認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

♯ 認知症 アルツハイマー型認知症の発病の予防に不可欠な「前頭葉の活性化」(G-09)

2022-09-01 | この先一週間-脳の活性化と私なりのテーマ
 (プロローグ) 世界的に権威が有るとされる専門家や機関が、以下に取り上げる4つのテーマについて、驚く程いい加減な主張を展開しているのです。
アルツハイマー型認知症の発病のメカニズム、②意識の機能構造、③記憶のメカニズム及び④前頭葉が活性化するメカニズムについて、世界中の専門家とされる人達や機関が、未だに正しい見解を提示できていないのです ❣
※1 その主な原因は、4つのテーマ共に、私達人間だけにしか備わっていない特有な脳機能である『注意の分配力』の機能の働き方について、彼等が無知なせいなのです。マウスにも、マーモ・セットにも、更に言うと、DNAの99%が人間と同じとされるチンパンジーにさえ、注意の分配力の機能は備わっていないのです。
※2注意の分配力』の機能は、「前頭葉の三本柱」(意欲、注意の集中力と併せて、二段階方式が命名)の機能の核心をなす機能であり、「実行機能」の機能の発揮及び行使に不可欠の機能なのであり、『前頭葉』の活性化に不可欠の機能であることについて、専門家達が未だに無知。
4つのテーマは、私たち人間だけに特有のテーマであって、且つ、特有の脳の機能及び機能構造が関わるものなのです。
※3注意の分配力」の機能は、「3つ以上の異なる複数の意識及びテーマを、同時に並行して構築し、統合し、分割し、処理し、管理し、コントロールする為に不可欠の機能であり且つ実行機能の行使による熟慮した及び咄嗟の判断、分析、理解、納得、機転、企画、計画、比較、検討、洞察、検索、予測、推理、憶測、忖度、シミュレーション、抑制、感動、決定、決断及び処理に不可欠の機能なのです。
※4 実行機能」とは、分析、理解、判断、発想、企画、計画、洞察、推理、憶測、忖度、検索、シミュレーション、比較、検討、選択、決断、抑制、興味、関心、感動等の例示した個別認知機能群(メタ認知に必要不可欠の機能群)の総称なのであり、意識的な世界を様々に演出する「実行機能」の機能の発揮度は、「前頭葉の三本柱」の機能が左右し下支えているのです。

&1 『アルツハイマー型認知症』の発病原因に関する『仮説』の考え方の破綻
(1) 『アルツハイマー型認知症』というタイプの認知症の「発病の原因(メカニズム)」を研究の対象としていながら、『前頭葉』を核心とする脳全体の機能レベルのアウトプットという視点が全く欠けていて、記憶の障害、然も、外観から観察する「重度の記憶障害」の症状ばかりに関心が行っていて、症状が発現してくる原因について、器質的な病変を追求し、的外れの研究ばかりしているのが権威ある研究機関の研究態度なのです。
⇒ 挙句の果てに、圧倒的に通説の地位を保持してきたアミロイドベータ仮説を筆頭とする全ての仮説が、破綻してしまった状況にあるのです。
⇔ アルツハイマー型認知症(老年発症が特徴で、廃用症候群に属する老化廃用型の生活習慣病=本稿の主題)とアルツハイマー病(若年発症が特徴で、特定の遺伝子に生まれつき異常が存在する人だけを対象として発病するのが特徴)とをまとめてアルツハイマー病と呼ぶ専門家が我が国には多いのです。
両者は、症状の進行の度合いは全く異なるものの、「症状が末期の段階にまで、進んだ」発病者の死後の脳の解剖所見が同じような特徴を有するだけで、発病のメカニズムも、発病の対象年齢も、発病後の症状の進行度合いも、治療と発病の予防の方法の有無も、全くの別物というのが真実の実態なのです。
更には、若年で発症するタイプのものと主張する「若年性アルツハイマー型認知症」なる認知症は、この世に存在しない架空のものであり、重度の記銘力障害による重度の記憶障害と発病年齢が若年であるものの、「前頭葉」が正常な機能レベルにあることを特徴とする『側頭葉性健忘症』を誤診しているだけなのです(アルツハイマー型認知症は、前頭葉が異常な機能レベルであることが特徴なので、両者については、「前頭葉」の機能レベルを精緻に判定できれば、容易に鑑別できるものなのです。「若年性アルツハイマー型認知症」と診断された人達が、例外なく全員、自分が置かれている困難な生活状況について、見事に説明できるのは、「前頭葉」が正常な機能レベルにあるからなのです。他方で、重度の記憶障害の症状が発現している「アルツハイマー型認知症」の発病者であれば、前頭葉の機能が極めて異常なレベルであって、わが身の困難な状況の認識も出来なければ、語ることも出来ないのです(彼等は、全員が高齢者で、末期の大ボケの段階のお年寄りということになるのです)。
⇔『前頭葉』の機能レベルを精緻に判定できる手技が(二段階方式の手技以外には)無い為、両者が混同されている結果、若年性アルツハイマー型認知症の支援団体なるものさえ存在し、我が国でも、活動を拡げているのです。
(2) 脳血管性認知症、二次性認知症、アルツハイマー病、アルツハイマー型認知症など様々な種類が数ある認知症の内の大多数90%以上の割合を占めている『アルツハイマー型認知症』は、廃用症候群に属する老化・廃用型の『生活習慣病』が真の本態であり、『超高齢社会に既に到達した又は、到達直前の社会だけの特有で大規模な社会現象』であり、『第二の人生』を送る60歳を超える年齢の『高齢者だけ』が、発病の対象となるのが特徴でもあるのです。
(3) 自分なりの追求すべき特定の「テーマ」が無く、目標が無く、喜びや楽しみや生き甲斐が無い単調な生活習慣の継続、『生きがい無く、趣味無く、交友無く、運動もせず、目標となるものも無いナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続』という要因だけが、発病するか/しないかを区分ける唯一の要因であり、廃用性の加速度的で異常な機能低下を進行させていくその先に発病及び症状の重症化の進行が待っている、それが、『アルツハイマー型認知症』というタイプの認知症なのです。
(4) 仕事とは無縁の日々となる第二の人生を送る上で日々展開される生活習慣、食生活ではなくて、『脳の使い方』【特に「前頭葉」、就中、メタ認知機能(注意の分配力の機能が実行機能を行使して行う、洞察、推理、シミュレーション等の機能を駆使する出番が多い生活テーマの実践)としての生活習慣の在り方が、発病するか/しないかを区分ける真の要因なのです。
(5) 発病を惹き起こす真の原因、それは、私たち人間だけに特有な世界、意識が関わる世界、意識的な世界(目的的な世界)での、脳の使い方としての『生活習慣の在り様』、すなわち、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣の継続』に起因して発病するものなのであり、世界中の権威達が提起している発病原因、「記憶の障害」や器質的な病変に起因して発病する訳ではないのです。
