【第12回春蘭杯世界囲碁選手権2回戦】
2年に一度開催される中国主催の国際戦第12回春蘭杯世界囲碁選手権の2回戦が3月23日に中国・江蘇省泰州市で行われた。日本選手で唯一2回戦に進出した本木克弥八段は、辜梓豪九段(中国)と対戦したが敗れ、日本勢の準々決勝進出はならなかった。
【1回戦】
日本からは一力遼八段、本木克弥八段、許家元七段、芝野虎丸七段、余正麒七段の5名が出場。3月21日に1回戦8局が行われ、日本選手では本木克弥八段がイ・セドル九段(韓国)に勝利し、2回戦に進出した。
(日本棋院HPより抜粋)
「本木奮闘もベスト16」 「8強は中韓が独占」
(週刊碁見出しより)
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日本囲碁界にとって世界戦は相変わらず冬の時代が続いていますね。
本木さんが1回戦で韓国碁界の魔王/イ・セドル九段に金星を挙げたものの、ベスト16止まりとは・・・。
世界戦で苦戦を強いられる日本碁界ですが、囲碁を取り巻く環境は恵まれているようです。
◎「週刊碁」の連載「私の修業時代【35】/蘇耀国九段」での記事(3/26号)より
中国と日本のプロの世界を見てきた蘇。「日本の囲碁は、文化として歴史があり、土台がしっかりしています。囲碁ファンと新聞社などのスポンサーのおかげで、成績がよくても悪くても、棋戦に出られます。常に舞台があることは棋士としてありがたいことで、これは日本だけ。日本でプロになれて、毎年毎年、感謝しています」
ナルホド、そういう一面もあるんですね。ただ、囲碁ファンとしては【奮闘努力】もう少し踏ん張ってもらわないと・・・。
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