国際石油開発帝石(INPEX)とテラドローンは15日、ドローンを活用した設備などの点検を行う「INPEX-Terra Drone Intelligent Drone構想」の実現に向けた検討を開始すると発表した。
今回の取り組みは、INPEXがテラドローンに出資する資本業務提携で行われる。両社は2019年7月ごろからINPEXのプラント内の点検などで実証を重ねてきたが、高所や閉所などの人員による点検では危険がともなう点検や、広範囲など多くの人員が必要な点検において、ドローンの実用性が期待されると判断。こうしたニーズに特化したドローンシステムが必要と考え、迅速なシステム構築を目指すため、資本業務提携が最適と判断した。INPEXの出資額は明らかにされていないが、テラドローンでは、調達した資金を点検に関する技術開発、石油開発や電力関連にも応用できる運行管理システム開発の強化に充て、自社の事業領域を拡大。衝突回避や目視外飛行など、今後ドローンに必要な機能についての開発を進め、INPEXと共同でプラントなどの高所点検やパイプラインの広域点検など、自動航行、運行管理、AIなどのシステムを共同で構築することを目指す。
今後は2022年度をめどに運用フェーズに移行し、将来的には設備の巡視点検や定期点検、災害時の確認などを遠隔監視で行うなど、国内外に利用できるシステム構築を目指すほか、INPEXは引き続き有望なスタートアップ企業との連携を含めた取り組みを進めるとしている。
石油通信社
今回の取り組みは、INPEXがテラドローンに出資する資本業務提携で行われる。両社は2019年7月ごろからINPEXのプラント内の点検などで実証を重ねてきたが、高所や閉所などの人員による点検では危険がともなう点検や、広範囲など多くの人員が必要な点検において、ドローンの実用性が期待されると判断。こうしたニーズに特化したドローンシステムが必要と考え、迅速なシステム構築を目指すため、資本業務提携が最適と判断した。INPEXの出資額は明らかにされていないが、テラドローンでは、調達した資金を点検に関する技術開発、石油開発や電力関連にも応用できる運行管理システム開発の強化に充て、自社の事業領域を拡大。衝突回避や目視外飛行など、今後ドローンに必要な機能についての開発を進め、INPEXと共同でプラントなどの高所点検やパイプラインの広域点検など、自動航行、運行管理、AIなどのシステムを共同で構築することを目指す。
今後は2022年度をめどに運用フェーズに移行し、将来的には設備の巡視点検や定期点検、災害時の確認などを遠隔監視で行うなど、国内外に利用できるシステム構築を目指すほか、INPEXは引き続き有望なスタートアップ企業との連携を含めた取り組みを進めるとしている。
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