⇒ アミロイドベータの蓄積による老人斑や、タウタンパクの蓄積による神経原線維変化や、アセチルコリンの不足や、脳の顕著な萎縮は、『アルツハイマー型認知症』の発病を惹き起こす原因ではなくて、廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行により発病し、機能低下が更に進行した末の結果に過ぎないものと「二段階方式」は考えているのです(発病の原因ではなくて、結果)。
アミロイドベータ仮説やタウタンパク仮説やアセチルコリン仮説は、すべて、記憶障害を引き起こす要因が何かについて想定した要因が異なるだけの仮説に過ぎないのであり、それらの仮説は全て、間違った場所を、様々な方法で掘り返しているだけのものなのです。
(6)後述するように、アルツハイマー型認知症は、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした三段階に区分される類型的な症状が発現してくるのが特徴です。「前頭葉」の機能は、「意識的な世界」(目的的な世界)に於ける「脳全体の司令塔」の役割を担っている総合複合機能体なのです。『第二の人生』を送る上で展開される単調な生活習慣の継続に起因した廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行が原因で発病し、症状の重症化が進行していくのが特徴である『アルツハイマー型認知症』の場合、前頭葉、左脳、右脳、運動の脳の順番に、廃用性の異常な機能低下が進行していくのが特徴なのです(14689例の「脳機能データ」の解析結果)⇔事象の事実であるこの解析結果について、「4つの仮説」では、合理的に説明することが出来ないのです。
※1 脳内に投与されたアデュカヌマブが、アミロイドベータの蓄積量を減少させる効果がどれだけあろうとも、「老人斑」の蓄積と「アルツハイマー型認知症」の発病との間に、因果関係が存在していない限り、発病を予防又は症状の進行を抑制する効果(『前頭葉』を含む脳全体の加速度的で異常な機能低下の進行の予防又は、抑制する効果)は有り得ないことなのです。
※2カロリンスカ研究所やランセット委員会を先駆けとして、AIを活用したコホート解析により、食事や運動や交友がアルツハイマー型認知症の発病に関わるリスク要因であるとの研究発表が出てきて以降に、発病の原因については「アミロイドベータ仮説」を支持していながら、食事(カレー料理や地中海料理)や運動や交友や趣味や学習などが、アルツハイマー型認知症の発病リスクを大幅に減少させることになるとかの説明をする人達、権威と自称する人達が増えてきているのです。
※3彼らは、物忘れの症状の発現の仕方の改善が、「DSM-Ⅳ」の第一要件が確認を要求している「記憶障害」の症状の改善に直結するものと誤解していて、「物忘れの症状」は、「加齢」現象に過ぎないことを知らないのです。
(7)「DSM-Ⅳ」の第一要件が確認を要求する「記憶障害」の症状は、『前頭葉』を含む脳全体の機能について起きてくる廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行が原因なのであり、廃用性の機能低下を惹き起こす要因は、①『第二の人生を送る60歳を超える年齢の高齢者だけ』を対象とするのが特徴であり、②『キッカケの発生を契機にして意欲を喪失することで開始されるナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続』が唯一で真の要因であること並びに③そこで言う記憶障害の症状自体が、認知機能障害の一つの形態に過ぎないのであって、様々な種類及び態様により発現する「アルツハイマー型認知症」の症状自体は、記憶の障害に起因して発現するものではないことさえ知らないのです。

&2 「意識的な世界」(目的的な世界)の機能構造         
(1) 意識の機能構造(By 二段階方式」独自の見解 ):
マウスやマーモセットは愚か、DNAの99%が人間と同じとされるチンパンジーにさえも備わっていない脳機能、私たち人間だけに特有な注意の分配力の機能(3つ以上の異なるテーマ及び異なる覚醒度により構築されている複数の意識について同時に並行して保持し、種々の処理を実行する為に不可欠の機能であり、咄嗟の判断や処理にも不可欠の機能であって、人間だけに特有な脳機能)が、『評価の物差し』(意識の首座=自我)の評価、注意、関心、選択に随伴して、構築し、統合し、分離し、消滅させ、操る等の処理を実行することによりアウトプットしてくる、様々な『意識』は、(左脳、右脳及び運動の脳が牽引する)三頭立ての馬車を運行する世界であり、その運行を支配して、管理し、コントロールしている脳機能が、「御者の役割」(脳全体の司令塔の役割)を担っている『前頭葉』と総称される総合複合機能体(『前頭前野に局在する、前頭葉の三本柱の機能、評価の物差しの機能及び実行機能により構築)だと私たち二段階方式は考えているのです⇔ 動物でなくて、生きた人間(高齢者)の脳機能データが、私たち二段階方式の特徴。
(2) 世界中の権威ある機関から、『発病の原因が不明であり、治すことが出来ないし、発病自体を予防することが出来ない』タイプの認知症であると誤解されている『アルツハイマー型認知症』は、【意識が関わるタイプの認知症】なのであり、『加齢』という要因に起因した機能低下の進行(正常な老化=発病の対象が高齢者だけ=老年発症の原因要因)並びに『注意の分配力』の機能の出番が極端に少ない『単調な生活習慣の継続』という要因に起因した脳全体の廃用性の異常な機能低下の進行(異常な老化)という要因(「脳の使い方」としての意味での単調な生活習慣の継続に起因した廃用性の異常な機能低下の進行という要因)、即ち、「異なる二つの要因の同時存在」による『相剰効果』によって、前頭葉を含む脳全体の機能の廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行の先に、発病及び症状の重症化の進行が待っている認知症なのです。
(3) 近年脳トレ本が大流行しているのですが、『前頭葉』が活性化する機能構造に無知なために、実にいい加減な内容のものばかりが出版されているのが現状なのです。『前頭葉が活性化』するには、『注意の分配力』の機能の出番が多く、『実行機能』の駆使が不可欠的に連鎖的に起きてくる「テーマ」の実践が『生活習慣』として継続されることが、必要不可欠の条件なのです。
※市販されている「脳トレ本」に取り上げられたテーマの実行では、『注意の分配力』の機能の向上には、直結しないのです。洞察、推理、予測、シミュレーション、分析、企画、計画、比較、検索、選択、抑制、感動等の個別認知機能群の総称である『実行機能』を行使するには、機能構造面から、注意の分配力の機能の発揮が不可欠となるのであり、そうした機能の出番が多い「テーマ」の継続的な実践、生活習慣化があって初めて、脳全体の「司令塔の役割」を担っている『前頭葉』の機能が、正常なレベルに維持され/改善されることになるのです。

&3 人間だけに特有な「注意の分配力」の機能と「記憶のメカニズム」
