京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

俵屋吉富 烏丸店

2023年02月28日 08時24分00秒 | 日記
 2月11日は地下鉄烏丸線今出川通を上がった西側に店舗を構える俵屋吉富さんの烏丸店に伺いました。









と言っても和菓子を買いに来た訳では無く"京の冬の旅"を"3箇所まわってちょっと一服"の特典でお抹茶とお菓子が頂けます。





創業は大正13年ですから京都でも立派な"老舗"の和菓子店です。

現在地に昭和8年に新築の店舗を構えられ、和菓子の伝統と継承を目的に「和菓子博物館」を併設されています。





代表する銘菓「雲龍」は当代の祖父が相国寺の管長猊下から以来され考案された和菓子です。「雲龍」の名も管長猊下が命名されたそうです。

国産の大粒小豆を使った小倉餡をしっとりと仕上げた村雨餡を手巻きして雲にのる龍を表現しています。

お抹茶と「雲龍」とを本格的な立礼席「祥雲軒」で頂けるので、こちらを選ばない手は無いですね。

満足度の高い"ちょっと一服"です。









また、坪庭には水琴窟があり、茶室「明清庵」も備わっています。



「お水取り」展 奈良国立博物館

2023年02月27日 07時36分00秒 | 日記
 新薬師寺を拝観後、奈良国立博物館で開催されている「お水取り」展を観賞しました。







奈良博では毎年、「お水取り」が行われるこの時期に開催される恒例の展覧会になっています。

ロビーには大きな"籠松明"が展示されています。





「お水取り」は東大寺二月堂で行われる仏教法会のひとつで、正式には「修二会」と言います。

「修二会」の目的は二月堂のご本尊十一面観音に罪過を懺悔する事(悔過・けか)、あわせて天下安穏などを祈願することにあります。

その歴史は古く、天平勝宝4年(752)に東大寺の実忠和尚(じっちゅうかしょう)が始められ、戦時中も途絶えることなく"不退の行法"として1270年の歴史を刻んでいます。

① 二月堂本尊光背 頭光(重文・奈良時代・鋳造)

江戸時代寛文7年(1667)の修二会中に堂内から出火し焼失してしまいます。

その際に残った大観音の光背の一部分です。
いつでも現物が"なら仏像館"で見ることが出来ます。


 
② 香水灼(重文・鎌倉時代・銅製)



③ 二月堂神明帳 部分(重文・室町時代・紙本墨書)



④ 朱漆塗担台(室町時代・木製)



⑤ 三鈷鏡(重文・鎌倉時代・銅製)



⑥ 類秘抄 十一麺(重文・鎌倉時代・紙本)



⑦ 十一面観音像(重文・鎌倉時代・絹本)



毎年の出品目録はほぼ同じですが、奈良時代から現代にわたっていて「お水取り」の長い歴史を改めて感じます。




新薬師寺(奈良市高畑町)

2023年02月26日 07時28分00秒 | 日記
 2月21日は奈良で最もお気に入りの「新薬師寺」に来ました。













新薬師寺は天平19年に病弱だった聖武天皇の病気平癒を祈願して光明皇后により創建された寺院です。



創建当時は東西に五重塔を備える大寺院だったようで、現在の奈良教育大学のキャンパスを含む大伽藍を誇っていました。

やがて落雷や火災、戦火で堂宇が失われ、由一残ったのが当時の修行をするお堂です。

現在境内に残る東門や南門、地蔵堂、鐘楼は鎌倉時代に再建され、今の姿になっています。



本堂は境内で唯一奈良時代の建物で国宝です。

内部は荘厳さを感じる静寂の世界が広がっています。
壇上の中心には薬師如来坐像(平安時代初期・国宝)が、周りにはお薬師さんをお護りする十二神将立像が睨みをきかせています。









十二神将は夜叉とも言われインド神話では森林に住む精霊の大将でそれぞれは7千人の兵士の大将でもあります。

お薬師さんは鉄壁の護衛に護られているわけです。

ご本尊の薬師如来坐像(国宝)は奈良時代から平安時代初期に造立された木像ですが、十二神将(国宝・一躰は後世の補作)は奈良時代造立の塑像と言う、この時代特有の製法で造られています。

