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自然の中で見つけたステキなモノ

壱岐島探険 その1

2010年09月06日 | 旅のお話
長崎県にはたくさんの離島があります。これまで福江島をはじめ、嵯峨野島、黄島、久賀島、奈留島、若松島、中通島、宇久島と数々の離島に上陸してきましたが、壱岐•対馬方面への上陸は一度も試みたことがありませんでした。そこでこの夏、旦那さんと一緒に長崎県とは思えない場所に位置する壱岐島を訪れることにしました
 
壱岐(いき)市
 
人口 29099人(2010年8月現在)
面積 約138.55平方km
地名 郷ノ浦町・勝本町・芦部町・石田町(2004年に合併して壱岐市となる)
市の木 マキ
市の花 水仙
市の花木 藪椿
市の鳥 メジロ
 
壱岐への交通手段は飛行機と船がありますが、今回は一泊旅行なので、滞在時間を長く取るために飛行機をチョイス。ORCが長崎空港から運行している壱岐行きの便は一日二便しかありませんが、朝7時50分発の便で壱岐に向かい、翌日16:45発の便で長崎に戻ってくれば島内を十分探険できるだろうという計算です。かくして、夏になるとワクワクして外出せずにはいられない私kero-keroと、できれば家の中で読書をしていたい夫gero-geroとの旅が始まったのです
 
 
壱岐行きの飛行機は路線バスくらいの大きさのプロペラ機。離陸してからシートベルトを外す暇もないほどさっさと着陸態勢に入るので、空の旅はあっという間に終了です

離陸して約30分後に到着したのがここ壱岐空港。そのこじんまりとした佇まいに思わず「ちっちゃ!」と声を上げてしまいました。中には小さな売店と待合室があるくらいで、検査場すらありません。どの離島もだいたいそうですが、やはり空の港よりも海の港の方が充実しているようです。というわけで、空港見物もそこそこに、予約していたレンタカーに乗って壱岐島探険へレッツゴー!

最初に訪れた観光スポットは、島の西部に位置する郷ノ浦町の観光スポット鬼の足跡

 
確かに大きな足で蹴られてできたような穴がぽっかりと空いています。この穴は周囲の長さが110mもあり、長~い時間をかけて波によって侵食されてできた穴なのですが、地元では大鬼のデイが鯨を掬い取るために踏ん張ってできた足跡だと言われているそう。この時のもう片方の足跡は島の北部にある勝本町にあるんですって。それほどデカイ鬼なら鯨の一頭や二頭は楽に掬えそうですけどね(笑)。
 
 
にんまりと微笑んでいるゴリラ岩ともご対面。常にステキな笑顔で迎えてくれます
 
 
島の海はやっぱりきれい 五島の海も青くてとってもきれいだったけど、壱岐も負けてはいません。あ~、見てるだけで癒される~
 
 
久々にどこまでも澄んだ海を目の当たりにしてテンションが上がりまくる妻kero-kero。やっぱり島と言えばビーチでしょ!ということで、次に訪れたのは郷ノ浦町にあるツインズビーチ塩樽海水浴場小水浜海水浴場がふたつ仲良く並んでいる美しい砂浜です。
 
 
波に揺らめく私の影。じーっと見ているとなんだか妖怪に見えてきたぞ~ (←『ゲゲゲの女房』の影響?)
 
 
このツインズビーチは壱岐西海岸のマリンスポーツの中心地なのだそうです。この日もバナナボートやジェットスキーを楽しんでいる人たちで賑わっていました。う~ん、楽しそう!しかし我らの目的はあくまでも島の探検。マリンスポーツはお預けでーす。
 
 
長崎県の離島によく見られる巨木と言えば、クワ科のアコウ。壱岐にもその巨木があると知り、郷ノ浦町の渡良(わたら)のアコウを探しに行ってみました。
 
 
アコウの木は南方系の植物で、ここが北限とされています。この木は県の天然記念物に指定されているそうですが、個人的には福江島にある樫之浦のアコウや玉之浦のアコウの方が見ごたえがあるように思います
 
 
島の豊かな自然と触れ合って、ますますテンションが上がる妻kero-kero。一方暑さが苦手な夫gero-geroは、太陽の高さと反比例するかのようにどんどんテンションが下がっていきます。そんなgero-geroにテンションをあげてもらおうと、次に目指したのは壱岐島最高峰の岳ノ辻(たけのつじ)展望台。壱岐のすばらしい景色を目の当たりにしたら、きっと感動して暑さも吹き飛ぶだろうとにらんだkero-keroは、すでにクーラーの効いた車の中から出たくなさそうなオーラを醸し出しているgero-geroを促して、まずは東側展望広場へと向かいます。果たしてkero-keroの思惑通り夫gero-geroのテンションは上がるのでしょうか??
 
『壱岐島探険その2』へ続く