(1)世界中の専門家達は、マウスを研究対象に選んで、そのデータに基づいて、人間の記憶のメカニズムを推測し、学説を発表し、或いは、診断しているのが実態なのですが、意識の機能構造がそのまま、記憶のメカニズムにも直接的な影響を与えていることに気づいていないのです。問題は、意識の構築についても、記憶の構築についても、極めて重要で核心的な役割を担っている機能である『注意の分配力』の機能が人間だけに特有な脳機能であり、マウスは愚か、チンパンジーにも備わっていない機能であることが無視されているのです。
(2) 専門家とされる人達は、異口同音に、記憶は、海馬により短期記憶と長期記憶とに区分されて、更に、睡眠中に整理されて、短期記憶が長期記憶の貯蔵庫に搬入されていくなどと、真っ赤な嘘(奇想天外な空想)を真実であるかのように、語るのです。
(3) 記憶は、記銘して、保持して、想起するという過程をたどります。
その上で、『よく記銘された(記銘度が高かった)対象情報が、よく保持されて、更には、よく想起される』ことになるのです(短期記憶と長期記憶が生じてくる真のメカニズムであり、海馬が区分けている訳ではない)。
※1   海馬が、エピソード記憶の形成や想起に重要な役割を演じているという学説も間違い。前頭前野に在る『評価の物差し』の機能により評価され、選択された情報の記銘に関わるのが海馬の役割りなのです(自我が評価した情報の「記銘」の為の機構である海馬の萎縮により、記銘度が左右される為、重度の記銘力障害が原因で、直前の出来事の情報も想起できないものの、発病前に記憶していた「長期記憶」は想起できるのが、『側頭葉性健忘症』の特徴)。
※2 更に言うと、専門家達は、『マジカル7』なるものの存在を語るのです。
本人を含めて、誰もが、脳の機能構造の面からの正しい説明が出来ていないので、『マジカルナンバー7±2(ミラーの法則)』についての正しい説明をしておきましょう。マジカルナンバーとは、人間が瞬間的に保持できる情報の数は「7±2」であるとするもの。アメリカのハーバード大学の心理学者、ジョージ・ミラー教授による1956年の論文で登場し、人間が短期記憶に保持できる情報の数は7±2(7を中心としてプラスマイナス2、つまり5~9)であることを主張していることが多く、認知心理学の研究の先駆けとなったとされるもの。
当該学説によると、短期記憶とは人間が瞬間的に保持できる記憶のことで、数十秒しか記憶されず、また情報の容量の大きさにも限界があるとする。
ミラーは、保持する情報の単位を「情報のかたまり」として「チャンク(chunk)」と呼び、短期記憶で保持できるチャンクは「7±2」であるとするものなのです。電話をかけるときのナンバーなどが、事例に挙げられることが多いのですが、Tadの理解では、これは、実は、『注意の分配力』の機能に関わることなのです。 
⇔ 意識的に何かのテーマについて会話をする場面で説明しましょう。最近の猛暑と熱中症との関係:あなたが語ろうとするとき、⓵語ろうとする「テーマ」(猛暑と熱中症との関係について、自分なりの考えを語ること)の継続的な保持が不可欠であり、②語る内容についてメタ認知機能を働かせ、語るより先に、脳内で大まかなストーリーを構成することが、不可欠となるのです。
その上で、③実際に、具体的なストーリーを語っていくことになるのです。
あなたの話を聞く側と言うと、(あなたが、何をどのように語るのか、事前の予測が無い状況下で)、⓵あなたが語る話を聞き取って行き、②聞き取れた内容を自分なりに理解していきながら、③自分なりの考えを構築していくのです(来客に今朝起きた特異な体験を語っていて、次の来客を告げるインターホンに対応して、続きを話そうとした時、何処まで話していたか分からないことが有るでしょう。注意の分配力の保持する機能が衰えてきた加齢現象なのです)。
上記に挙げた『①~②~③』の流れに沿った、「脳機能の発揮」が必要不可欠となるのであり、その核心的な役割りを担っているのが、注意の分配力の機能という脳機能の働きなのです。注意の分配力の機能が、実行機能を行使して(駆使して)行う、メタ認知機能の発揮なのであり、当然のことながら、限界値が存在するものなのです。但し、藤井聡太棋士が、囲碁の手合い試合で次の手を読む際の脳の働き具合(AIも敵わない程の、数えきれない程のケースシミュレーションをした上で、最適と考える手を選択している)を見れば、この学説が単なる憶測の類であり、注意の分配力の機能が実行機能を行使して行うメタ認知機能の発揮について無知である、学説に過ぎないと分かるのです。
⇔ このTadは、現在78歳なのですが、このブログを書くとき何時も、極めて簡単に書けるのです。所謂、『朝飯前』程度の所業なのです。各回の枠が3万字に制限されているために、字ばかりなので恐縮なのですが、書くべき内容は、メタ認知機能の発揮によって、次々と溢れ出てきて、いつも3万字の枠を超えてしまい、削って、削って、3万字の枠内に収める苦労をしているのです。
書く際は、①その項での書くべき「テーマ」を考え、②テーマの主要な枠組みを構想し、その大枠の構成内容を保持して、③注意の分配力の機能が実行機能を駆使して行うメタ認知機能の発揮により、書くべき流れを想定し、発想し、把握し、保持し、④その結果に基づいた内容を検索し、⑤構築し、⑥シミュレーションし、⑦比較していき乍ら、⑧最終的な内容を選択し、⑨決定した上で、⑩しかるべき内容の言葉として書き出していくのです(勿論その過程で、同時に並行する形で、評価の物差しのチェックを受けつつ、記憶の倉庫とのやりとりの作業も、ごく超音速の猛スピードで、きちんと行っているのです)。
⇒ Tadが書く内容が、いつも一文が極めて長いのは、マジカル7をはるかに超えた検索とシミュレーションが実行されているせいなのです。
※3 1週間前の土曜日の早朝のことでした。車を運転しながら、目的地に着くまでの間、Tadの脳は、3人のお友達を自宅に招待して、Tad手作りの得意料理である「ロースト・ビーフ」を作ってもてなそうと考えていたのです。牛肉の等級はA5にすることに決めていたのですが、飛騨牛か、近江牛か、はたまた佐賀牛にするか、財布とも相談しつつ未だ決めかねていたのです。そのことがずっと念頭にある状態下で、通り過ぎる景色にも注意を向け乍ら、事故を起こさないよう、車の流れに逆らわないように配慮しつつ、それなりのスピードも出して、安全運転していた状況にあったのです。
梅ノ木平を通過した先から、周りの林の木々が適度に切り倒されていて、従来とは異なって、全体が明るくなり、百日紅の木などが見え隠れするのです。
注意の分配力の主たる分配量が、夕食の食材選びに向けられたり、車の流れに向けられたり、時に、周りの景色に向けられたりする度に、『三者の記銘度』が、それぞれに異なることとなり、そのことが後々の想起の程度に大きく影響することになるのです。Tadの理解では、『よく記銘された(記銘度が高かった)対象情報が、よく保持されて(その結果、短期記憶と長期記憶の区分が生じることとなる)、更には、よく想起されることになる』だけなのです(海馬が対象を短期記憶と長期記憶となるよう区分けているせいではないのです)。かくして、注意の分配力の機能が備わっていない、マウスの記憶を基礎とした推測(憶測)では、私たち人間だけに特有なものである注意の分配力の機能の影響が甚大【核心的な要因】である、「人間の記憶のメカニズムを、マウスのそれと同等に論じることは、誤り」ということになるのです。1週間経過後の今日、あの日のことをよくよく想い起こしてみれば、想い出せること、想い出せないこととの間に、確認できること、それは、『何らかの理由で、よく記銘された対象情報ほどよく想起できる』という法則に気づくのです。駐車場に車を止めて、目的の牛肉店へと向かう途中で、マスクを車内に忘れてきたことに気づいて、慌てて、引き返し、マスクを持ってから再び牛肉店へと歩いて行った時のことについては、1週間が経過していても、今なお、はっきりと想起できるのです。
