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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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仲邑菫初段、東京本院へ移籍

2020-09-09 21:00:00 | プロ棋士

現在日本棋院関西総本部に所属する最年少棋士仲邑菫初段(11)が、2021年1月1日より日本棋院東京本院に移籍することになった。来年4月に中学生になるのを機に、東京を本拠地とする予定とのことだ。

仲邑菫初段コメント
「強い棋士やライバルがたくさんいる東京で頑張りたいと思いました。少しでも実力をつけられるように今後も努力していきたいです」

父・仲邑信也九段コメント
「以前から東京で頑張ってみたいという話をしていました。来年は中学生になるので、これを機に本院移籍を希望しました。関西でお世話になった方々に感謝の気持ちを忘れずに、今後も努力していってほしいと思います」
     (週刊碁より抜粋)

     ○ ● ○

菫さんの東京本院移籍、関西の囲碁ファンからすると残念な気持ちでしょうね。
父・仲邑信也九段は平成20年4月~平成26年4月まで東京本院に在籍しており、その影響もあったかも・・・。

井山三冠は関西で育ち、関西で修行し絶対王者として囲碁界を背負っています。
話題沸騰の将棋・藤井二冠は愛知県を本拠に活躍していますね。
それでも東京は成長する環境に恵まれているということでしょうか。東京一極集中に批判的な論調もありますが・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2019-09-09):上野愛咲美、女流初の4強入り

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第46期天元戦挑戦者決定戦/一力が名乗り!

2020-09-07 21:00:00 | プロ棋戦

井山裕太天元への挑戦権を争う第46期天元戦挑戦者決定戦・一力遼碁聖-河野臨九段戦が9月4日に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれ、 一力が白番中押し勝ちをおさめ挑戦権を獲得した。一力の天元戦挑戦手合出場は2017年の43期以来3期ぶり。河野の8期ぶり挑戦はならなかった。
     (日本棋院HPより抜粋)

「来た!一力、勢い乗り2冠目挑戦」 「河野、勝負所で失着」
     (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

碁聖奪取に続き、天元挑戦者権を獲得した一力碁聖。今年の勝ち星ランキングは34勝8敗で1位(2位は井山棋聖の29勝8敗)と今一番打ててる棋士の登場で天元戦に注目が集まります。
挑戦権を逃した河野九段、令和三羽烏の追い上げに苦しい戦いが続きます。

「井山 VS 一力」戦ですが、これまで一力さんは一方的に敗戦を味わっています。
ただ、以前と違い棋風、精神力も充実しており、新生一力の戦いぶりが見ものですね。
受けて立つ井山天元も絶好調。名人戦と並行してのタイトル戦ですが、令和三羽烏の壁になるか・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2019-09-07):玉村町囲碁会/月例会(2019/9月)

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度胸比べ

2020-09-05 21:00:00 | 囲碁

ゲームや勝負事など、多かれ少なかれ「度胸比べ」の要素があります。
ザル碁党の対局では後先を考えず「一か八か」の進路を突き進んでゲームセット・・・というケースも少なくありません。
これでは棋力アップは望めませんね。
度胸比べの前にリスクを考えて最善の道を選択する。頭では分かっているのですが、実戦になるとドーモ・・・。

プロの場合も度胸勝負というのはあるでしょうね。
ただ、次善・次々善の策も考えた上での決行となるでしょうか。
いずれにしても勝負を決めるのは「読み」の深さと精度、そして形勢判断か・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2019-09-05):対局時計いろいろ

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大河ドラマ/「麒麟がくる」再スタート

2020-09-03 21:00:00 | テレビ番組

大河ドラマ/「麒麟がくる」は8/30(日)から再開しました。
再開後の第22回「京よりの使者」では明智光秀が将軍・足利義輝の要望に応えるところ。視聴率も10位と順調な再開でした。
これから織田信長と天下取りの展開が楽しみですね。
これまで織田信長役といえば大物俳優が定番でしたが、今回の染谷将太さんはやや小振りな感じです。今後、存在感をアップできるか・・・。

     ○ ● ○

好視聴率(4位)の「私の家政夫ナギサさん」、爽やかなハッピーエンドで終わりました。
好評だったのは閉塞感のある日常に対する意外性か・・・。
これからもワクワク感のあるテレビドラマを期待しましょう。


TV視聴率ランキング

     ○ ● ○

1年前の記事(2019-09-03):囲碁業界用語/観音ビラキ

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模様へのアプローチ法

2020-09-01 21:00:00 | 囲碁

消しにしろ打ち込みにしろ、相手の勢力圏に入っていくわけですから、相手の厚みや勢力の判断が重要です。相手の厚みが強ければ浅く消し、相手の厚みに弱点があれば深く打ち込んで荒らすほうが、有効になります。
   (月刊碁ワールド2020/9月号より)

     ○ ● ○

月刊・碁ワールドに連載の「読み切り特大講座第8回(2020/9月号)」は「模様へのアプローチ法(講師:中小野田智己九段)」。
相手の模様にどう対処するるか? 判断力が試されますね。
基本的には「相手の厚みが強ければ浅く消し、相手の厚みに弱点があれば深く打ち込んで荒らす」ということのなります。

ザル碁党の場合は「形勢が優勢なら浅く、劣勢なら深く」、「相手が格上なら浅く、格下なら深く」。これも一理あるか・・・?
相手のあることですから「互角で良し」とすればいいのですが、これがムズなところで・・・。

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1年前の記事(2019-09-01):第44期名人戦第1局/張名人が先勝

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