京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

晴明神社 京都非公開文化財特別公開

2022年10月29日 07時41分00秒 | 日記
 10月25日は平安時代中期の天文学者・安倍晴明をお祀りする晴明神社を拝観しました。





境内には晴明公とゆかりの深い一条戻橋の欄干などが移設されています。







晴明井や手水鉢の水もコロナの影響で止められています。





晴明神社のパワースポットのひとつ御神木の楠です。
参拝者の皆さんは手に触れたり、抱きついたりして御神木のパワーを頂こうとされています。







拝殿の向かって左側には晴明公の像が、右側には桃がお祀りされています。

中国では桃は厄や邪気、穢れを祓う果物とされ、京都の寺院や神社の屋根瓦の一部になっているところも多く見かけます。





境内には晴明神社の社紋であり晴明公ゆかりの桔梗の花が咲いています。



今回、初公開の安倍晴明公御神像です。

萎え烏帽子に白い猟衣を身につけ、手は袖の中で印を結んでいるそうです。

鎌倉時代初期に活躍した尊智により描かれたとされています。

普段は京都国立博物館に寄託されています。
晴明神社では初公開だそうです。









マールブランシュ北山本店 スィーツハッピーパーティ-

2022年10月28日 07時46分00秒 | 日記
 10月25日は京都北山にあるマールブランシュ北山本店の「スィーツハッピーパーティー」に参加しました。





この日はマールブランシュがこの地に誕生して40周年の記念日にあたりジョイフルバトン会員の応募者の中から抽選で今回のパーティーに参加できます。
運良く当選しました。(1年分の運を使い果たした感じです、、、)



店内奥にあるサロン・カフェを貸し切っての開催です。



① ウェルカムドリンク



ローズヒップと朝宮煎茶のオリジナルブレンドティー

ウェルカムドリンクに相応しい綺麗な色と切れ味のいいお茶です。

② 京都紅茶



京都・和束町産のお茶を使ったマールブランシュオリジナルの紅茶です。

外国産に比べ味はまろやかでシャープな味が特徴的です。

最初は何も入れずにストレートで頂きました。
半分ほど頂き、レモンのスライスを入れて頂きました。
ストレートの方が紅茶の味や風味がダイレクトに伝わってます。
断然、ストレートがおすすめです。

③ マールブランシュ スペシャルガトープレート 




創業当時、実施されていたケーキバイキングを再現したような小さめなケーキがワンプレートに詰め込まれています。

今では本店でも販売されていない"野菜のキッシュ"なども入っていて味は美味しいのは無論ですが、見た目にも"わくわく感"がたまりません。

④ 北山マドレーヌ



⑤ 北山本店だけの限定品

焼きたてを出して頂きあつあつを頂きました。

焼きたてなのでほかほかなのは勿論ですが外側は砂糖が固まり、ややハードですが中はしっとり、、、このハーモニーがたまらなく美味しいです。

店頭のカウンターでも販売されていて、焼き上がりの時間が表示されています。
(1日3回 9時、13時、15時)

⑥ リフレッシュメントティー



アイリッシュモルトと親子ほうじ茶のスパークリングティー

こちらもパーティーだけのオリジナルです。
甘いスィーツをたくさん頂き、お口直しには最適なスパークリングティーです。

ほうじ茶の香が残りリフレッシュ出来ます。

⑦ おかわりケーキ



マールのお濃茶ケーキと苺のショートケーキ

店内でも販売されているマールブランシュの定番ケーキの小型版です。

安定の美味しさです。
2セットもおかわりしていまいました。

⑦ 燃える氷山アラスカ/チェリージュビリー









マールブランシュ北山本店専売のリアル"ショータイム"です。

アラスカの氷山に見立てたホールケーキにラム酒をかけ火をつけて表面に焦げ目をつけます。

最初はそのままで、残り半分は添えられているチョコレートソースをかけて頂きます。
少し香ばしいケーキから味変、、、濃厚チョコレートがより高級感を演出しています。

⑧ チェリージュビリー









ショータイム第二弾です。

ジュビリーはフランス語ですが50周年記念祭とか金婚式を意味します。

キルシュワッサーとダークチェリーをとをひと煮立ちさせて作ります。
そこにマールブランシュだけのレシピでしょうか?バターを溶かして入れとろみがつくまで煮詰めます。

チェリーソースが甘くて濃厚なのでバニラアイスと非常によく合い美味しかったの一言では表現できないですね。

⑨ エスプレッソのような茎ほうじ茶 ウィーン風



小さなカップの中には濃いさたっぷりなほうじ茶が、、、
"エスプレッソのような"とあるように泡に包まれています。

しかし、いいタイミングで飲物が出て来ます。

⑩ きょうの宙(白峯神宮)





