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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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2017年グランドチャンピオン戦決勝/井山が頂点!

2018-04-09 21:00:00 | プロ棋戦

2017年の七大タイトルを中心とする棋戦優勝者と賞金ランキング上位者による「内閣総理大臣杯・文部科学大臣賞2017年グランドチャンピオン戦」決勝が、3月31日午後に東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われた。
決勝の組み合わせは井山裕太棋聖VS.河野臨九段。結果は終盤に井山が右上のコウをしのぎ勝負を決めた。

◆決勝(3月31日、午後)
 ・井山裕太棋聖 中押 河野 臨九段

◆準決勝(3月31日、午前)
 ・井山裕太棋聖 中押 本木克弥八段
 ・河野 臨九段 半目 一力 遼GC
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山らしさ全開、緩まぬ態度で収束」 「河野はチャンス掴めず」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

またも井山さんの優勝、日本囲碁界の話題は一人占めの様相です。
井山独走を許している他の棋士はもっと頑張らないと・・・。

将棋界は「藤井フィーバー」で沸いていますが、羽生さんの奮闘も凄いですね。
A級順位戦では、6人のプレーオフを制して名人挑戦権獲得。通算獲得タイトル100期の大台がかかっています。
ベテランと新鋭の活躍で【相乗効果】が生まれ・・・。

れんげ畑

     ○ ● ○

1年前の記事(2017-04-09):第55期十段戦第3局/余正麒が〝初勝利〟

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NHK囲碁講座「もう接近戦は怖くない!」

2018-04-07 21:00:00 | テレビ番組

「初段へのスタート/もう接近戦は怖くない!」泉谷英雄

楽に身に付く守りの進行
泉谷英雄八段が、「接近戦」に強くなるコツを伝授します。石が接触したらまずは自分の形をしっかり整えましょう。そのためには「ノビ」や「カケツギ」、「タケフ」などの守りの基本を使い分けることが大切です。
   (NHKテキスト「囲碁講座」より)

     ○ ● ○

4/1から始まった「囲碁フォーカス・囲碁講座(Eテレ・日曜・12時~)」、今回のテーマは「初段へのスタート/もう接近戦は怖くない!」。
講師は泉谷英雄八段、聞き手は引き続きダイアナ・ガーネットさん。

ダイアナさんの課題は「接近戦」、大人になって囲碁を覚えて人は、ほぼ同じ傾向にあるようです。
ザル碁党も、接近戦での力不足に何度嘆いたことか・・・。

今回の講師は泉谷英雄八段。前回の安藤和繁五段に比べ経験豊富、【明朗闊達】なタイプでしょうか。



泉谷さんの著書で「笑って覚える新格言」を当ブログで紹介しました。         
          ↓
「2015-12-08 笑って覚える新格言」

     ○ ● ○

1年前の記事(2017-04-07):「ベスポジを探せ/週刊碁

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追悼・浅見光彦&内田康夫さん

2018-04-05 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

「週刊碁」に連載の「春秋子の観戦余話」、今週号は「追悼・浅見光彦&内田康夫さん」。先日亡くなった推理小説作家・内田康夫さんのエピソードでした。

内田さんは大変な愛棋家で文壇屈指の実力者、文人碁会の名人戦の部の第1回優勝者。日本棋院は七段を追贈するそうです。
前回の当ブログ「サルスベリがとまらない」の作者・新井素子さんもこの文人碁会に参加。その様子を書いていましたね。

内田さんの作品に「本因坊殺人事件」というのがありました。
当ブログでも感想を書いています。
   ↓
「2007-01-09 囲碁ミステリー『本因坊殺人事件』」

推理小説と囲碁の共通点? →【起承転結】のプロセスは同じかも・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2017-04-05):「週刊碁」積み重ねて2000号

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囲碁書籍「サルスベリがとまらない」

2018-04-03 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「素子の碁 - サルスベリがとまらない」
 ・発行所:中央公論新社
 ・著者:新井素子
 ・発行年月:2018年03月
◆内容紹介
40歳を過ぎて夫婦で始めた囲碁。教室に通い、友人ができ、夫が初段に。弱い私がエッセイを書いてみました。
本書は、「週刊碁」2006年10月から2008年10月に連載された「サルスベリがとまらない」に大幅加筆したものです。

     ○ ● ○

「週刊碁」で連載されていた「サルスベリがとまらない」、終了後10年にもなるんですね。
囲碁初心者の悩み、楽しみが面白おかしく書かれており、毎週楽しみにしていました。

本書で面白かったのは「聞き違い」のエピソード。「タケフ」と「カケフ(掛布)」の聞き違い、「高段者」と「講談社」の誤解は【抱腹絶倒】・・・。

中年以降の世代で囲碁をマスターするのは結構大変なんですね。
本書を読んで囲碁はレベルに関係なく楽しみ方があると再認識、ザル碁党にはザル碁党の楽しみが・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2017-04-03):第55期十段戦第2局/井山が開幕連勝!

「サルスベリがとまらない/週刊碁」関連記事

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第12回春蘭杯/本木敗れ、日本勢敗退

2018-04-01 21:00:00 | プロ棋戦

【第12回春蘭杯世界囲碁選手権2回戦】
2年に一度開催される中国主催の国際戦第12回春蘭杯世界囲碁選手権の2回戦が3月23日に中国・江蘇省泰州市で行われた。日本選手で唯一2回戦に進出した本木克弥八段は、辜梓豪九段(中国)と対戦したが敗れ、日本勢の準々決勝進出はならなかった。

【1回戦】
日本からは一力遼八段、本木克弥八段、許家元七段、芝野虎丸七段、余正麒七段の5名が出場。3月21日に1回戦8局が行われ、日本選手では本木克弥八段がイ・セドル九段(韓国)に勝利し、2回戦に進出した。
   (日本棋院HPより抜粋)

「本木奮闘もベスト16」  「8強は中韓が独占」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

日本囲碁界にとって世界戦は相変わらず冬の時代が続いていますね。
本木さんが1回戦で韓国碁界の魔王/イ・セドル九段に金星を挙げたものの、ベスト16止まりとは・・・。

世界戦で苦戦を強いられる日本碁界ですが、囲碁を取り巻く環境は恵まれているようです。

◎「週刊碁」の連載「私の修業時代【35】/蘇耀国九段」での記事(3/26号)より
中国と日本のプロの世界を見てきた蘇。「日本の囲碁は、文化として歴史があり、土台がしっかりしています。囲碁ファンと新聞社などのスポンサーのおかげで、成績がよくても悪くても、棋戦に出られます。常に舞台があることは棋士としてありがたいことで、これは日本だけ。日本でプロになれて、毎年毎年、感謝しています」

ナルホド、そういう一面もあるんですね。ただ、囲碁ファンとしては【奮闘努力】もう少し踏ん張ってもらわないと・・・。

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1年前の記事(2017-04-01):こども囲碁教室/両負け

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