東アジア歴史文化研究会

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バイデンの反トランプ政策、今度は20ドル紙幣の肖像画 アンドリュー・ジャクソンを消せと歴史認識の転換を図る(宮崎正弘国際情報解題)

2021-01-27 | アメリカ情勢

BLM(黒人のいのちも重要だ)など過激左翼運動は、昨年、アメリカのあちこちで歴史的な英雄の銅像を破壊した。歴史をあったままにまっすぐ見ないで左翼的自虐史観に陥ったからだ。

この極左の思想がホワイトハウスの主にも甦ったかのようだ。バイデン新大統領は、次々とトランプのなした政策を転覆させる大統領に署名しているが、今度は20ドル紙幣の肖像画変更、また転換、そして再発行を急ぐとした。

オバマ政権下、20ドル札の肖像画はハイエット・タブマンを採用することを決め、当初の予定では2020年に新札となると発表された。

現行20ドル札紙幣は第七代米国大統領アンドリュー・ジャクソンで、トランプ前大統領はオバマ時代に倉庫入りしていたジャクソンの肖像画をふたたび、執務室に飾った。

ジャクソンは初の民主党大統領だが、独立戦争を戦い英軍の捕虜となった。奇跡的に回復後(兄も母もコレラで死んだ)、農業経営、綿花のプランテーションには300人の奴隷がいた。波瀾万丈、「わたしが法律だ」と豪語し、「OK牧場の決闘」のモデルとも言われた。トランプはこの大統領を敬愛していた。ワシントンDCにもジャクソンの銅像があるが、BLMの過激派は、この銅像を引き倒そうとして警官隊に拘束された事件もあった。巨大な銅像はミズーリ州カンザスシティにある。

トランプは20ドル札から彼が消えることに怒り、ムニューチン前財務長官をして「タブマンの20ドル札は2028年まで発行されない」という措置をとらせた。

つまりトランプの任期中は新札としないとしていたのだ。

バイデンはこの措置を覆し、タブマン新札を急がせる。

新札になるハリエット・タブマンはメリーランド州ドーチェスター郡出身の奴隷だった。その後、奴隷解放運動家となり、ついで女性解放運動家も展開したため「黒人のモーゼ」と言われた。


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