京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

高台寺の枝垂れ桜 京都桜紀行⑤

2022年03月31日 07時27分00秒 | 日記
 3月27日、円山公園の「祇園枝垂れ桜」を鑑賞し、高台寺へと来ました。

台所坂の登り口には「枝垂れ桜見頃」の看板が、、期待が膨らみます。









園路から見える大雲院祇園閣と高台寺を代表する茶室"遺香庵"、小堀遠州が作庭したと伝わる開山堂前の庭園です。

いよいよ方丈に。







方丈南庭「波心庭」には見事な枝振りの"高台寺枝垂れ桜"です。
まだ3部から5部くらいですが、花の密度が濃いのでかなり咲いている様に見えます。

かってはもう一本の桜がありましたが枯れてしまいました。

禅宗寺院なのでこの一本桜だけで充分な気がします。

また、方丈の一室では中国出身の画家・藤井涌泉さんの個展が開かれています。









今日は桜巡りが目的なので、開山堂や御霊屋には寄らずでした。



境内外の唐門の隙間からも枝垂れ桜が見えます。


























祇園枝垂れ桜 京都桜紀行④

2022年03月30日 08時03分00秒 | 日記
 円山公園のほぼ中央に位置する「祇園枝垂れ桜」は祇園であまりにも有名な桜です。

円山公園一帯は昔からの桜の名所で夜のライトアップは「祇園の夜桜」として多くの観桜客で賑わいます。



桜の品種は「一重白彼岸枝垂れ桜」といい、初代の桜は昭和22年に枯れていまいました。

現在の桜は二代目で近年、樹勢がかなり衰えていましたが桜守・佐野藤右衛門さんの養生によりかなり復活してきています。









この日は5部咲き程でしたが、それでも
「祇園枝垂れ桜」は一本でも凄い存在感です。



ライトアップされると昼間とはまた違い幻想的に映ります。
(ライトアップされた写真はネットからお借りしました。)

最近はコロナ対策でライトアップがされていません。

また、この日の円山公園のソメイヨシノは咲き始め程度で4月第2週目辺りが満開ではないでしょうか?




本満寺の枝垂れ桜 京都桜紀行③

2022年03月29日 07時30分00秒 | 日記
 京都御苑から歩く事約10分。最近は"隠れた穴場"どころか、すっかりと早咲き枝垂れ桜の"名所"となった本満寺へと来ました。









正式には「本願満足寺」と言う日蓮宗の本山のひとつです。

本堂でお詣りを済ませ庫裏の前に咲く枝垂れ桜を鑑賞します。
数年、通っていますが本堂が開けられているのは初めてです。

円山公園にある「祇園枝垂れ桜」と姉妹桜で、お釈迦さまを日光からお護りする天蓋(てんがい)のようです。

まだ、樹齢が百年に満たないので花はもちろんですが枝ぶりにも樹勢を感じます。







庭園にはお題目が刻まれた景石など、ここが日蓮宗寺院である事を思います。







境内には、この枝垂れ桜だけですが凄く大きな存在感です。

桜の維持管理に多額の費用が必要で一口千円から寄付を募られています。



最後に書き置きですが御朱印を授与して頂きました。

次に北政所ねねさまのお寺・高台寺へと向かいます。

前日の土曜日が雨だったせいか?東大路通は大渋滞です。
こんな日はバスも当てにならないので鉄道を利用するのがベストです。




近衞邸跡の糸桜 京都桜紀行②

2022年03月28日 08時22分00秒 | 日記
 3月28日の昼からは京都の桜巡りです。
先ずは京都御苑の北側にある「近衞邸跡」の糸桜(枝垂れ桜)です。









近衞家の糸桜は多くの「洛中洛外図屏風」のも描かれ、近衞家の代名詞的な桜です。





この周辺には数本の枝垂れ桜があり、その共演は素晴らしいです。 








御苑の南側にある「出水の桜」には寄らず今出川通に出ます。





冷泉家の桜です。
一本桜ですが舗道にはみ出すように咲き優雅で気品のある桜です。 

現在、庭園の修復工事中で「近衞邸」の木標や駒札が北側に移設されています。



同志社女子大学の校門横に咲く染井吉野です。
まだ、"咲き始め"でこれから1週間は楽しめそうです。

次にすっかり有名になってしまった寺町通沿いにある本満寺の枝垂れ桜を鑑賞しに向かいます。




長得寺の"おかめ桜" 京都桜紀行①

2022年03月27日 14時47分00秒 | 日記
 3月24日は京都で最も早咲きの桜がある長得寺へと来ました。 
(京阪電車出町柳駅すぐ南の川端通沿い)





浄土宗のお寺で山門から中は非公開ですが"おかめ桜"は山門の前にある為に鑑賞する事が出来ます。

昭和22年(1947年)に発表された寒彼桜と豆桜との交配種でイギリスの桜研究家イングラムにより作出されたそうです。

日本の美女のひとり「阿亀(おかめ)」にちなんで命名されました。





ソメイヨシノより濃いピンクの花が特徴的でベージュ色の塀とのコントラストが綺麗です。









満開は少し前だったようで早くも地面には落花が覆っています。







かっては裏寺町で創建されましたが江戸時代寛文12年(1672)に現在地に移ってきたようです。
当時、この辺りには鴨川に合流する砂川(すながわ)が流れていて近隣にある常林寺、正定院とともに浄土宗の「砂川の三軒寺」として信仰を集めています。









現在では暗渠になっていますが、お隣の常林寺は砂地を好む"萩"の名所になっています。
境内の地蔵堂の前には白木蓮が開花を始めています。

いよいよ春本番ですね。