一方で、何度か通過した交差点の信号がどうであったか(赤でいったん停車したのか、青でそのまま通過したのか)については、一切覚えていないのです。
赤なら停車し、青なら通過したはず(意識的な世界での認知)であり、『注意の分配力』の機能の分配量が極めて少なかった(記銘度が低かった)せいだからなのです(記銘度が極めて低かった情報である為、その分想起できない)。
※4 記銘するに際しても、注意の分配力の機能の関わり具合が高度に影響し(注意の分配量の配分の差異が記銘度の差異を生み出す)、想起するに際しても、注意の分配力の機能の関わり具合が高度に影響する(注意の分配力の機能の発揮度の差異が、対象情報を取り出す為の検索の仕方の内容及び程度を左右する結果を生み出す)ことを、忘れてはならないのです。マウスなどとは根本的なメカニズムの相違が存在しているのが、私達人間の記憶のメカニズムなのですから(海馬が、記憶の対象情報を短期記憶と長期記憶とに区分ける働きをしていると主張する学説の主張内容は、たんなる憶測の類に過ぎないのです)。
⇔ あなたも、最近の自己体験の中から、感情の吐露が大きかった何かの出来事の詳細を想い出してみて下さい、Tadの上記主張に、納得がいくはずです。
(4) 『加齢』に伴う「物忘れの症状」の場合は、前頭葉の機能が正常であり、
且つ、左脳も右脳も正常な機能レベルにある点に注意が必要です。
 『前頭葉』を含む脳全体の機能が正常な機能レベルにあるので、「記銘」についての問題はというと、記銘時に『注意の分配力』の機能が他のテーマに主に注がれていた場合を除いて、記銘することが出来るのです。とは言え、注意の分配力の機能の関わり方により、記銘度の差異が生じてくることに注意が必要です。『よく記銘された情報ほど、よく保持され、よく想起されるもの』だからなのです。
問題は、想起する際に、『注意の分配力』の機能の「加齢」による機能低下の影響を受け、「対象の記銘に際して、記銘度がその分低いものとなる為に」、時間が経過するにつれて、思うようには想起できなくなってくるという問題が存するのです(海馬の機能でなくて、記銘度の差異が、短期記憶、又は、長期記憶の差異を生むことになるというのが、Tad=「二段階方式」の主張)。
よく「想起」するには、「注意の分配力」の機能の高度な発揮が不可欠となり、あれか、これか、メタ認知機能を高度に発揮させ乍ら、様々な条件を付加して、機能発揮上での3層構造の下位機能である「注意の集中力及び意欲」の機能の発揮度も上げていき(注意の分配力、注意の集中力、意欲の3層構造)検索してくる必要があるのです。「加齢」に起因してであれ、ナイナイ尽くしの単調な生活習慣が継続することに因る「廃用性」の機能低下に起因してであれ、「前頭葉の三本柱」の機能の内、最も早くに機能が低下してくるのが、『注意の分配力』の機能なのです。このような機能構造の働き(働き具合)の結果として、『記憶の対象』となった情報についての、興味や関心の高さ、怒りや恐怖、或いは悲しみ等の差異に起因した記銘度の高さ、低さの差異に因り、はっきり想起できるものもあれば(こともあれば)、さほどはっきりとは想起できないものもある(こともある)ということになるのです。海馬が区分けている訳では、決してない。 実行機能の機能発揮上の二重構造は、私達人間だけに特有な脳機構なのです。
(5) 『アルツハイマー型認知症』の発病者であって、「DSM-Ⅳ」の規定の第一要件及び第二要件の規定が確認を要求する内容を充足しているお年寄り達、言い換えると、症状の更なる重症化が進行して行き、二段階方式の区分でいうところの「末期の段階」である「大ボケ」の後期にまで重症化が進行しているお年寄り達に確認される極めて重度の「記憶障害」の症状及び失語の症状(正しくは、所謂「失語」なのではなくて、外観的に観察される「失語らしき症状」)について、脳の機能面からの正しい理解を提示しておきます。
※1 彼らの脳の機能レベルについて説明すると、『前頭葉』の機能レベル並びに左脳、右脳及び運動の脳の機能レベルがすべて、極めて異常なレベルにあるのです(改訂版かなひろいテストの実施結果が極めて異常なレベルで左脳及び右脳のテストであるMMSEの総得点が一桁9点以下の人達なのです)。
※2 上記※1について、実行機能の機能発揮上の二重構造の問題を含めて、更には、「注意の分配力」の機能が核心的役割を果たす記憶のメカニズム等を含めた説明です(現状、二段階方式独自の理解と考え方)。
(6) 世に溢れている「脳トレ本」の全てが、物忘れの症状のある程度の改善が、前頭葉の機能レベルの改善であると誤解している(機能構造の無知)。
※1ついでのことに記しておくと、筋トレやランニング、或いは、速足での散歩などの運動をすることを訓練(生活習慣化)することにより、物忘れの症状が改善するのです。意欲と注意の集中力の機能が向上する結果として、記銘力の機能の向上(記銘度が高くなる)に繋がり、記憶する際の対象の記銘度が高くなる結果として、「物忘れの症状が改善する」ことになるのです。
とはいえ、『注意の分配力』の機能の出番は多くはないので、前頭葉の機能の活性化には繋がらないことに注意して下さい。前頭葉の機能の活性化には、注意の分配力の機能が実行機能を行使する機会が多くなるテーマの実践が必要不可欠となるからなのです。物忘れの症状の改善を見て、前頭葉の機能の活性化とか、向上とか、果ては、『アルツハイマー型認知症』の発病の予防につながると主張する専門家達がいますが、彼等は、前頭葉の機能構造について無知な人達なのです。
※2「G-02」でTadが提起した図式を理解する上で、最初に理解していただきたいことがあります。それは、意識自体を生み出す単体のニューロンは存在していないということです。前頭葉の三本柱の機能、評価の物差しの機能、実行機能、記憶の倉庫、馬(左脳、右脳、運動の脳)については、単一の、又は、異なる種類が複合したニューロンネットワークが存在していると考えるのです。内容と覚醒度とが異なる一つ一つの『各意識』(①、②、③)は、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ及びⅤの機能が、連動することによって都度生み出されてくるものであると考えるのです。⇒Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ及びⅤの機能が、連動することによって、意識①が生み出されてきて、意識②が生み出されてきて、意識③が生み出されてきて(その繰り返し)、状況により異なる複数の意識が、同時に並行して存在していて、更には、生み出され、統合され、分離され、消滅させられたりしているのが『自我が支配している意識的な世界』なのです。
