『良子と佳奈のアマガミ カミングスウィート!』:第25回
●パーソナリティー:阿澄佳奈さん
9月第3週の声優ラジオ感想 その1
今回の「にぃに!何かいいことあったでしょ~」は梨穂子のツメキリイベントでしたけれども、こうして音声だけで聴いてみると、確かに新谷さんの言うとおりここまでやっているのなら、主人公と梨穂子は付き合ってしまえと言いたくなってしまう程バカップルぷりですね。個人的にはツメキリ時ののSEを口ずさむ阿澄さんが面白かった(^^)
さて次回から二週に渡って伊藤静さんがゲストに来ると言う事は、とりあえずは第三クールは配信が続くと思って良いのかな? 何とか全員分のドラマCDとキャラソンCDが出るまでは配信が続いてほしいものですが・・・。
『遠近孝一のスキモノ!戦国RADIO』:第05回
●パーソナリティー:遠近孝一さん、アシスタント:生田未歩さん・渡辺智子さん
前回のテーマ「応仁の乱」がマニアック過ぎた為か、今回はメジャーな「本能寺の変」がテーマでした。メジャーなテーマだけあってリスナーや、アシスタントの二人からも色々な自説が挙げられたものの、どれも信憑性が薄いと言うか、そもそも史実とフィクションの区別が付いていないような失笑ものばかりでしたね。そのような中、流石遠近さんの自説だけは興味深いものでした。「光秀は信長だけを討つつもりで、その後は信忠を立てるつもりだった」と言う、本人自身が「長年温めていた説」と言うだけあって、他では聴かない中々興味深い説でした。個人的には細川藤考を高く評価し過ぎと思うものの、信忠を立てようとしたと言うのは成る程と頷くものがありました。確かにそれなら単なるお家騒動に過ぎず、戦国時代では珍しくない事柄ですしね。この説の信憑性については判断は出来ないものの、着眼点は流石は遠近さんと関心した次第です。
ところでリスナーやアシスタントも唱えている人が居ましたけれども、本能寺の変の黒幕と言うと、不思議と長宗我部元親の名が挙がりますよね。個人的には長宗我部元親については信長と同じ「鳥無き島の蝙蝠」と言う認識なので、何故元親が世間ではこれほど高評価されるのが不思議だったりします。ゲームの影響力と言うのは侮れないと、元親が高評価されるのを見る度に感じる次第です。
『さよなら絶望放送』:第105回
●パーソナリティー:神谷浩史さん&新谷良子さん
アニサマでの大槻ケンヂ氏の話題が挙がりましたけれども、流石はベテランだけあって、新谷さん達声優さんを上手くリードしていたエピソードを聞いて感心するとともに、ステージ上から携帯で写真を撮ったと言う微笑ましいエピソードを聞いて笑ってしまいました。実際ラジオを聴いた後に大槻氏のサイトを見たら。アニサマ時の画像がしっかり掲載されていましたね(^^;)
その他に聴いた番組
『ラジオ リトルバスターズ! ナツメブラザーズ!(21)』:第64回
●パーソナリティー:緑川光さん&民安ともえさん&鈴田美夜子さん
『アニたまどっとコム standard まるなげ♪』:第102回
●パーソナリティー:植田佳奈さん&清水香里さん
勿論、あの逸話だけで「光秀単独犯説」を立証できたなどとは、まったく思っていません。それはメールにはっきりと書いており、読まれもしました。光秀と信長の間では四国政策、齋藤内蔵助の処分の件などに関して軋轢が高まっていったというような事もメールに書きたかったのですが、おそらく読まれる際にはカットされたでしょう(現に読まれたメールは一部カットされていた)。
勿論、私の支持する説に共感して下さい、とは申しませんが、時代劇や小説などで流布している光秀像に反する逸話を出したことが、それほど「失笑」に値するのでしょうか。私はあの逸話が解りやすいものだから出したまでで別にフロイスの証言を出しても良かったのです。長くなりすぎるから出さなかったまでです。
最後になりますが、人の説を「失笑」されておられますが、御自分はどういう説を支持されているかをはっきりとは書かれていませんが、どういう御積りでしょうか。いつも主張されていることに反することになると思いますが。
失礼がありましたら、お詫びいたします。こういう投稿には不慣れなものですので。ただ、私は愛読する貴ブログで今回の記事を読み、意外の感を抱いた、という次第です。とりあえず、これにて。 失楽亭
まず私の書き込みで不快感を与えた事をお詫びします。
次に私が本能寺の変をどう考えているかですが、以前ブログで自分の考えは書いた為、今回の記事では書きませんでしたが、私も光秀単独説を支持しています。理由は黒幕が居たと言う文献史料が、現段階で存在しない以上は、どのような状況証拠があったとしてもそれは空想に過ぎないと言うスタンスからです。仮説を裏付ける文献史料があって初めて仮設になるので、文献史料が存在しない限りは、どれだけ整合性があってもそれはフィクションに過ぎないし、史実とフィクションの区別がつかないと主張する所以です。若い頃は「朝廷黒幕説」を支持していた時もありましたけれども、苦労知らずの公家と百戦錬磨の光秀を考えれば、仮に協力関係があったとしても光秀が朝廷を傀儡にしたと考える方が自然でしょう。何はともあれ「歴史は文献史学」との視点から考えれば、文献史料も提示せずに黒幕説を唱えるのはナンセンスと考えています。
