昨日はタフ過ぎる歩きだったが
今日は絶好の眺望だったから載せてみる。
歩きの詳細は明日アップする。
昨日から暑くらいの天気で何時もの折り畳み傘が
大活躍だった。
昨日は富士の展望も大して無く、おまけに圏外では
電源を落として歩くしかなかった。
今日は最終日で珍しく富士も南アルプスもバッチリ。
それと堂所から下の新緑が素晴らしかった。
雲取山荘前からの日の出
雲取山下りからの富士と南アルプス
新緑を見ると嬉しくなるな
5月14日に日帰りで行ってきた。
蕎麦粒山まで行く予定だったが、
疲れたのと時間が押したので分岐から巻いた。
当然ながら仙元峠も登らずに一杯水へ。
9:50に登山口で笙ノ岩山13:08・
蕎麦粒山分岐14:50・一杯水の小屋前16:45
東日原バス停18:25
以上のタイムレコードだが、結構写真撮ったりしたから時間がかかってしまった。
このコースは鳥屋戸尾根の東側は植林帯が続いて面白くない。
笙ノ岩山以降で西側が自然林の所は極力西側の縁を歩く事。
道が植林帯の縁に付けられているからこれを歩くとつまらない。
シロヤシオ・ミツバツツジの競演を独り占めして最高の歩きだった。
電車の中から山屋だらけだったが、予想通りに御嶽で大半が降りて奥多摩へはその半分程度だった。
ところが駅前のバス停で仰天!
東日原行きは長蛇の列で臨時バスが一台出たが、次の定時のにどうにか座れた。
丹沢みたいに臨時が3台とかはバスの数が少なくてできないらしい。
その電車の中に地下足袋を履いた老人山屋がいたが、ベレー帽に職人ズボンとなかなか決まっていて感心。
山ボーイ・山ガールの画一化されたのと違って格好良い。
その内植木屋の格好で歩いてみようかな。
人だらけの東日原行きバス停(ぐるりと折り返してる)
登山口はバス停から5分ほどの所にある二番目のカーブミラー前から取り付くが、蕎麦粒山への道標もあるから分かる。
こんな壁状態でなくなる地点から取り付く
登山口とバリエーションとは思えぬ道
眺望ゼロの笙ノ岩山頂上
分岐までに堪能したシロヤシオとミツバツツジ
蕎麦粒山分岐・この時点で巻き道を選択
一杯水への巻き道は結構細いし少し谷側に傾いてるしで少し緊張する。
登る途中の1268ピーク先で下山のオジン二人組と遭遇。
道から何分かかったかと訊いて45分とかだったから3時までには着くと安心。
仙元峠分岐で降りてきた青年に巻き道で峠に出るかと訊いたら、どうも峠はドッケの変形でないかとの事だった。
地形図を見ると1444のピークなんだから峠と言うのはおかしい。
巻き道を歩いたが仙元峠分岐から一杯水までの間で、道を外れて稜線へ二度上がってみた。
するとシロヤシオとミツバツツジの大競演と、ブナの巨木があちこちあり感動。
仙元峠から秩父側に歩いてみたいと思ったが、そのまま降りると電車が大変。
途中まで歩いて引き返すかしないとだがやってみよう。
シロヤシオだらけだった
ヨコスズ尾根上部のミツバツツジと新緑
ヨコスズ尾根はミツバツツジだらけだったし、新緑が綺麗だったが下部の東側を巻き出してから長くてウンザリだった。
バス停には誰もおらず、後からオジンが一人来ただけだった。
何処から降りてきたか訊こうと思ったが、かまってくれるなオーラ全開。
時々こんなのがいるな。
しんどかったが新緑と花達に癒されて最高の歩きだった。
とりあえず速報。
予想通りのドンピシャだった。
鳥屋戸尾根の西側・蕎麦粒から天目への稜線の秩父側が素晴らしい。
道が植林帯の縁を通っているが、構わず稜線の縁を歩かないとこの景色は楽しめない。
時間と体力面で蕎麦粒山・仙元峠共に巻いたが、一杯水への途中で稜線に上がって新緑と花を楽しんだ。
鳥屋戸尾根へは川乗橋バス停から二つ目のカーブミラーの所に蕎麦粒山への道標がある。
