3月30日、桜巡りの最初は二条城からです。
地下鉄東西線二条城前駅で下車します。
東南隅櫓からの光景がお気に入りで、これから徳川の城に入る事に気持ちがたかぶります?
先ずは桜が多く植っている"清流園"エリアへ。
こちらは昭和に出来た庭園で、江戸時代に活躍した豪商角倉了以の邸宅にあった庭石を転用して作られた庭園です。
門に使われている石柱は秀吉時代の五条大橋の橋脚だった石材です。
今年2月に昼食を頂いた"香雲亭"が見えます。
さらに西側には前田珈琲さんが出店されていて床几に腰掛けゆったりと珈琲やスィーツを頂く事が出来ます。
オススメの茶処です。
中には太閤秀吉が"醍醐の花見"をした枝垂れ桜のクローンの桜も2本植っています。
醍醐寺さんと住友林業さんとのコラボでしすね。
本丸櫓門を右手に見ながら二ノ丸庭園へ。
通常の拝観とは逆のコースを巡ります。
黒書院前の桜です。ちょうど見頃ではないでしょうか?
「大政奉還」が行われた大広間の前です。
王者の庭園には当時では珍しい南国の植物"蘇鉄"があり冬には防寒対策で"菰"が巻かれています。
菰巻の技術も伝統の技で庭師さんの間で代々受け継がれている技術です。
少し進むと「御所御車返し」の桜が満開の花を咲かせています。
京都御苑東側の「御車返し」と同じ品種でしょうか?
御苑の「御車返し」の桜は後水尾天皇があまりの美しさに御車を引き返させたと言われる桜です。
御殿の入口「車寄」まで帰って来ました。
ちょうど、「華道京展」が開かれていました。
重要文化財の唐門です。
徳川三代将軍家光が後水尾天皇の行幸に合わせ造られた唐門で天皇も鳳輦(ほうれん)に乗られ通られた事でしょう。
近年、修復され彫刻や彩色が当時の姿によみがえりました。
次に、二条城の南側にある神泉苑へと向かいます。