(7)注意の対象があれやこれやに変化していくのは、評価の物差し(意識の首座=自我)が自由意思に基づいて選択をした結果なのです(無意識が支配しているとか、果ては、無意識がすべての意識に先行して存在し、機能しているとかの主張は、「リベット」が実施した「実験」の結果について起きた『彼自身の誤った解釈』が、そのまま踏襲されているだけなのです)。
※1評価の物差しの機能、言い換えると「意識の首座」(即ち、自我)、実行機能、記憶の倉庫、馬(左脳、右脳、運動の脳)の各機能には、自身の機能を発揮する能力が無い為、その機能の発揮及び発揮度が、注意の分配力を核心とした『前頭葉の三本柱』の機能が関わることによって発揮される(機能の発揮度が拡大化、縮小化される仕組み、私たち二段階方式が、初めて解明した『機能発揮上の二重構造』の機能関係が存在している)機能構造なのです。『アルツハイマー型認知症』の発病のメカニズムに関わる極めて重要な要因なのです。このことに気付かず、「注意の分配力」の機能が備わっていないマウスを研究対象に、「記憶障害」という誤った的に矢を放っているのが、アミロイドベータ仮説を筆頭とした「4つの仮説」なのです。⇒「4つの仮説」の全てが、米国精神医学会が策定した『DSM-Ⅳ』の規定の第一要件の内容の誤りに気付かないで、規定内容が正しいことを前提とした主張内容を展開している(権威が規定した内容であれば、その内容を疑おうとはしない)のです。
⇔『アルツハイマー型認知症』を発病する直接の主たる原因を、「記憶障害」に起因して症状が発現してくるものと想定(このこと自体が、重大な誤りの内容)して、記憶障害を惹き起こす要因として、アミロイド・ベータの蓄積、タウタンパクの蓄積、アセチルコリンの不足、脳の萎縮を想定しているのです。
猶、それら4つの説が全て『仮説』の扱いを医学会から未だに受けているのは、主張内容とアルツハイマー型認知症発病との間の直接の因果関係の存在を立証できていないからなのです(単なる「憶測の類」に過ぎないのです)。
『DSM-Ⅳ』の規定の第一要件の誤った仮説を前提にして、「因果関係の立証が出来ない「4つの仮説」が提示されている、『屋上屋を架している』ということになるのです。
⇒ 権威を自称しながら、他の権威に対して、主張内容が正しいか/否か、或いは、欠陥が存していないか、疑おうとはしないのです。
(8)アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病に過ぎないのです(但し、ここに言う「生活習慣」とは、第二の人生を送る上で展開され継続される生活習慣であって、『脳の使い方としての生活習慣を言う』ものであり、食生活とは無関係のものであることに留意する)。
ボケるか/ボケないかは、器質的な病変ではなくて、日々の脳の使い方としての生活習慣、現在、『第二の人生』を送っているあなたの『生き方次第』ということになるのです。
更に問題を提起しておくと、九州大学が久山町で行った疫学的調査結果に基づき主張している『糖尿病を患った高齢者は、アルツハイマー型認知症を発病する危険性が高い』との内容は、直接の因果関係要因を見誤ったものなのです。症状が重い発病者に医師が指示する3つの要因『①BMIの基準に合致する迄体重を減らすこと、②日々の摂取カロリーを一定値以下に抑えること、③砂糖類を含む炭水化物の摂取を極力制限すること』により、意欲が減退し、気力が衰えてきて、体力も衰えてナイナイ尽くしの単調な生活習慣が惹き起こされてくる、そのことが、アルツハイマー型認知症の発病と直結する要因であることに気付いていない、『誤った主張内容』に過ぎないなのです(対象例が極めて多いコホート解析は万能ではないのです。解析対象中に、脳の使い方としての生活習慣、廃用性の機能低下を呼び起こす脳の使い方としての生活習慣に関わる内容のデータがどれだけ数多く存在していたのかが、重要なポイントです)。
正しくは、【アルツハイマー型認知症の発病との間に直接の因果関係が存在するのは、医師の過度な養生要求を順守する生活習慣が、日々繰り返され継続されることをキッカケとして開始された、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続なのであって、『重度の糖尿病の発病との間に直接の因果関係は存在していないものである』ことを主張し、問題提起しておきたい】のです。
(9) 「前頭葉の三本柱」の機能の機能レベルが立ち上がっていくことにより、『意識』が立ち上がって行き、次第に機能レベルが高まって意識の機能レベルも変化していき、一定の閾値を超える「意識の覚醒度」が、自己が「意識状態にある」ことの知覚(意識の知覚の認知)を覚醒させることになると「二段階方式」は考えているのです。意識が覚醒された状態下では、『注意の分配力』の機能の働きにより、異なる複数の意識が同時に並存した状態となるのです。
※1 前述の機能図の如く、「前頭葉の三本柱」(意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能)の機能が「意識の構築」の基盤に在ります。中でも、「意欲」が基盤に在って、「注意の集中力」が上位機能として、獲得されて、更にその上位機能として、『注意の分配力』が、進化により獲得されたのです。
⇒『第二の人生』を送る高齢者が、「キッカケ」の発生を契機にして「意欲」を喪失して、何事にも挑戦できなくなっていき、そのことにより展開されるナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続に起因した廃用性の機能低下が進行していくときは、より高度な機能から、即ち、「注意の分配力」の機能、「注意の集中力」の機能、「意欲」の機能の順に、三頭立ての馬車の馬と御者で言うと、前頭葉、左脳、右脳、運動の脳の順に、機能の衰えが進行していくのです(脳機能データが基礎)。『アルツハイマー型認知症』は、私たち人間だけに特有な世界、「意識的な世界」(目的的な世界)を創出し、管理し、統合し、分離し、コントロールしている『注意の分配力』の機能を核心とする「前頭葉の三本柱」の機能に生じてくる廃用性の機能低下の進行が引き金となって、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした「三段階」に区分される症状が発現してくるのが特徴となるのです(⇔逆に言うと、『前頭葉が活性化する生活習慣』の構築と継続的な実践が、「発病自体を予防する」唯一の方法となるのです)。
※2 前述した機能構造図に説明するように、Ⅰ(「前頭葉の三本柱」の機能)の機能の発揮の度合い(機能レベルの向上、又は、低下)が、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ及びⅤの各種機能の発揮度(機能レベル)を左右し、支配する機能構造(機能の発揮及び発揮の度合いが、直接的にリンクしている)の関係にあって、「それらの総合機能体」としての出力結果が、内容及び覚醒度が異なる、各種の「意識」を生じさせていて、各意識の覚醒度並びに主観的に個々人により、個別に感得される質感(qualia=クオリア)の差異を生じさせているのです。
