まりも大尉に誘ってもらったので、東京大久保で行われた「江戸幕府 鉄砲組百人隊出陣」を見に行ってきました。地元の祭りの一環として行われたイベントであり、実際の火縄銃の射撃(空砲)を見せてくれると言うことで結構有名らしく、かなりの人が見にきていました。
火縄銃については各地の資料館等で見た事や触った事はあるものの、使用しての実際の射撃は見た事は恥ずかしながら無かったので、誘われた事を幸いに嬉々として見に行ってきました。イベント自体の詳細は公式HPを見て頂くとして、実際に火縄銃の射撃を見た感想は、想像してたより射撃音も大きく迫力があり驚きました。もっともまりも大尉によれば、当時の火薬と本イベントで疲れた火薬は成分も違い、空砲の為に実際とは音量は違っていたのではとの指摘も頂きましたが、それでも初めて間近で見た火縄の射撃は興奮した次第です。
さてこのような射撃を間近で見ていると、自分のカメラの腕や性能を棚に上げて、何とか銃口から火花を吹く瞬間を撮影したいと思い、試行錯誤したのですが、たくさん撮影した中、一枚だけ正に銃口から火花を吹く決定的瞬間を撮影するのに成功しました!(^^)
・・・画面の端の為に、折角撮影出来た火花が切れてしまっていますけれどもね(涙) う~んタイミングはバッチリだったのですけれども、構図が駄目でした(汗) カメラ君はコンパクトにも関わらず性能以上の奮戦をしてくれたのにも関わらず、肝心の撮影者の腕がへっぽこだったので、残念な画像になってしまいました(涙) まあ惜しい所までは行ったけど、最後の詰めでミスをしたと言うのは私らしいのかもしれませんが・・・。
ところで今回実際に火縄銃の射撃を見て、ゲベール銃の偉大さを実感しました。これまたまりも大尉に教えてもらったのですが、本イベント中に風により火皿の上の着火用の火薬が吹き飛ばされてしまい、不発となった射撃が数回ありました。これは火縄銃の構造上仕方ないのですけれども、着火用の火薬を必要としないゲベール銃だったら、風が強くても射撃が可能なのですよね。更に雷管式ゲベール銃だったら少しくらいの雨なら射撃が可能と、火縄銃と比べたらゲベール銃は正に革命的な存在だったと言えましょう。
どうも私は小銃の開発史に関しては、前装施条銃のミニエー銃を小銃開発史の革命的存在と認識していたものの、ゲベール銃に関しては火縄銃に毛が生えた程度と軽んじていたと言うのが正直な所だったので、今回火縄銃の欠点を目の当たりとして、ゲベール中の偉大さと、その小銃開発史の中での革命的存在だったと言うのを実感した次第です。
・・・今度はゲベール銃やミニエー銃の射撃も見てみたいな~。
追記:ブログでは小さい画像しか貼れないみたいなので、後日HPの方に大きい画像を掲載したいと思います。大きい画像にすれば、ちゃんと銃口から火花が発せられているのが見えるのですが・・・(汗)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます