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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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NHK/囲碁フォーカス「病と闘う木部夏生・初段」

2013-04-09 20:56:45 | テレビ番組

特集 「病と闘いプロ棋士に
   
~木部夏生初段」(4/7放送)
小学4年生で院生になった直後、1型糖尿病であることが発覚。しかし、プロ棋士への夢をあきらめず、血糖値を自分でコントロールしながら、昨年入段を果たした木部夏生初段(17)。「ハンデとは思わない」と言い切る強さの源を聞く。
   (NHK番組案内より抜粋)

   ◇   ◇

入段したときは順調に棋士の道を歩み始めたと思ったのですが、それまでの道のりは予想以上に過酷な状況だったのですね。
今年の成績(~2月末)は5勝2敗とがんばっています。今後の棋戦でも好成績を残してほしいと思います。

番組で万波奈穂さんが、木部さんの愛称は「ベッキー」といってました。「こども囲碁教室」で小学生時代は「ナッキー」と呼ばれていると聞いたことがあります。
どちらも「かわいい」印象ですが、勝気で意志の強さは「鉄板娘」のイメージもありますね。

群馬出身ということで、地元の少年少女も木部さんの活躍に注目しています。
囲碁教室で学んでいる生徒も、「病と闘いながら夢を追う姿」に感動してほしいと思います。

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第51期十段戦第3局/結城が2勝目!

2013-04-07 21:23:35 | プロ棋戦

「51期十段戦挑戦手合五番勝負第3局」が4月4日に長野県大町市で行われた。結果は結城聡九段が井山裕太十段に黒番中押し勝ちをおさめシリーズ成績を2勝1敗としてタイトル奪取へあと1勝と迫った。第4局は4月18日(木)に大阪市「日本棋院関西総本部」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「結城会心、井山の猛攻をシノぐ」 「井山連敗、防衛に黄信号」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

好調の波にのった結城さん、本局でも持ち味の出た戦いぶりで乱戦を制しました。
いつも新手を模索する井山さんですが、趣向を凝らし過ぎのような気もしますね。

井山さんが史上初の六冠を達成したのが3月14日。その最初の防衛戦となる本シリーズですが、1勝2敗のカド番と苦しい展開となっています。
結城ファン以外の多くは、井山さんに六冠を維持してほしいと思うでしょうが、勝負の世界は厳しい・・・

    ◇   ◇

今回の対局地は長野県大町市「くろよんロイヤルホテル」。十段戦の第3局は20年連続してこの地で開催されているそうです。「アルプス囲碁村」ならではですね。

対局者の二人は関西ですから大町市へのルートは、名古屋経由で中央本線、松本から大糸線で信濃大町。
主催者やスタッフは東京・新宿から中央本線、松本から大糸線で信濃大町。東京から松本への特急は「あずさ号」となります。

もうずいぶん前になりますが、「狩人」という男性デュオが唄う「あずさ2号」という曲がありました。1977年の大ヒットで、哀愁とノスタルジックな雰囲気の青春歌謡でしたね。

「あずさ2号/狩人」(1977年)
   ・作詞 滝真知子 
   ・作曲 都倉俊一

♪ 明日私は、旅にでます~
  あなたの知らない、人と二人で~
  いつかあなたと、行くはずだった~
  春まだ浅い、信濃路へ~

   ・・・途中略・・・

♪ 8時ちょうどの、あずさ2号で~
  私は私はあなたから、旅立ちます~

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「こども囲碁教室」での信頼関係

2013-04-05 18:37:58 | 囲碁

下島陽平・八段のブログ「このごろの下島八段」に以下の記事がありました。

「行儀が悪くて興味のない子には囲碁を教える必要はない」
こんな事を言ってた人がいました。
僕は絶対に違うと思う。この人は表面しか見れていません。
長く付き合うことによって、囲碁を好きになり優しくなっていく子を僕はたくさん見てきました。
   ・・・以下略・・・

   ◇   ◇

下島八段の意見はもっともだと思いますが、「理想と現実」は難しいところです。
生徒の個性は十人十色、すべての生徒が囲碁を好きになるわけでもないですし・・・

残念ながら、教室のムードを乱す生徒も一部には存在します。
寛容な気持ちで接していくことは必要でしょうが、どこかで限界もあるような気がします。
「ならぬことはならぬものです」という精神も必要かと・・・

「上下関係」と「信頼関係」、サラリーマン時代を振り返ってもムズな問題でしたね。

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第60回NHK杯/結城聡九段が連覇!