※3 『意識』は、内容及びその覚醒度が異なる複数の意識が同時に並存しているのが常態であり、意識を生み出す脳機能構造が働いている状態(意識状態)下で、その意識の覚醒の度合い(覚醒度)が低下していき(この段階は、レム睡眠下で夢を見ることがある)、更には、意識の覚醒度を生み出している「前頭葉の三本柱」の機能の発揮度が、極限まで低下して行った状態のその先が、「無意識下の状態(但し、「無意識」ではない)」であると考えるのです。
※4 機能構造面を支える異なるニューロンネットワークにより両者を区分けているのは、前頭葉(評価の物差し=自我)に因る選択が必要な機能テーマの処理は意識下で行われ、選択が不必要な機能テーマの処理は無意識下で行われるシステムになっているのではと考えるのです。「全ての意識に先行する無意識」とか、「無意識が、全ての意識を支配している」とかの主張は、誤りなのです。
⇔ リベットの実験の結果の解釈の誤りを含めて、『意識が覚醒』している状態下での『注意の分配力の機能の発揮による、①目的となるテーマの「保持」と②その「実行」の両者について生じてくる血流の変化の確認という視点が無い為に、①のテーマの保持が、意識的に行われていることが見落とされていて、無意識下の何者かであると誤解されているだけ』なのです。
(10)様々な種類のニューロン群の及びニューロンネットワークの働きにより、様々な情報が扁桃体や網様体や視床を経由して最終的には前頭前野に局在する『前頭葉』に統合されて、『評価の物差し』(意識の首座=自我)の機能が、『注意の分配力』の機能を右腕として、左脳、右脳及び運動の脳という三頭の馬を操り乍ら、「記憶の倉庫」と照合し、「実行機能」を駆使して、自分が置かれている状況を分析し、理解し、評価し、判断し、状況判断に沿った何らかのテーマを発想し、当該テーマを保持した意識的な状態下で、発想したテーマの実行を企画し、実行の内容、実行の仕方、程度及び態様を計画し、実行結果を洞察し、推理し、シミュレーションし、シミュレーション結果を比較して、最終的な内容、程度及び態様を選択し、決定し、実行の決断をして、三頭の馬に実行の指令を出して行く、その総合的な働き及び働き具合の結果の出力である「アウトプット」が、覚醒度及び内容が異なり、同時に並行して存在する「複数の個別の意識」が発現してくる世界と「二段階方式」は考えるのです。
※この①機能構造の理解と②廃用性の機能低下の進行という理解が、『アルツハイマー型認知症』の発病及び症状が重症化する原因究明の鍵となるのです。
4つの仮説が前提として想定している器質的な原因病変は存在していないし、確認されてもいないのです。

&4「前頭葉の活性化」(脳の機能構造面からの正しい理解)。
(1) 書籍中でも、テレビでの発言中でも、「前頭葉」という言葉を専門家がよく使用します。ところが、『前頭葉』という機能は、単体で存在しているものではないのです。「前頭前野」に局在する①「評価の物差し」の機能、②「意欲、注意の集中力及び注意の分配力」の機能からなる「前頭葉の三本柱」の機能及び③「実行機能」の三者から構成される複合総合機能体のことなのです。
⇒このブログの「G-02」に提示してある意識の機能構造図を参照。
(2) 更に問題を提起しつつ言うと、『前頭葉』の機能が活性化するに際して、『実行機能の機能発揮上の二重構造の機構が存在する』ことの理解が「意識」の機能構造を理解する上においても、「前頭葉」の活性化のメカニズムを理解する上においても、必要不可欠のものとなるのです。
⇔ 『機能発揮上の二重構造』は、世界中でTadしか理解できていないのです。
即ち、「実行機能」(分析、理解、判断、発想、企画、計画、洞察、推理、シミュレーション、予測、憶測、検索、比較、選択、決定、決断、抑制、感動etc.)とは、ここに例示列挙した個別の認知機能群の総称なのであり、加えて、実行機能自体には、自身の機能を発揮させる手立てが備わっていないことが重要。
実効機能の発揮度は、前頭葉の三本柱の機能のうちで最も高度な機能であり、核心をなす機能である注意の分配力の機能が直接的に関わることによって及び意欲と注意の集中力の機能の発揮度が加わることによって、直接下支えられ、支配され、管理されているという機能構造(二段階方式が、「実行機能の機能発揮上の二重構造」と命名)が存在しているのです。
(3) 先ずは、「意欲」と「注意の集中力」の機能レベルの向上(嵩上げ)を図るべきなのです。両者の機能の向上を基盤にして、『注意の分配力』の機能レベルの向上(嵩上げ)を図る、二段階ロケット方式が、お勧めのやり方です。
意欲注意の集中力の機能レベルの改善、向上方法としては、『速足の散歩』(1日当たり5000歩が目安)が極めて有効なのです。
⇔『前頭葉』の活性化には、『評価の物差し』による評価に基づいた、『注意の分配力』の機能が、「実行機能」を駆使して行う『メタ認知機能』を発揮する場面の増加が必要不可欠なのです。自分が置かれている状況を考慮し、「特定のテーマ」を選択して、『あれかこれかと、洞察し、推理し、発想し、シミュレーションし、創意、工夫し』、且つ、楽しみ乍ら、「メタ認知機能」を思う存分発揮すること。その過程が、テーマの実行が、結果が、自身の楽しみや喜びに繋がるとき、『前頭葉が活性化』しているのです。
(4) 自分なりの「特定のテーマ」の実行は、できれば、気心が知れた仲間たちと一緒に、楽しみながら、実践していただきたいのです。歩いていく先々で、目に留まった、あなたの注意を惹いた景色を、スマホで撮って欲しいのです。
⇔ 趣味、遊び、人付き合い、居住している地域の活性化【祭事、催事、行事、習俗、居住環境】等の中から、自分なりに興味や関心が持てて、継続して実践出来そうなテーマを選択して、『先ずは、トライしてみる』のです。
⇔ 『脳生き生き日記』をつけることをお勧めします。毎週単位で、テーマの実行内容とその目標を設定し、当該テーマの実行に際し、実行の結果について、楽しみや喜びや生き甲斐を覚えられたことについて、何をどうしたことが、どのような楽しみや喜びや生き甲斐に繋がったのかを記録するのです。

&5 「物忘れの症状」を改善させる機能構造(生活習慣)
(1) 記憶は、海馬が短期記憶と長期記憶に区分けて、睡眠中に整理されて、短期記憶が長期記憶に移されている。ネットで検索してみると、こんな説明がなされているのですが、「これこそが、『真っ赤な大ウソ!』なのです」。
(2) 「記憶を短期記憶と長期記憶とに区分けている」真のメカニズムは、極めて簡単なメカニズムなのです。真実は、『よく記銘されたものが、よく想起される』ことになる。記憶の対象となった情報の記銘時での記銘度の差異が、短期記憶と長期記憶とに区分ける(結果的に、両者に別れる)だけなのです。
(3) 記憶の対象となる中身自体が千差万別のものであり、左脳、右脳及び運動の脳の様々な質と量による三者の絡み合いが基礎として存在し、加えて、記銘度の差異を生みやすい要因となるメタ認知機能の発揮がある訳であり、それらの対象を短期と長期とに区分出来る「基準」などあるはずもないのです。
