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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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鈴木七段・自戦解説/風鈴会

2009-06-15 16:39:58 | 囲碁

Wind_1_3 昨日(6/14)は定例の「風鈴会」の日。
講座の内容は「鈴木七段・自戦解説」で、今年3月の対局「天元戦予選C/鈴木伊佐雄七段(黒) 対 春山勇九段(白)戦」でした。
本局は「週刊碁」の「名手発掘/これぞプロ!」というコーナーで取り上げられ、プロならではの妙手として紹介されていました。

鈴木プロによれば「この手は思い付きのような手で、その前に相手が打った手に疑問があったかも」と、控えめのコメントでした。 
確かに「妙手」も相手がそれを事前に察知して、回避すれば出現しないわけですね。

   ◇   ◇   ◇

講座のあとの一般対局は1敗1勝。
●1局目は才色兼備のOK田さん(ミニスカに惑されそうで・・・)、当方の先番。相手の手薄い進行でしたが、正確なヨミで地を先行されました。
終盤、足りないとみて相手陣内に手を付けましたが不発で、ヨセ負けとなりました。

○2局目は同年配らしきNK沢さん、互先の白番。大場を先手で確保し、地合いで優勢に。途中ヒヤリとする場面もありましたが、逃げ切りました。

次回(6/27)の講座は「悲運の棋士、赤星因徹を並べてみよう」。私のリクエストでもあり、研究して臨もうと思っています。 

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スロージョギング/ためしてガッテン

2009-06-12 16:23:51 | テレビ番組

Joging 先日、NHKのTV番組「ためしてガッテン」でスロージョギングについて放送していました。 
「生活習慣病の改善」や「脳の活性化に有効」という言葉につられて、しばらく見ていました。

要点は瞬発力がある「速筋」を使わないで、持久力がある「遅筋」だけで走ること。
これで「遅筋」の能力が向上し、筋肉内の毛細血管が増えるのだそうです。

スロージョギングのポイント
 (1)背筋を伸ばす
 (2)やや前傾姿勢
 (3)足はけらずに押すだけ
 (4)ニコニコ&おしゃべりしながら
 (5)きついと感じたら歩く
 (6)1日30分を目標に!
  (10分×3回など細切れでもOK)

見ていてナルホドと思い、効果もありそうだと感じました。
ただ問題は実行力です。一人ではポイント(4)の「ニコニコ&おしゃべりしながら」は困難ですし、場所も問題です。
放送では福岡のジョギング・グループが走っていましたが、同志を集めるのは容易ではありません。
それでも、まずは一人でもチャレンジしてみようかと思っていますが・・・続くかどうか? 

この種の番組は民放でもいろいろありますが、この「ためしてガッテン」は調査力、データ量、番組の構成など、他の追随を許さないレベルですね。
司会の立川志の輔さん、小野文惠さんのコンビもピッタリです。
見ていて、思わず「ガッテン!」と云いそうです。

    ◇   ◇

本ブログ関連記事

◆2008-09-04 「アルツハイマー病防止/ためしてガッテン」

◆2007-03-09 「交通事故対策術/ためしてガッテン」

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世界アマ囲碁選手権2009/中国の胡選手が全勝優勝

2009-06-10 20:45:00 | アマ棋戦

世界66の国と地域から代表選手が集いスイス方式8回戦で争う、第30回世界アマチュア囲碁選手権が、5月26日から30日までの4日間、静岡県袋井市・エコパアリーナで行われ、中国代表の胡煜清選手(27)が8戦全勝で4大会ぶり2回目の優勝を果たした。
2位は韓国の柳愼桓選手(21)、3位は中国香港の陳乃申選手(16)で、日本代表の金沢盛栄選手(51)は5位だった。

       (日本棋院HPより抜粋)

    ◇  ◇  ◇

優勝は中国の胡選手、2位は韓国の柳選手とプロの世界棋戦勢力図と同様の結果となりました。
これは各国の囲碁人口と比例しているようで、日本の復権は囲碁人口の拡大からスタートですね。 

