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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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上達しない法/月刊・囲碁未来

2013-04-11 19:15:38 | 囲碁

Igomirai201305 日本棋院発行の初段を目指す総合雑誌「月刊・囲碁未来」に、「みらいワークショップ ~初級者脱出のカギがここに~」という連載講座があります。

中部総本部の若手棋士とインストラクターによる初級者向け講座ですが、「上から目線」ではなくホンネで語るところが面白いですね。
5月号(第8回)は「上達しない法」でした。

囲碁ファンは「上達する方法」を、あれこれと悩んでいると思います。
逆説的に「上達しない法」を考えれば、上達のヒントになるという趣旨のようです。

上達しない法
1.丸暗記せよ!(定石の手順をしっかりと暗記し、いついかなるときもそれに頼るべし)
※注意点:その定石が碁盤全体に及ぼす影響とか、定石の一手一手の意味を考えてはてはいけない。
※注意点:定石は考えるための「呼び水」として活用できることに気がついてはいけない。「自分のチカラで切り開いていこう!」という前向きな姿勢はいけない。

2.負のイメージを持て!(負けたときのことを思い出し、自分の打った手がうまくいかなかった無力感を、何度も噛み締めるべし)
※注意点:スランプのときにプロの棋譜並べなどによって、良いイメージを作ってはいけない。

3.難しい詰碁!(嫌気がさすような難しい詰碁に、歯を食いしばって挑戦し続けよ!)
※注意点:「数をこなす」「反復」という詰碁の二大要素を満たしてはいけない。

   ◇   ◇

上記の逆の方法をとれば、上達につながるということですね。
頭では理解できるのですが、実際に修練するとなるとムズなところです。

2番目の「負のイメージ」については、ナルホドと思いましたね。一般的には「ネガティブ」から、「ポジティブ」への切り替えということでしょうか。
実戦で応用できればいいのですが・・・

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