例えて言うと、お友達と会話をしていて、相手があなたに「話した内容」を翌日の朝、考えてみましょう。『はっきりと想起できる対象とその内容』は、というと、「興味や関心、或いは、目的など」、何らかの理由やキッカケで、あなたの注意が多く向けられた(記銘度が高かった)もの程、よく想起することが出来るのです。すなわち、『よく記銘された(記銘度が高かった)情報程、よく想起できる』のです。即ち、『自我による評価を受けた情報の最終的な集積機構であり、記銘する際の入り口機構である海馬は、記銘する上での要の機能(記銘度に重大な影響を与える)だと、二段階方式は考えている』のです。
(4) 『物忘れの症状』の頻度や程度が改善する為には、記銘時の記銘度が高まることが必要不可欠となります。直接的な機能関係は、「意欲」と「注意の集中力」の機能の発揮度が高まることにあります。例えば、散歩を日課とする生活習慣が継続されているとか、何かに熱中して毎日繰り返していることがあると、『意欲と注意の集中力』の機能の出番が増えてくることにより、『意欲と注意の集中力』の機能の機能レベルが向上してくるからなのです。但し、『注意の分配力』の機能の出番は基本的にはないか、少ないので、『前頭葉』の機能の改善には直結しないことに、注意して下さい(『前頭葉』の機能レベルを改善させるためには、注意の分配力の機能の出番が増えるようなテーマの実践、注意の分配力の機能が「実行機能」【分析、理解、判断、発想、企画、計画、洞察、憶測、忖度、推理、検索、シミュレーション、比較、選択、決定、決断、抑制、感動等の「個別認知機能群」】を活用して行うメタ認知機能の活発な行使が不可欠となるのです。『前頭葉』の機能を活性化させる機能構造について、専門家達が未だに無知なのです)。

&6 第一の人生と根本的に異なる「第二の人生」での『生活習慣』の特徴
(1) 「第一の人生」では、仕事と言う極めて重要な日々遂行すべき「テーマ」があります。然も、仕事の遂行については、なすべき仕事の内容と範囲が明確であり、達成すべき明確な目標があり、当該仕事の達成期限までが明確にあるものなのです⇔『仕事とは無縁の日々となる』のが、『第二の人生』の特徴であり、それに代わる役割を持つのが、『趣味や遊びや人付き合い、地域の活性化活動』等であり、第二の人生での追及すべき「テーマ」となるのです。
(2) 『仕事』を遂行するに際しては、『左脳』(言葉、論理、計算、場合分け等の「デジタルな情報」の処理に特化した脳機能)の活用が、不可欠のものとなり、且つ、具体的に「仕事」に関わる種々の作業を実行していくに際しては、意欲、注意の集中力の行使は勿論のこと、機能発揮上の二重構造の関係により、『注意の分配力』の機能の出番が必要不可欠のものとなる「実行機能」の行使による「メタ認知機能」の活用の場面が不可欠的に多くなってくるのです。脳の機能構造面から見ると、『前頭葉』の機能が活性化する場面が極めて多くなるということなのです。
※1 仕事の遂行というテーマが日常的に継続される生活習慣(左脳を活用する場面が多くて、注意の分配力の機能が実行機能を行使して行うメタ認知機能を発揮する場面が極めて多いために、必然の結果として、意識的な世界における脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』の機能が活性化する場面が極めて多い生活習慣、脳の使い方としての生活習慣)が継続されていくことになる為に(廃用性の機能低下が起きてこない結果、「前頭葉」の機能が正常なレベルを保ち続けていく為に)、「第一の人生」を送っている限り(60歳を超える年齢の高齢者であっても)、『アルツハイマー型認知症』を発病する状況は起きてこないことになります(前頭葉が正常な機能レベルを維持し続ける)。
※2 若年者がナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」が継続するような生き方をしていても、アルツハイマー型認知症を発病することにはならないのです。
発病する第一要件が、「60歳を超える年齢の高齢者であること」という、年齢要件(正常老化)があるからです。

&7 「アルツハイマー型認知症の発病の予防が国民的な課題」
(1)『アルツハイマー型認知症』は、脳が壊れてもいないのに(器質的な原因病変が存在していないのに)、認知症の症状が発現して来る。私たち「二段階方式」の理解では、一つには、『加齢』に起因した「前頭葉」の機能低下の進行(正常老化=60歳を超える年齢の高齢者であること)が基礎要因に在って、もう一つ別の要因であり、仕事とは無縁の日々となる「第二の人生」を送る上で日々展開される「脳の使い方」としての単調な『生活習慣』、私たち独自の言葉で言う、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続に起因した廃用性の異常な機能低下の進行(日々の使い方が不十分である為、機能の低下が進行して行くこと)が加重される(基礎要因に加重)ことに因り、即ち、異なるこの二つの要因が同時に存在し、充足されることに因る相乗効果に因り廃用性の、加速度的で、異常な機能低下の進行が起きてくることが、発病及び症状の重症化が進行して行く直接の及び真の原因なのです。
(2)『アルツハイマー型認知症』の本態は、廃用症候群に属する老化・廃用型の単なる生活習慣病なのであり、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに、厳格にリンクした三段階に区分される認知症の症状が発現してくるのが特徴であり、『前頭葉を含む脳全体が活性化する生活習慣の構築と継続的な実践により、前頭葉の機能が正常なレベルを維持できている』ことに因り、発病自体を予防すること(発病時期の先送り)が可能であり、早期診断(小ボケ及び中ボケの早期の段階で発病を見つけること)と早期治療(「脳のリハビリ」の実施)により、症状の回復、或いは、重症化の進行の抑制が可能となるものなのです(「二段階方式」独自の見解。現在も認知症研究が専門の世界中の権威達の主張内容とは、真反対の主張内容)。
(3)私達人間だけに特有な世界である『意識的な世界』に於ける脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』の機能が異常なレベルに衰えてきたことの直接の反映が、認知症発病としての症状となって発現して来るのです。その最初の段階が「小ボケ」(司令塔の役割を担っている『前頭葉』の機能だけが、異常なレベルに衰えてきていて、手足である左脳も右脳も運動の脳も未だ正常な機能レベルに在る段階)に端を発し(発病の最初の段階)、次いで、「中ボケ」(前頭葉の機能が、小ボケの段階よりも更に衰えてきていて、左脳と右脳と運動の脳までもが異常な機能レベルに衰えてきている)の段階を経て、最後は、末期の段階である「大ボケ」(脳全体の機能が、極めて異常なレベル)の段階へと、徐々に、段階的に、何年もかけて進行して行く(小ボケの期間が3年間、中ボケの期間が2~3年間、発病から5~6年が経過すると大ボケとなるという標準的な滞留期間が確認される)のが、「アルツハイマー型認知症」の特徴なのです。
