夫婦ゲンカなど、男女がケンカした時、殴り合いでは無論、女性は男性に勝てないだろうが、口ゲンカではまず、男性は女性に勝てない。
一般的に、男性は論理的なのに対し、女性は感情的で、論理が破綻してようが、感情をぶつけられては勝ち目がない・・とゆーのも1つにはあろう。
もう1つの理由としては、女性はケンカをすると長い・・つまり、「白黒つける」「決着つける」までやるとゆートコロだ。
男性は「まあ、もう、そんなもんでいーじゃない・・」と、決着がつかない状態でも終りに出来るのだが、女性はそうではない。
「勝つまでやる」相手には、絶対に勝てない・・。
これを心理学用語では、「曖昧さへの耐性」というそうだ。
文字通り、曖昧な状態に耐える力・・というイミで、境界線がないような状態、中途半端な状態に対する許容量とでも言おうか・・。
概して、女性は男性に比べて「曖昧さへの耐性」が低い・・とゆーワケだ。
たとえば、女性は不倫をすると、その中途半端な状態に耐えられず、ストレスで体調を崩したりするそうだが、男性は不倫をすると、どんどん元気になっていく・・とゆー傾向があるのだそうだ。
好きな人の「嫌いな部分」が許せないのは、圧倒的に女性に多い傾向であろう・・。
曖昧さへの耐性が高いと、境界線を引いて、無理に枠にはめ込んで、世界を「白黒」2つに分けなくても平気でいられる。
つまり、不確定な要素がある「グレー・ゾーン」も許容できる・・とゆーワケである。
まあ、確かに我が家でも、ウチの奥さんの話を聞いてると「~が嫌い」、「~が許せない」とゆーものが、やたら多い・・。
自分は、それとはまったく逆で、「まあ、そーゆーのも、ありなんじゃないの・・?」、「こーゆーとらえ方もあるでしょ・・?」とゆー感じで、のらりくらり・・。
奥さんからしてみれば、とらえドコロがない、”曖昧な世界の住人”と思われているコトだろう・・。
女性にしたら、「曖昧さへの耐性が低い」・・と言われれば、気分はよくないだろーが、これはどちらがいい、悪いではなく、一長一短であろう。
―とゆー”曖昧な”とらえ方が出来るかどうかも、曖昧さへの耐性が高いか否かであるのだが・・。
人はいろんなものに境界線を引いて生きている。
知識、物、現象、人・・カテゴライズするコトで、整理され、理解しやすくなる。
境界線といえば、先日、北朝鮮が韓国に砲撃、兵士2名、民間人にも2名の死者が出た。
38度線は国境ではなく、軍事境界線・・いまだ韓半島は、同じ民族同士がにらみ合い、休戦状態にあるコトを改めて知らされた形だが、北朝鮮の行為は決して許されるものではない。
そーゆー38度線が、我々にもある。
男性と女性でも、それだけとらえ方が違うのだから、1つ屋根の下に暮らす夫婦同士、にらみ合い、戦争状態にある・・とゆーコトもあろう。
しかし、男性は女性について、女性は男性について知らなかったコトを学ぶために、「家庭」という学校に入学するのだ。
お互いの違いを知り、その違いを認め合って、すべての履修単位がA+になってこそ、しあわせな家庭を築けるのである。
これは、なかなか難しいコトではあるが・・。