例えば本番組で取り上げられた『秀吉黒幕説』も、光秀が細川親子宛に出した有名な「自分の息子と忠興の為に本能寺の変を起こした」しとの書状がある限り成り立たないと思います。余談ながら遠近氏の説もこの書状がある限り、あくまで「興味深い」だけで、信憑性は薄いと言わざるを得ません。
まあ織田家の内側の秀吉や家康ならば、ある程度情報が入手出来るので、今後の研究次第では「黒幕説」を立証する文献が発見されるかもしれないものの、織田家の外側の勢力である毛利氏や長宗我部氏が黒幕と言うのは、これは単なる無責任な想像に過ぎないと思います。しかしブログでも書いた通り、何故か世間では長宗我部元親が高評価され、元親が本能寺の黒幕と主張する人も多いです。しかし文献史料も伴わなずに思い込みだけで主張する人には、申し訳ありませんが失笑せざるを得ません。ましてや「信長の正室がそそのかした」やら「雑賀衆が黒幕」やら、果ては宇宙人などは語るに値しないと失笑しても仕方ないと思いますが。
そうは言ってもビジネスとしては、このような史実とフィクションの区別を出来ない人を取り込まないと、番組が成り立たないと言うのは判ります。しかし通説である「光秀単独説」に対抗出来る投稿が出てくるかと思ったら、お粗末な主張ばかりだったので失笑と書かせて頂きました。個人的には「朝廷黒幕説」が多数を占めると思っていたら(陰謀論好きの日本人の特性からして、「光秀単独説」は受け入れられないでしょうから)、ついに紹介されないのは意外でした。
もっとも番組としては、史学的に信憑性が高くても面白みがない説よりも、単にエンターテイメント性を重視したのかもしれませんが。
以上、長々と書いてしまいましたが、私としてはあくまで「光秀単独説」を支持するものの、長宗我部元親や雑賀衆が黒幕だったと言う、文献史料に基づかないトンデモ説は失笑せざるを得ないと言う姿勢に間違っていないと再主張させて頂きます。ライトな歴史ファンを大事にしないと、そもそも歴史学そのものが衰退すると言う意見もあるかもしれませんが、私の過去の経験からして、このようなトンデモ説に飛び付く者は、何年経っても正当派な文献史学に辿り着かない場合が大半でした。
早速の返信、有難う御座います。
つか様も「光秀単独犯説」の支持者で御座いましたか。私もブログを総点検してから投稿すべきでした。できれば、いつの記事か御教示願えればありがたいのですが・・・。ご面倒でしたら当方で探しますが。
「どれも」と書いておられましたので、つい早とちりをしてしまいました。こちらこそ、お詫びいたします。どうもすみませんでした。
番組の件に戻りますと、遠近さんの説は当時の状況からすると有り得ないとは言えないものの、それならば光秀の娘婿で、信長の甥でもある津田信澄を推戴するほうがメリットが大きいと私は思っているので、それを番組に投稿するつもりです。無論、史実としてそれは有り得なかったのですが・・・。
それにしても、歴史史料というのは扱いが難しいですね。最近、岡鹿門の弟子の田邊實明が書いた『先代萩の真相』と200円で買った大槻文彦の『復軒旅日記』収録の「自傳」の『伊達騒動実録』に関する発言を読み合わせて、その感を深くしました。
そういう事もあって、このブログの星亮一氏や故・早乙女貢にたいする批判をよんだ時は全面的に共感しました。
とりあえず、これで今回は終わりますが、どうか今後も良い記事をお書きになって下さい。私も声優ラジオのファンでもありますので。色々と有難う御座いました。
失楽亭
返事が遅れて申し訳ありません。私の過去の明智光秀単独犯についての支持表明ですが、一番新しいのでは去年の末か今年の始め位に桐野作人史の本を読んだ時に書いたと思います。ただ申し訳ありません、単独の感想ではなく他の記事に紛れているみたいで見つけれませんでした。すいません。
ただ私の言葉が足らず「どれも」と書いてしまい、不快感を与えた事には変わりはありませんので、改めてお詫びさせて頂きます。
さて失楽亭様が書いてくれた津田信澄についてですが、これは私が不勉強の為に判らないのですが、当時って他家に養子に行った物の扱いはどうだったのでしょうか。秀吉の工作もあったでしょうが、清洲会議の時に信雄や信孝が後継者になれなかったのは他家の養子に入っていたからと何かの本で読みましたし。もっとも三好家みたいに他家に養子に入った者が普通に本家の養子になったりしている家もありますが。しかし幕末の話になりますが、徳川慶喜は将軍後継候補として、あえて他家に養子に出さなかったと聴きますし、この辺の当時の本家・養子についての認識が判りません。
史料については、お世辞抜きに戦国史を学ぶ人は凄いと思います。私が現在学んでいる幕末維新史は一次史料や二次史料の多くが活版印刷されているので、私のような古文を読むのが苦手な者でも一次・二次史料に当たれますけれども、戦国時代を本格的に学ぶには古文を避ける事が出来ませんものね。これは本当に戦国史を学ぶ人には頭が下がる想いです。ちなみにこの辺が、私が遠近氏を応援する理由だったりします。
何はともあれ、本当に今回は私の言動のせいで不快感を与えて申し訳ありませんでした。、