2013-04-03 21:36:37 | テレビ番組

「第60回NHK杯テレビ囲碁トーナメント」決勝(3/24放送)は結城聡九段井山裕太棋聖に白番9目半勝ちし、2連覇を飾った。NHK杯との相性が良く、この5年間で4度目の栄冠となる。 NHK杯の決勝を戦った結城と井山は、6月に東京で開催予定の第25回テレビ囲碁アジア選手権に出場する。
   (朝日囲碁Webより抜粋)

「結城連覇、読み合い制し快勝」「井山 またも優勝お預け」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

序盤から双方最強のねじり合いでしたが、結城九段がポイントを稼ぎ押し切った一局でした。
早碁で抜群の強さを誇る結城九段、直感を信じて戦ったのが勝因と語っていました。
敗れた井山六冠、常識にこだわらない着手が裏目だったでしょうか・・・

それにしても5年間で4度優勝という結城九段、対戦成績を数えると21勝1敗となります。すごい勝率ですね。
3/23に行われた「第8回大和証券杯ネット囲碁オープン」決勝では、高尾紳路九段を破り優勝しています。
「週刊碁ブログ」で今週号は「週刊結城」と称していましたが、まさに大車輪の活躍でした。
坊主頭のコワモテで存在感はありますが、口元をしばしば歪める仕草はTV向きではないかも・・・

「第60回NHK杯」は結城九段の連覇でしたが、関西・中部の活躍が目立ちましたね。
ベスト8の顔ぶれを見ると、関西勢では結城、井山、山田、村川の4人、中部勢は羽根、山城、東京勢は河野、向井となります。
全国放送だけに意気込みも違うのでしょうか・・・

明日(4/4)は十段戦第3局が行われます。
NHK杯決勝で波に乗る結城・九段と史上初の六冠・井山の対決、結果はいかに・・・

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第51期十段戦第2局/結城が勝ち1勝1敗のタイに!

2013-04-01 22:26:24 | プロ棋士

第51期十段戦挑戦手合五番勝負第2局が3月28日に熊本県玉名市で行われた。結果は結城聡九段が井山裕太十段に白番2目半勝ちをおさめシリーズ成績を1勝1敗のタイとした。第3局は4月4日(木)に長野県大町市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「結城大車輪、厳しい寄り付き」 「井山に一瞬の隙、”両ケイ”を逸す」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

中盤まで一進一退のねじり合いでしたが、結城九段が井山十段の問題手を追及し1勝1敗のタイに戻しました。
今や「時の人」となった井山さんですが、本局は精彩を欠いたようです。手合以外の取材などでお疲れでしょうか。

今週の「週刊碁」、結城九段の三つの勝ち星の記事が光っています。
特に早碁の活躍が目立ちますが、瞬発力が強そうですね。
・十段戦第2局:井山十段に勝利し、1勝1敗のタイ
・NHK杯決勝:井山六冠を破り4度目の優勝
・大和証券ネット囲碁オープン決勝:高尾九段を破り初優勝

    ◇   ◇

今回の対局地は熊本県玉名市「司ロイヤルホテル」。
弟が隣接する長洲町に住んでおり、玉名温泉周辺を車で一回りしたことがあります。
もう20年ほど前のことで、記憶も薄れていますが・・・

少し離れていますが、菊池渓谷を散策したことを思い出しました。
まだ二人の娘が小学生でした。夏休みで暑かったのですが、森の中の清流は涼やかな気分でしたね。
今は母親になった娘たちですが、覚えているでしょうか・・・

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