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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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地方紙(上毛新聞)の囲碁欄

2014-02-07 19:27:54 | 囲碁

全国紙の囲碁欄はプロの対局がほとんどですが、地方紙(群馬県:上毛新聞)では地元アマの対局が掲載されています。
ただ、県代表クラスが戦う「アマ名人戦」や「アマ本因坊戦」は全国紙が主催なので、地方紙での強豪対局は少なくなりますね。

地方紙の良いところは登場する人達が身近な人で、棋力も読者に近い棋譜が多いので親しみを覚えるところでしょうか。
以前は掲載される人達も高齢化で地味な感じでしたが、最近はジュニアの棋譜も多くなり新鮮さも出てきました。

    ◇    ◇

先日、「玉村町こども囲碁教室」の市村君(小学3年・三段)と宮沢君(小学2年・初段)の碁が上毛新聞に掲載されました。
二人はこの囲碁教室の一期生で囲碁を始めてまだ一年半、驚異的な進歩ですね。
ただ、県内では高段者を育成するような環境に恵まれず、今後の指導がムズなところです。

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第17期女流棋聖戦第2局/謝女流棋聖が連勝で防衛!

2014-02-05 19:13:18 | プロ棋士

第17期女流棋聖戦の第2局が1月30日に東京・市ヶ谷の日本棋院で行われた。結果は黒番の謝依旻女流棋聖が青木喜久代八段に中押し勝ちをおさめシリーズ成績2勝0敗でタイトル防衛を決めた。
    (日本棋院HPより抜粋)

「謝依旻 連覇、4度目V」 「青木 優勢の碁、油断が命取り」
    (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

女流棋聖位防衛を果たした謝さん。やや押され気味の局面から大石を丸呑みしての勝利でした。
敗れた青木さん、中盤での油断が悔やまれます。

必死に追撃する謝さんに対して危機感を感じていなかった青木さん、この温度差が勝負を分けたようです。謝さんの勝負強さを感じさせますね。

    ◇   ◇

謝さんの昨年の成績は16勝18敗、女流2冠にしては意外な成績でした。
男性棋士との対戦が、思うようにいかなかったのかも・・・

今年は何かを変えたいと、マカオで「バンジージャンプ」を飛んだそうです。
これを経験すると怖いものがなくなるとか・・・ ショック療法でしょうか。
さて、効果はいかに・・・

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第38期棋聖戦第2局/井山棋聖が2連勝!

2014-02-03 21:31:22 | プロ棋戦

第38期棋聖戦七番勝負第2局が1月29日、30日に埼玉県川越市で行われた。結果は黒番の井山棋聖が山下九段に中押し勝ちをおさめシリーズ2連勝となった。第3局は2月6日(木)、7日(金)に熊本市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山連打、山下の剛腕封じ快勝」 「山下 初日から大苦戦」
    (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

井山棋聖、序盤の打ち回しが冴えて優勢に、後半の収束も緩急自在で完封。「最強こそ最善」の信念が発揮された一局。

2連敗の山下九段ですが、井山6冠を意識し過ぎのような気がします。普段の自分流で戦えれば・・・

勢いは井山さんですが、このままズルズルではどうも・・・。「フルスイング山下」の真価を期待しましょう。

    ◇   ◇

今回の対局地は埼玉県川越市「料亭山屋」。
川越は別名「小江戸」と呼ばれています。全国には「小京都」というのもあります。
地元にとって「小△△」と呼ぶのに抵抗はないのでしょうか・・・

20代の頃、川越の「喜多院」を訪れ、境内、庭園、五百羅漢などを見学した記憶があります。
この頃、結構一人で寺院巡りをしました。今思うと、若さに似合わずシブ~イ・・・

Rakan

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2013年賞金ランキング昇段/本木プロ、三段へ

2014-02-01 22:01:15 | プロ棋士

昨年の賞金ランキングによる昇段者発表がありました。
毎年六段から七段が1名、以下2名ずつ計11名が昇段とのことです。

六段から七段は志田達哉(23)。中部の新鋭ですね。
あと注目は四段に昇段した一力遼(16)。昨年は40勝7敗で勝ち星ランク2位、日本の若手エースとして期待されます。
そして三段に昇段した本木克弥(18)。昨年は23勝9敗で勝ち星ランク15位、群馬県出身の若手です。

   ◇   ◇

本木プロはNHK杯の記録係としてテレビにも登場、名前や容姿も全国的に知られるようになってきました。

「週刊碁」に「これぞプロ!」という連載コーナーがありますが、ここに本木プロは昨年6回登場し、「2013これぞプロ!グランプリ」に決定したそうです。
このコーナーで紹介されるのは、プロも唸らせるような妙手・強手が出た碁ですね。

直感型ではなく、時間を使って手をひねり出すタイプ。よく並べるのが加藤正夫名誉王座の碁(うれしいね~)、本木プロの追い求める、手厚く攻める碁とのこと。

群馬の囲碁ファンのためにも、タイトル戦に名を連ねるよう頑張ってほしいですね。

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