(4)『大ボケ』の段階の症状を観察すると、一見、「記憶障害」の症状であるのかと推測させるものが多くみられるのですが、『前頭葉』を含む脳全体の機能面と言う視点と脳機能データの変化の内容とを詳細に分析すれば、『記憶障害に起因したように見える』ものも全てが、『前頭葉』の機能障害、『実行機能』の機能障害、『前頭葉の三本柱』の機能障害、就中、『注意の分配力』の機能の機能障害と言う要因が直接の原因で惹き起こした結果としての、『前頭葉を含む脳全体の機能レベル』の直接のアウトプットであることが、確認できるのです。
(5)『アルツハイマー型認知症』というタイプの認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の単なる「生活習慣病」(但し、食生活や糖尿病の発病とは無関係のものであり、第二の人生を送る上で日々展開される『脳の使い方』としての『生活習慣』の在り様が、発病するか/しないかを区分ける)なのです。
(6)『アルツハイマー型認知症」は、性質それ自体として、治すことが出来ないタイプの認知症なのではなくて、「早期診断と早期治療(脳のリハビリの実施)」により、治すことが出来るものであり(医師達が、発病を見つけている段階が遅すぎるせいで治せないだけ)、症状の進行を抑制することが出来るものであり、更に言うと、脳の使い方としての「生活習慣」の在り方を自分なりに創意工夫し、「前頭葉」が活性化するその「生活習慣」を継続することに因り、発病自体を予防することが出来るタイプの認知症であるというのが、私たち「二段階方式」独自の、現在時点でも世界的に類例のない、主張なのです。
(7)  米国精神医学会が策定した「DSM-4」の第二要件の規定が失語や失認や失行の症状が初期症状であるとの規定内容自体が重大な誤りであることに気づかないでいて、末期の段階である大ボケの後半の段階になって初めて症状の発現が確認される「極めて重度の症状」であることを、知らないのです。
(8)「発病自体の予防」が将来的な研究テーマとされ、放置されたままでいる結果として、600万人を超える数の発病者が居て(本当の意味での早期の段階である「小ボケ」及び「中ボケ」の段階は見落とされていて、末期の段階である「大ボケ」の人数しかカウントされていない)、介護に要する費用の総額(税金で賄われているもの)が、単年度ベースで(一般会計と特別会計の合計額)10兆円を超える天文学的な規模となっていて、この先更に、増加する一方というのが、現時点での、厚労省の予測なのです。
(9) 更に、専門の医療機関でさえも、末期の段階で発病を見つけている為に、もはや治すことも、症状の更なる進行を抑制することも出来ないので、「発病のレッテル貼り」をしているだけの診断なのです。そして、効きもしない薬(症状を治すことも、改善させることも出来ないし、更に、症状の進行を抑制する効能も有していなくて、単に、症状の発現の仕方を抑制したり/昂進させたりするだけのものであるに過ぎない薬である対象療法薬)を処方しているのです。その医療費(医薬品代も含む)もまた、単年度ベースで10兆円を超えてきているというようなのです。
(10) 新型コロナに対する有効な感染回避策としての、『3密の回避策』の厳格な実施が個々の国民に求められて、特に、第二の人生を送っている60歳を超える年齢の高齢者(実は、二段階方式が定義する、アルツハイマー型認知症の発病の第一要件に該当)が、日々の「生活習慣」の展開上、厳格に『3密の回避策』の実行を(わが身だけでなく、世の為、人の為)遵守してきたのです。
(11) 『3密の回避策』の厳格な実行を日々遵守する生活、「二段階方式」の言葉で言い換えると、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」(生き甲斐が無く、趣味無く、交遊無く、運動もせず、目標となるものも無い単調な生活習慣)の継続的な実践ということになるのです。これは、二段階方式が定義する「アルツハイマー型認知症」の発病の第二要件に該当することになるのです。
(12) その結果として、2020年の初頭から現在に至るまでの2年半にも亘る期間の経過により、アルツハイマー型認知症の新規発病者(3年間は、小ボケ)及び症状の重症化の進行者(中ボケの期間は2~3年間続き、その後は、末期の段階である大ボケの枠の中で更なる症状の重症化が進行していく)が、激増してきているのです。ところが、アルツハイマー型認知症研究(診断)の専門家(医師)達は、本当の意味での早期の段階である「小ボケ及び中ボケの段階」の存在に気づいていない(MCI【軽度認知障害】の基準に頼り、【極めて重度の記憶障害の症状】の外観からの観察により「発病の有無を判定する」)、
この段階の高齢者の存在を見落としているだけ。且つ、そのことに気づいてもいないのです)。CTやMRI、果てはPETまで持ち出し、高額の診療費を荒稼ぎしているだけ。その上、治療の効能が認められない、単なる対症療法薬でしかない薬、アリセプトを含む4種の薬を、処方してもいるのです。末期の段階で発病を見つける診断は、「発病のレッテル貼り」をしているだけなのです。
(13) 岸田政権が、「二段階方式」の考え方による、「二段階方式」の手技の活用による、『住民参加型の地域予防活動』(活動の対象を『アルツハイマー型認知症』に特化したものであり、川上に的を絞った対策、最も有効で有益な、究極の社会福祉・社会保障対策であって、【発病自体の予防】を明確な目的とするのが特徴)の国策化による実践展開の提案について、残念ながらこれまで返答を返してきていないのです(重陽の節句までが回答期限と考えている)。
(14) 二段階方式の考え方及び手技の内容については、『二段階方式個別事例判定マニュアルのA、B及びC=A4判で総ページ数が、630ページ』及び『個別事例判定マニュアル使用の手引き』が刊行されていて、更に、このブログ上で、2012年3月以降現在に至るまでの間、公開してきてもいるのです。 そこに開示され、記述されたすべての内容については、世界的に比類がなく、独自の内容のものであり、著作権が成立していて、国や自治体だけでなく、いかなる事業機関や団体も、『事前の書面による、使用許諾の許可』を得ていない限り、二段階方式の考え方、手技、各種様式及び脳機能データの一部又は全部の業務上での使用は、「著作権法」の違反となり、使用の停止、出版の停止、更には、損害賠償の責任が生じてくることを、注意喚起しておきます(特に、医療機関、介護団体に注意喚起しておきます)。
⇔国策化しないのであれば、かつてのように、予防活動に強い関心がある市や町との有償の使用許諾契約の締結による個別の実施を検討するつもりです。

本著作物「G-09」に掲載され、記載され、表現された内容に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。このブログ中の内容の一部を引用する際は、著作権法の規定に則り、引用してくださるようお願いします(特に、医学会に身を置く人に、お願い)。 


      
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