京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

酬恩庵一休寺の新緑

2021年06月08日 07時40分00秒 | 日記
 京田辺市にある"酬恩庵"は通称名の"一休寺"の方が馴染みのあるお寺で一休さんが晩年を過ごされたお寺です。







山門からの参道も、もみじの新緑が見事です。
以前は"浴室"の前に拝観受付がありましたがコロナ禍の中で拝観する方が少なくなってしまったのでしょうか?庫裏が拝観の受付になっていました。





一休宗純は第100代後小松天皇の皇子で墓所は宮内庁の管轄になっています。



築地塀も御陵(みささぎ)部分は五本線の定規筋で区分けされています。









本堂へ向かう参道はもみじの新緑のトンネルになっていて、苔の緑との調和が素晴らしいです。







境内最奥にある池には早くも夏の花"睡蓮"の花が数個咲いていました。





未曾有のコロナ禍に見舞われた今の世の中、、、一休さんはどう思っておられるのでしょうか?





酬恩庵の本堂です。
ご本尊は釈迦如来坐像で脇侍は文珠菩薩と勢至菩薩です。
室町時代永享年間に足利義教により建てられた禅宗様の建物で国の重要文化財です。


もみじの新緑が中門を覆うようです。


庫裏と方丈は慶安3年(1650)に前田利常により再建された建物でどちらも国の重要文化財です。



檜皮葺の建物が一休禅師が庵を結ばれた「虎丘庵(こきゅうあん)です。







方丈の南庭は国の名勝庭園で松花堂昭乗、石川丈山、佐川田喜六の合作と言われています。



方丈東庭で躑躅の刈込みで十六羅漢を表した庭でこちらも国の名勝庭園に指定されています。



方丈北庭です。巨石で枯れ滝を表現したダイナミックな庭園です。

それぞれ違った庭園を楽しめるのも酬恩庵庭園の魅力です。



どの季節に訪れても違った表情を見せてくれる酬恩庵一休寺です。