京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

日本料理「由多嘉」の鰻料理

2024年08月05日 08時47分00秒 | 日記
 8月2日は、よみうりカルチャー「日本の伝統芸能と食 三味線の魅力と鰻料理を楽しむ」に参加しました。



前半は三味線の演奏で西川影戀先生の舞、また、今藤先生による三味線についての解説を学びました。



第二部は由多嘉さん自慢の鰻料理を味わいました。

由多嘉は昭和46年、大阪の西天満(旧 老松町)にて創業し、伝統の味を守り続け50年。
厳選された旬の素材を活かし、洗練された職人の技で、皆様の大切な時をおもてなし致します。
お部屋はすべて個室となっており、お二人からお寛ぎ頂けるお座敷が多数あり、50名様ご利用の大広間もご用意しております。
大切な人と大切な時を、由多嘉の伝統の味、技でお迎え致します。
                由多嘉 店主













大阪で育まれた日本料理店だけに、素材や味覚がいいのは無論ですが、「見た目」にも美しいです。

北大路魯山人は「料理は目で食う。」と言われたそうです。

この2日の講座は直ぐに予約が埋まったそうで、5日にも増設されたそうです。


日本の伝統芸能・三味線の魅力

2024年08月04日 07時51分00秒 | 日記
 こんなにひどい酷暑が続くと、日中は愚か夜間にも外出する気が起こらないですね。
と言う訳で更新が滞ってしまいました。

 8月2日は、3ヶ月前から予約していた"よみうりカルチャーおおさか"主催の「日本の伝統芸能と食 三味線の魅力と鰻料理を楽しむ」に参加しました。











会場は大阪西天満にある日本料理「由多嘉」さんです。





先ずは西川影戀(えいれん)先生の日本舞踊から始まります。









三味線の演奏に合わせて舞われる西川先生は可憐で綺麗です。

舞われた曲目は長唄「菖蒲浴衣」です。

西川先生はよみうりカルチャーの講師を長らく勤められていて、僕も親しくさせて頂いています。

日本舞踊西川流師範で、同志社大学客員講師や茶道表千家講師も勤められています。

また、西川影戀日本舞踊教室も主宰され、昨年には生徒さんのひとりが宝塚音楽学校に合格されています。



また、今回のレクチャーは日本の伝統芸能では必ず登場すると言っても過言ではない「三味線」の魅力についてです。

講師の先生は長唄三味線方の今藤左知保(いまふじ さちほ)さんです。

大阪出身の方で、大学時代は落語研究会に所属されていた一風変わった?経歴をお持ちです。

長唄三味線って何?
簡単に一言で回答するのが難しいようです。
16世紀の後半に沖縄を経由し、日本に届いた三味線という楽器によって、沢山の種類の日本音楽が作られるようになった音曲の1つが長唄三味線で、歌舞伎音楽と共に発展したので、今では一番ポピュラーな三味線音楽なのです。

長唄は今から三百年以上前の十八世紀初めごろに歌舞伎の音楽として成立し、主に江戸で発展してきた三味線音楽です。十九世紀に入ると、歌舞伎から独立して純粋に音楽としても作曲・演奏されるようになりました。

歌舞伎の三味線音楽は現在、長唄の他に竹本(義太夫節)、常磐津節、清元節などがありますが、囃子(能管/篠笛・小鼓・大鼓・太鼓)と一緒に舞台で演奏するのは長唄の大きな特徴です。小鼓・大鼓・太鼓は打楽器ですから、それだけリズミカルで踊りに向いているとも言えるそうです。

三味線の知識が薄いので長唄 杵勝会(きねかつかい)という長唄三味線の団体のHPから引用させて頂きました。

今藤先生によると、三味線は三分割されるそうです。
竿の部分も演奏で使われるので消耗してくるそうです。
また、胴の部分の皮は"猫の皮"だそうです。
表面にふたつの黒い部分がありますが、猫の乳首だそうです。

代替品でカンガルーの皮も普及しているそうですが、やはり"猫の皮"に勝るものはないそうです。

舞台用だと100万円から販売されているそうで、最も高い三味線ともなると700万円もするそうです。

この様に、日本の伝統芸能に触れる機会は貴重な時間です。

次に、もうひとつの楽しみ日本料理「由多嘉」さんの鰻料理を頂きます。