タイトルからして12月9日の小御所会議がメインかと思っていたのですが、いざ読んでみたらペリー来航から12月9日の王政復古の大号令が発せられるまでの政治の動きが描かれ、私がメインと思っていた小御所会議や、それ以降の政治の動向などには触れられずに終わってしまうので、ある意味読者を選ぶ本だと思いました。
このように通史として読むと少々不親切な気がしますが、大まかな幕末史の流れを知っている人が読めば、薩長の倒幕派と越土芸の公武合体派の駆け引き、また薩摩内の倒幕派と和平派の駆け引き、そして徳川慶喜の同行など幕末史で重要な働きをする勢力の動向を細かく描いてくれています。
特に個人的には芸州藩の同行を描いてくれているので勉強になりました、どうも芸州藩の幕末の動きはイマイチ判らなかったのですが、土佐と組んで公武合体派として薩長と対抗したとは知りませんでした。
しかし幕末の芸州藩の動きは判りましたが、薩長芸出兵同盟を結びながら鳥羽伏見の戦いに中々参戦せず土佐や鳥取に先を越され、その後の戊辰戦争でも土佐や鳥取の働きに比べると芸州の動きはパッとしないのでは、維新後芸州勢が明治新政府であまり優遇されなかったのも仕方ないのかなと思ってしまいました。
このように通史として読むと少々不親切な気がしますが、大まかな幕末史の流れを知っている人が読めば、薩長の倒幕派と越土芸の公武合体派の駆け引き、また薩摩内の倒幕派と和平派の駆け引き、そして徳川慶喜の同行など幕末史で重要な働きをする勢力の動向を細かく描いてくれています。
特に個人的には芸州藩の同行を描いてくれているので勉強になりました、どうも芸州藩の幕末の動きはイマイチ判らなかったのですが、土佐と組んで公武合体派として薩長と対抗したとは知りませんでした。
しかし幕末の芸州藩の動きは判りましたが、薩長芸出兵同盟を結びながら鳥羽伏見の戦いに中々参戦せず土佐や鳥取に先を越され、その後の戊辰戦争でも土佐や鳥取の働きに比べると芸州の動きはパッとしないのでは、維新後芸州勢が明治新政府であまり優遇されなかったのも仕方ないのかなと思ってしまいました。
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