道は一般道と変わらない位に歩かれている。
昨日は遅かったし今日は山仲間とのイカパーティーで詳報は明日アップする。
二日目(18日) 一杯水避難小屋から長沢背稜でタワ尾根
朝は4時から同宿人が動き出したが、こっちも目は覚めてたしどうってこと無かったがちと早過ぎかな。
星が綺麗だというので出てみたら本当に凄かった。
アルプスの星に負けない星空で、オリオンや冬の大三角・昴など星が多すぎて良く判別できないほどだった。
昨夜の残り飯に鮭茶漬けの元と湯を入れて食べ、ゆっくりして6時15分に小屋を出た。
因みに昨夜の飯は秋刀魚缶を飯にぶっ掛けた秋刀魚丼とカレー。
天目山に登って伐採して見晴らしが良いと言うのを確認しようと思ってたんだが、直登する道が分らず縦走路を歩いてしまった。
次回タワ尾根からの下山時にでも寄ってみる事にする。
長沢背稜は本当の巻き道だから脚に易しいし、左手が見晴らし良いから
メチャクチャ楽しい道なのに殆ど人に遭わないのがまた良い。
今回もタワ尾根に入るまで一人も出遭わなかったし、タワ尾根では中年男女一組と遭遇しただけだった。
紅葉は楓が色付いており楽しめたが、全体的には1週間は早かったみたいだ。
この道は楓がやたらと多くて、真赤に染まれば凄い事になりそうなんだが黄色い葉の縁が茶色になってるのが多かったからそのまま落ちるかも。
霜が降りると駄目になるみたいで赤の綺麗なのはなかなか見られないらしい。
雰囲気抜群の縦走路
時折出てきた楓の赤
途中酉谷山避難小屋の上(9:00着9:30発)で軽く食べたが、わざわざ降りるのも面倒で水場の確認もしなかった。
一杯水があれだけ出ていたんだから恐らく出ていたろう。
タワ尾根入り口には10:40に到着して、中休止して11:00から降りだした。
直ぐに出てきたモノレールは前より綺麗になってるように見えたが気のせいか?
このモノレールが大きく右カーブして降っていく所から悪場が始まる。
直進するが大岩が連続して巻くので面倒かつ時間を食う。
何だか道が付け替えてあるみたいで昔歩いたのと感じが違った。
三角点を確認して歩き出したが、あのウトウの彫り物の板が目に付かなかった。
下しか見ていなかったからでここにあったらしい。
その内ロープで通せんぼして右に行けという指示板が出てきた。
降り出したらやたらと急で、地図で確認したら真南に下りている。
昔逆に歩いた時のこんなに急な登りではなかった気がして登り返し、
東側の尾根を下りだしたがこれも変でまた登り返した。
引き返そうと歩き出したらウトウの頭手前で遭った中年男女が降りてきた。
道はさっき降りた方だと言うのでまた降りだしたんだが、先入観がミスの元だったんだ。
地形図を見たら尾根は真南に降りていて道の正しさは一目瞭然だった。
ウトウの頭から少し南下して等高線の密度濃い所が問題の場所・正しさは明白
その後は紅葉にはまだ早い薄黄色の尾根をミズナラの巨樹まで降りてビックリ。
巨樹のあの恐竜の頭みたいな大枝が折れて幹に大穴が開いていたんだ。
これだけ痛んでしまうとあまり永くは保たないかもだな。
ダメージが大き過ぎて樹医の手当ても不可能だろう。
ミズナラの惨状
その後のハイライトの一石山神社への激下りと言うか嫌らしいジグザグの下りをこなして降り着いたが、本当に危険なトラバースで、鍾乳洞側に降りた方が安全なんだがなあ。
小川谷林道は通行禁止とかでそのルートが駄目なんだが、自己責任でそっちを通った方が安全だろう。
やっと降り着いてホット一息
バス停には15:40に着いたが、40分近く待たなくてはならず、汗を拭き着替えてバスに乗った。
ここでもトレランが10人以上おり、山屋よりも多いんだからブームその物。
タワ尾根と長沢背稜、それにヨコスズ尾根稜線と気持ちの良い歩きができるが、一石山神社からの登下山は剣呑だなあ。