として営業されています。

















祇園祭 前祭 山鉾巡行

2018年07月17日 05時59分44秒 | 日記
自宅を6時半に出て8時半に地下鉄の京都市役所前に到着。京都市文化観光資源保護財団の観覧席へ。
9時から受付だったのですが既に数名の会員の方が入場されていました。最前列を確保し、あまりの暑さに地下街のゼストに避難しました。
10時前に席に戻り、先頭の長刀鉾の巡行を待ちます。河原町御池の交差点で行われる「つじまわし」も見れて充分に堪能させて頂きました。

巡行の順に写真をアップします。



































綾傘鉾では理事をされている京都産業大学の八木先生が鉾と一緒に巡行されていました。
お声掛けをするとわざわざ挨拶して下さいました。

祇園祭 前祭其の3

2018年07月16日 17時25分15秒 | 日記
7月16日、宵山は占出山からスタートです。
神功皇后が外征に際し、肥前国松浦郡玉島川で鮎を釣って戦勝の兆としたという「日本書記」を題材にしています。





次に放下鉾へ。
真木の「天王財団」に放下僧の像を祀る鉾です。鉾頭は日・月・星の三つの光が下界を照らす形をしており、それが州浜に似ているので「すはま鉾」とも呼ばれています。





次に一息休暇タイムを挟みます。
そうだ 京都、行こう。でちおん舎を借り切って毎年、休憩所として提供されています。抽選で鶏鉾の粽作り体験が当たり(ほとんど全プレ)2階で鶏鉾の方のご指導で実施。ほとんど完成品で「鶏鉾のお札」「蘇民将来子孫之者也」のお札を付けるだけでしたが、、いい体験でした。有り難い事に鉾に上がれる拝観券も頂きました。





丸久小山園さんの冷茶、長久堂さんのお菓子を頂き、抽選会に。二回引きましたがふたつともハズレ。ポストカードを2枚頂きました。

次はやっぱり鶏鉾ですね!せっかく頂いた拝観券を使わない手はないですから、、、
やはり、下から見るのと鉾の上に上がるのとでは全く印象が違います。屋根裏の装飾、彫刻、胴懸が間近で見られるのですから、、、







次に伯牙山を訪れました。




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次に芦刈山へ。
謡曲「芦刈」に基づく。故あって妻と離れて難波の浦で芦を刈る老翁がら、やがて妻との再会をはたす夫婦和合の姿を現しています。







次に油天神山へ。
古くからある町内2祀られていた天神を勧請して作られた山で脂小路にあることから油天神山て呼ばれています。





次に太子山を訪ねます。
聖徳太子が、四天王建立いあたり、自ら山中に入って良材を求めたという所伝に基づき、他の山が真木に松を立てるのに対して、杉を立てているのが特徴的です。





次に四条傘鉾へ。
こちらも、綾傘鉾同様に古い鉾の形態である傘鉾の一つです。傘の上に御幣と若松を飾っています。





次は蟷螂山へ。カマキリのからくり人形で人気があります。
南北朝時代、足利軍に挑んで戦死した四条隆資の戦いぶりが中国の故事「蟷螂の斧」のようであったことから四条家の御所車に蟷螂を載せて巡行したのがはじまりと言われています。





最後に郭巨山を訪ねました。
中国の郭巨釜掘りの故事にちなみ「釜掘り山」とも言われています。童子を養えなくなった郭巨が鍬を振り下ろすと地中より黄金一釜が出てきた姿を現しています。





番外編で昨日近付けなかった一番人気の長刀鉾です。