どの尊像も非常にリアルで力強く表現されています。

ところどころに当時の彩色が残り、造立当時は随分とカラフルだった事が想像できます。





ご本尊の右側には伐折羅神将がお薬師さんを護っています。



切手の表紙を飾った事もあります。
像に残る彩色をもとに当時の顔料を割り出し、造立時の彩色をコンピュータ上で再現する試みるが行われました。

その彩色は色とりどりで、とても1300年余前のものとは想像もつかない色彩の鮮やかさです。





本坊の方では、新薬師寺の歴史や塑像の製作風景のビデオが放映されています。

また、新薬師寺旧境内から出土した瓦や灯明皿などが展示されています。













次に奈良国立博物館へと向かいます。


レジェンド&バタフライ

2023年02月25日 08時21分00秒 | 日記
 2月20日の最終は木村拓哉さんと綾瀬はるかさん主演の「レジェンド&バタフライ」を見に"なんばパークスシネマ"へ。









なんばパークスの2Fにはかって南海ホークスのホームグランドだった大阪球場のホームベースとピッチャーマウンドのプレートがあった場所に記念碑が残されています。

ずっと近鉄バッファローズ(現在はオリックスファン)のファンだったので対南海戦にはよく観戦に来ていました。

さて、肝心の映画ですがテレビで時代劇がなくなってしまい(再放送はありますが、、)NHK大河以外めっきりと観る機会が少なくなってしまいました。

内容は余り言わない方がいいと思いますが、信長の時代考証がしっかりとなされていた様に思います。

"尾張のうつけ者"と呼ばれていた信長が政略結婚で美濃の斉藤道三の娘・濃姫を娶るところからはじまります。







はじめは水と油の関係のように考えが異なるふたりでしたが、やがて"ひとつの夢"の為に真の夫婦になっていくと言う内容でした。

"夢"は天下統一かも知れないですが、映画では"違う夢"が描かれています。
それは映画を観てのお楽しみです!

ロケ地には高雄の神護寺や皇室の菩提寺の泉涌寺が使われていました。





最後のクライマックスは「本能寺の変」ですが、その前には明智光秀が徳川家康の接待役になりますが"魚が傷んでいる"と信長から叱責されるシーンもありましたが、信長の"魔王ぶり"を家康に示すシーンとして描かれていました。 



賢い家康はその"芝居"を見抜いて光秀に労いの言葉をかけています。

明智光秀謀叛の真意は"永遠の謎"ですね。




信長が本能寺で自害する直前に信長と濃姫との"夢"が叶うシーンが感動的でした。

製作に20億円をも費やした大作です。
是非、観て頂きたい映画です。



リーガロイヤルホテル大阪

2023年02月24日 08時16分00秒 | 日記
 2月20日は大阪人憧れのホテル・リーガロイヤルホテル大阪へ。

まいまい京都のツアーでの参加です。







京阪電鉄中之島線が開業し中之島駅とホテルとが地下でつながり交通の便が格段に良くなりました。

豊臣時代から江戸時代にかけても大阪は経済の中心地で各藩が蔵屋敷を置いていました。

案内板にあるように、ホテルが建つこの地は讃岐高松藩の蔵屋敷があった場所です。

先ずは、ホテルマンの方から館内を案内して頂きました。







ロビーにも大阪を代表するホテルの豪華さと格式を感じます。

次に客室です。

23階から27階はエグゼクティブフロアで滞在中は専属のコンシェルジュが付くそうです。
エレベーターもカードキーが無ければ止まらないようにセキュリティが強化されています。











スィートルームです。
2019年に開催されたG20大阪サミットの際にはロシアのプーチン大統領が滞在したそうです。









次に広いスィートルームです。
同じくロシアのラブロフ外相が宿泊したそうです。









チャペルです。

明るく開放感たっぷりの空間にステンドグラスが映えます。

バージンロードには一枚物の絨毯が敷かれています。

次に楽しみにしていたランチです。
まいまいのホテルツアーでは珍しく日本料理です。「なかのしま」

"箸"で頂けるのでホッとします。









30階にあるのでテーブルからの眺望も素晴らしいです。





















どの料理も見た目、美味しさともに大阪の老舗ホテルの料理に相応しいもので非常に満足したコースでした。