マールブランシュのチョコレート専門店「加加阿(カカオ)395」のチョコレートです。

チョコレートの表面には蹴鞠の絵がデザインされています。

白峯神宮は蹴鞠の宗家・飛鳥井家の跡地に明治天皇の勅により創建された神社で、御祭神は無念の情を抱き讃岐の国で崩御された崇徳上皇です。

今はサッカーやバレーボールを始め、球技全般の聖地になっています。

大坪支配人はじめマールブランシュ北山本店のスタッフの皆さま、ホント楽しく、わくわく感に満ちあふれた"お誕生日"パーティーでした。

ありがとうございました。皆さまに感謝申し上げます。




「上賀茂御料理 秋山」のお昼のおまかせ料理

2022年10月26日 07時53分00秒 | 日記
す 10月21日は上賀茂にある「上賀茂御料理秋山」さんへ。





年に3回から4回ほど通うお気に入りのお店ですが、超人気店だけになかなか予約が取れません。







料理の美味しさは言わずもがなですが、野趣溢れる食材、季節感、雰囲気、ご主人の巧みなトーク、、、ホント魅力一杯のお店です。

玄関の門が開けられると待合に通され、お茶が出されます。
そのお茶も毎回違っていて、この日はどくだみ茶でした。

厨房の準備が整うと、女将さんが順番にカウンター席へと案内されます。



厨房ではご主人はじめスタッフの方々が忙しく準備をされています。

① 向付



10月のハロウィンにちなんで南瓜の一品です。
南瓜の冷製スープの上には南瓜のチップをはじめ多くの食材が盛られています。

② 煮物







松茸と鱧の土瓶蒸しです。

お昼のコースには贅沢な食材です。
鱧は夏の魚のイメージが強いですが秋山さん曰く今の時期も美味しい食材との事。

初物の松茸と名残りの鱧、、、具材が美味しいのは無論ですが、お出汁がたまらなく美味です。

③ 造里



明石産の天然鯛、さわら、カンパチ、、

さわらは皮目を炙っていて、食感がいいです。
醤油と藻塩が添えられ、白身魚には藻塩が合います。

また、添えられている小鉢はいつも供せられるものですが人参の葉を使ったおひたしなど食材を無駄にしない精神が伝わって来ます。

また、添えられている柑橘はすだちではなくかぼすです。(九州ではメジャーな柑橘類です。)

