I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

壱岐島探検 その3

2010年09月10日 | 旅のお話

お昼を過ぎてますます暑さが増し、すでに宿に向かいたいオーラを放っているgero-geroを引っ張って、次に向かったのは一支国博物館から程近い場所にある壱岐安国寺(あんこくじ)壱岐観光ナビによると、この芦部町にある安国寺について以下のような説明がありました。

壱岐安国寺

1338年(暦応元)足利尊氏と直義は、平和祈願と元寇以来の戦死者の菩提を弔うため、全国六十六ヶ国と二島に安国寺建立を命じた。壱岐では従来あった海印寺を安国寺に当てた。開山は京都南禅寺の禅師無隠元晦(むいんげんかい)である。「師子窟」の扁額の掛かる仏殿は、二重屋根の重厚な建築物。また境内のスギの巨木が目をひく。

説明の中にある県の天然記念物にも指定されている杉の巨木がコチラ。天に向かってまっすぐに伸びるその堂々とした様は本当に見事です その高さは30m以上と言いますから、7~8階建てのビルくらいはあるようです
 
 
境内に可愛らしい灯籠を発見!台座の上にお地蔵さんが仲良く並んでいます
 
 
まだまだ見たい所がたくさんある妻kero-keroが、早くエアコンの効いた部屋に入りたい夫gero-geroを引っ張って次に向かったのは、安国寺と同じ芦部町にあるはらほげ地蔵。満潮時には海の中に潜ってしまってその姿を見ることができないそうですが、図らずも干潮時に当たったようで、六体並んだ様をちゃんと見ることができました
 
 
六地蔵は六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)において衆生の苦患を救うと言われ、お腹が丸くえぐられているので、はらほげ地蔵と呼ばれているのだそうです。その起源について詳細はわかりませんが、その目的は遭難した海女の冥福を祈るため、または鯨の供養慰霊のためなどと伝えらているのだとか。実際には前掛けがあるので、穴がどんな風に開いているのかはよく分かりませんでしたが、満潮になって水没しても供え物が流れないようになっているらしいです。しかしなぜ敢えて水没する場所に立てたのでしょうね?
 
 
この日最後に訪れたのは、芦部町の東端にある左京鼻。「鼻」とは突端の断崖絶壁のことで、総延長約1kmにも及ぶ海蝕岩が続いています。海中からは玄武岩特有の柱状節理の奇岩が飛び出しており、まるで柱を束ねたようなその姿は人工の彫刻のようです。
 
 
広々とした緑の草原と、空と海との境目をまっすぐに走る水平線。この素晴らしい景色を眺めながらゆっくりとお散歩した~い・・・と思っていたのは私kero-keroだけ。暑さが苦手なgero-geroは、もう限界と言わんばかりの顔をして、私がくるりとUターンするのを待っているようだったので、お散歩は諦めて宿へと向かうことにしました。ま、ここまで付き合ってくれただけでもありがたいと思いましょう。
 
 
今回の宿はペンション『カモメのとまり木』。gero-geroが予約をしてくれたこの宿は、自家製菜園で育った野菜やハーブを使って体に優しいお料理を出してくれるとのこと。晩ごはんが楽しみだなぁ~
 
 
宿についてgero-geroのテンションも若干揚がったかと思いきや、案内された部屋に入ると、なんとそこには簡易ベットのようなものが4つ並んだなんともシンプルすぎる空間が・・・。まるで小学生の頃よく行った少年自然の家に泊まりに来たみたいな雰囲気です。料金の割にはちょっと・・・という感じでしたが、きっとお食事がいいのだろうと期待に胸を膨らませて、ディナーの時間までひと休み
 
 
そしていよいよディナータイム!レストランのある1階へ移動します♪この日のメニューは・・・
 
壱岐牛のカルパッチョ
自家製コンソメスープ
パエリア&コロナビール
壱岐牛のステーキ
トマト風味のパスタ
 
デザートのケーキ&コーヒー
 
と確かに豪華な内容のお食事でした しかしパエリヤとパスタはちょっとやりすぎかと。どれも美味しくて完食したのですが、パスタが出てきた時にはすでに満腹で、じっくりと味わうことができませんでした。パスタよりも自家製野菜たっぷりサラダとかもう少し軽いものの方がよかったな~。ま、デザートは別腹ですけどね(笑)。
 
ちょっと量が多すぎて苦しかったけど、冷たく冷えたビールと美味しいお食事にありつけて、猛暑にやられていたgero-geroの体力も回復し、そこそこ満足した様子。よかったよかった。一方体力が有り余っている私kero-keroは、正直夜もぶらりと浜辺をお散歩したりしたいなぁという思いに駆られていましたが、パートナーのことを考えて我慢我慢。私、ちょっと大人になったなぁ~(しみじみ)。ってすでにもういい大人ですけどネ(笑)。旅はまだまだ続きまーす
 
『壱岐島探険その4』に続く