「第51期十段戦挑戦手合五番勝負第4局」が4月18日に大阪市「日本棋院関西総本部」で行われた。結果は黒番の井山十段が結城九段に中押し勝ちをおさめシリーズ成績を2勝2敗のタイとした。井山の3連覇か!結城の十段奪取か!第5局は4月26日(金)に大阪市「関西棋院」で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「井山快勝、結城の追走許さずタイ」 「結城を襲った魔の瞬間」
(週刊碁見出しより)
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カド番をしのいだ井山さん。本局では序盤から優位に立ち、中盤以降の打ち回しも冴えて完勝の内容でした。
敗れた結城さん。タイトルを目前に力み過ぎでしょうか、石の運びが変調のようでした。
これでスコアは2-2のタイ。井山さんが六冠を維持するか、結城さんがタイトル奪取するか、4/26の第5局は世間も注目の一戦になりますね。
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今日の夕方、NHK-Eテレで「井山裕太 棋聖 自戦を語る」という特集番組がありました。
棋聖戦の6局を振り返り、勝負のポイントを師匠の石井邦生九段と検討。
また多くの棋士が井山六冠の印象を語っていました。各棋士の話で共通するのは、「思いもよらない着手が出てくる」ということでした。
独自の感覚をさらに磨きをかけ、世界戦でも活躍してほしいですね。
井山さん大躍進の陰には、師匠の石井九段の存在が大きいでしょう。飛び抜けた才能も指導者の良しあしで左右されますからね。
私も子どもの指導をしていますが、上級者の指導ではないので技術的な課題より、「囲碁は面白い」と感じてくれればと思っています。