④ 八寸




いくらを除けば芋づくしです。

⑤ 焼物



⑥ 鍋物





丹波地鶏に舞茸、平茸、しめじ、赤こんにゃく、麩など食材豊富な"すき焼き"です。

最初はそのままで、残り半分はとき卵を入れて卵とじに、、、

⑦ 御飯





岐阜県産のお米を"おくどさん"で炊かれています。

おかわりができ二杯目からは"おこげ"も楽しめます。

岩塩で頂くか、また、リクエストすると自家製味噌や梅干しも出して頂けます。
炊き立ての御飯を何通りも楽しめます。

⑧ 菓子



笹の葉の上にはお芋のお菓子が

秋の収穫祭を感じる秋山さんのお昼のおまかせコースでした。











武者小路千家「官休庵」特別見学会

2022年10月25日 17時41分00秒 | 日記
 10月19日は三千家のひとつ武者小路千家 官休庵の特別見学会(よみうり文化センター)に参加しました。





写真の玄関棟の受付で手荷物を預けます。
また、ここからは一切の写真撮影は禁止で携帯電話もマナーモードではなく電源を切るよう指示があります。


①弘道庵





先ずは「弘道庵」で注意事項や武者小路千家の歴史、ここ「弘道庵」の由緒についてお話がありました。

現在の弘道庵は昭和15年(1940)、利休居士350年忌に際し12代愈好斎(ゆこうさい)により再建されたものです。

15畳の広間に一間半の大床、一間の書院がつき、6畳半の水屋及び6畳の寄付、玄関土間と連なっています。





庭園を見ると武者小路千家を代表する茶室「官休庵」とその扁額、「編笠門」が見えます。

説明の後、二班に分かれます。
僕の班は先ずお茶室を案内して頂きました。

② 「半宝庵」





四畳枡床、中柱出炉の間取りで枡床の地板には松、床柱には赤松皮付、中柱にはコブシ丸太が使われています。

露地庭園には灯籠、蹲踞、植え込みが低く設計され、露地に広さや奥行きを感じる趣向になっています。

③ 環翠園





八畳の空間に幅一間、奥行き半間の床の間を取り込んだ七畳敷の広間です。

室内にある「環翠園」の扁額は出雲松江藩主松平不昧公の筆によるものです。

④ 行舟亭



三畳台目向切り、壁床の小間で、舟底の化粧屋根裏天井や、両側の明り障子の位置、寸法が屋形舟を思わせるところから"行舟亭"と呼ばれています。

⑤ 祖堂





明治時代中期に一指斎によって建てられました。四畳半の広さで北側西寄りの壁を斜めの壁床とし、床柱に大徳寺総見院の沙羅椿の古木が用いられています。

その床柱右側の大きな円窓の奥に上段の間を設け、利休居士を祀る利休堂として"祖堂"と呼ばれています。

⑥ 編笠門





武者小路千家の露地の中門です。
屋根の形状が編笠に似ているところから編笠門と呼ばれています。

屋根は約20年毎に葺き替えが行われています。

⑦ 起風軒





平成5年(1993)に14代不徹斎宗匠により創建された二階建ての茶室です。

一階は八畳台目の広間で廊下まで含めると二十畳に広げて使用できるお茶室です。

この日の呈茶はこちら起風軒一階の茶室で行われました。
菓子は一翁忌の日にだけ官休庵が"とらや"につくらせる饅頭"菩提饅"が出されました。





二階は立礼席です。

お茶会だけではなく各種コンサートなど多目的な行事にも使われています。

お家元のご趣味のフルートの演奏会なども行われ、音響効果にも配慮されたお茶席です。



今回はお家元のご配慮、また、一翁忌の日という事もあり祖堂や起風軒など前回には公開されなかったところにも入れて頂き、また、お家元が書かれた本も頂き、大変に満足な見学会でした。

お家元をはじめ官休庵の方々、また、よみうり文化センターの皆さまに感謝です。






聖徳太子1400年大遠忌!ゆかりの地をめぐる②佛光寺・太子堂白毫寺

2022年10月24日 07時51分00秒 | 日記
 六角堂頂法寺から徒歩で佛光寺に移動します。

① 阿弥陀堂


② 大師堂



佛光寺の由緒は越後の国に流罪となった親鸞聖人は、ご赦免の翌年元暦2年(1212)に京都に戻られ山科に草庵を結ばれました。
その草庵が佛光寺草創と伝えられています。

③ ご本尊 阿弥陀如来立像



文化財指定は受けていませんが、平安時代末期の造立と考えられています。

④ 聖聖徳太子立像(国指定 重要文化財)





今回の目玉のひとつ聖徳太子像です。

元応2年(1320)造立の聖徳太子像とされ、目には玉眼が嵌められています。

お厨子の前で拝ませて頂きましたが太子少年期の像ですが威厳に満ちています。

⑤  法語印





浄土真宗には基本御朱印は授与されていませんが、佛光寺では"語法印"の形で授与されています。

佛光寺の拝観を終え、次に河原町五条富小路通を下ルにある太子堂白毫寺へと向かいます。







この辺りには浄土宗寺院が多く、秋の"浄土宗寺院大公開"で何度か巡っていますが太子堂白毫寺は初訪問です。



ご住職によるお寺のご由緒をお聞きし、般若心経を唱えられた後に聖徳太子像がお祀りされているお厨子をご開張して頂きました。

⑥  南無仏太子立像





南無仏太子立像は聖徳太子が二歳の春に東北を向いて合掌し、「南無仏」と唱えたという説話上の姿を表した像です。

太子堂白毫寺は推古天皇の時代、渡来僧雲聡が聖徳太子自らが彫刻したと言う太子二歳の像を貰いうけて京都・東山大谷の草庵に安置した事を創建の由緒とされています。

また、聖武天皇の時代に太子像の白毫から光が放つという吉祥の出来事があったことから太子堂白毫寺と呼ばれるようになったようです。



通常非公開のお寺で御朱印の授与もされておられませんが特別に授与して頂き満足な「聖徳太子ゆかりの地をめぐる」イベントでした。

なお、堂内は撮影禁止なので写真はそれぞれのお寺のHPから転載させて頂きました。