醍醐寺三宝院の素晴らしさを堪能させて頂き次に伽藍を巡ります。
先ずは金堂(国宝)からです。
醍醐天皇の御願により延長4年(926)に建立されましたが戦禍により二度にわたり焼失しています。
現在の金堂は豊臣秀吉の命により紀州湯浅の寺院から移築が計画され、秀頼の代、慶長5年(1600)に完成しています。
ご本尊は阿弥陀如来坐像で醍醐寺のご本尊でもあります。
五重塔(国宝)です。
醍醐天皇の冥福を祈る為に第一皇子の朱雀天皇の時代に着工し、第二皇子の村上天皇の代の天暦5年(951)に完成しています。
初層には両界曼荼羅や真言八相が描かれています。
高さは38mですが相輪分が約13mもあり、塔全体の安定感につながっています。
京都府下で最古の木造建築物でもあります。
不動堂です。
堂内には不動明王を中心に五大明王がお祀りされています。
お堂の前には護摩道場が設けられています。
観音堂です。
醍醐天皇一千年御忌を記念して建立されましたが、現在は閉堂されています。
西国三十三所観音霊場をはじめ各種の御朱印は全て三宝院で授与されています。
醍醐寺(下醍醐)の最も東にあるのが弁天堂です。
音楽などの芸能や知識の女神である弁財天をお祀りしています。
周辺は紅葉や銀杏が多く、秋には錦秋の風景になります。
畔には食事や甘味を楽しめる「阿闍梨寮」がありますがコロナの影響でしょうか?閉まっていました。
いよいよ醍醐寺発祥の地である「上醍醐」へと向かいます。