Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

伊藤存 西尾康之 愛☆まどんな

2008年02月24日 | 美術
2/23
KODAMA GALLERYにて、伊藤存の新作「bi-bi-X」を見る。昨年の春のリトルモアではあまりなかったように思う、丸っこい、ぱらっと上から落とした紐みたいな線が各所にあらわれていて、面白かった。あのときは、横、縦、斜めの線がともかく印象的でキュビスムのようだと感じたりした(そのとき、そう解釈された批評家の方の意見にひっぱられつつ)のだけれど、今回は、ユルな線がそこにさらに加わって、なんというか「マチ」感が増量されていた。線と線の間、何かと何かの意味の間。こうも見えるしああも見えるように、決まってそうどっちつかずに見えるように仕組まれた線は(故に「bi」=×(かける)なのだろう)、やっぱり小さな迷宮みたいで、眩暈しそうなほど好きだ。

同じ白金の同じビルで山本現代にてDream of the Skull展を見る。西尾康之の巨大な3つの女の首など。

やはり同じ建物にある高橋コレクションにて、鴻池朋子を見る。

本当は、そこからさらにGallery Countachにて、近藤恵介を見るはずだったが、風速28メートルの超強風が吹き荒れて、Aが風邪っぽいということで、断念。


2/24
まだ冷たい強風続く。昼、小指値とちょっと相談。夕方四時に、多摩美で知り合ったHくんと連れだって愛☆まどんなを見る。なんかまるで、渋谷のChim↑Pom、秋葉原の愛☆まどんなだな、なんて思った(図式的すぎるけど)。アキバはへんなおじさん天国だった。新宿で天ぷら「つな八」にはじめて入れた。ずっと、行こうとすると行列していたので、入れなかったのだった。五時に行けば入れるか(出る頃にはやはり待つ人の列が出来ていた)。

最新の画像もっと見る