日本代表の金沢さんは5位と残念でした。
金沢さんは毎日新聞の囲碁担当ということで、本大会がなければ「本因坊戦第2局(大分県宇佐市)」の運営・取材に行っていたのでしょうね。
今日あたりは「本因坊戦第3局(北海道函館市)」で、奔走していることでしょう。

毎日新聞の「記者の目」で本大会の紹介があります。
       ↓
「記者の目」はこちら

    ◇  ◇  ◇

「週間碁」の記事より、今回の国際囲碁連盟理事会で英語表記が「GO」に統一されることが決定されたとのこと。
中国では「Weiqi」、韓国では「Baduk」が囲碁の呼称だそうです。
この表記について中国は「私たちは歴史を尊重します。日本が普及したことで、世界の囲碁人口が圧倒的に増えたのです」との発言。
成績はイマイチですが、普及の功績は胸を張ってもよいと思います。 

    ◇  ◇  ◇

Fukuroi 本大会の開催地は静岡県袋井市・エコパアリーナ。サッカー・ワールドカップ2002の開催場所だそうです。
袋井は「東海道五十三次」の二十七番目で真ん中。東の二十六番は掛川、西の二十八番は見付(磐田市)となります。

20代の頃、関東周辺の古寺を巡った時期があり、ガイドブックに「可睡斎(かすいさい)」という曹洞宗の寺院が載っていました。
庭園や花が見事ということで、一度は訪れてみたいと思っています。今は「ゆりの園」が見ごろのようです。

今大会の参加者の中にも、この可睡斎で座禅の体験をした選手もいたそうです。
このように日本の文化に関心を持ってもらえれば、今大会の意義は大きいと思います。 

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小中学校囲碁団体戦県大会/2009

2009-06-08 20:41:45 | 囲碁

Img_2256_4 昨日(6/7)は小中学校の囲碁団体戦群馬県大会が行われました。
小学校団体戦は9チーム(4校)が参加。決勝は「伊勢崎・広瀬小A」と「伊勢崎・名和小A」の対決となり、広瀬小Aが4年連続の優勝。全国大会への出場権を獲得しました。

伊勢崎市の囲碁普及活動は教師、父兄、ボランティアの協力で活況を呈しており、今後の更なる広がりが期待されています。

一方、中学校は伊勢崎市立第二中学校が1チームのみの参加で、自動的に全国大会出場となりました。
こちらは昨年に続いて一校のみの参加とさびしい状況です。囲碁が他の部活動と同じように広く認知されてほしいものです。 

   ◇   ◇

本大会、昨年までは個人の認定大会を行なったあと、学校別のトーナメント戦を行なっていました。
しかし時間的にきびしいのと、トーナメントでは一回戦で敗退するとそれで終わってしまう難点があり、今回は9チームを2ブロックに分けて、総当り戦で行いました。

それにしても小学生の対局は早いですね。昼食前にはほとんど終わってしまう状態でした。
あと、対局していない時のマナーですが、走り回ったり、騒いだりとイマイチの感じがしました。 
子供だから仕方ないという意見もあるでしょうが、「囲碁は礼に始まり、礼に終わる」という精神が大切だと思います。 

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玉村町囲碁会/2009年6月、月例大会

2009-06-07 21:13:35 | 囲碁

Tama5_2  昨日(6/6)は町内の囲碁月例会、参加者は22名でした。
優勝(4連勝)はAグループがO原さん。いつも安定した成績を残す実力者です。
BグループはY木さん。最近の調子は上向きのようです。

私の成績は●●●○の1勝3敗。どうもイジ(意地)で打っているようで・・・、スジ(筋)で打たなければダメですね。

   ◇  ◇

このところ大会参加者の傾向として、上位レベルの人が少いように思われます。
囲碁大会の楽しみは真剣勝負の緊張感と、和気藹々(わきあいあい)とした親睦の両面があります。
上位者になれば真剣勝負を求める傾向が強くなるようです。その意味では本会は親睦の色合いが濃く、上位者にとってはイマイチの気分があるのかもしれません。

すべての参加者の要望にこたえるのは困難ですが、バランスのよい運営ができればと思っています。

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クールビズとネクタイ

2009-06-05 16:02:57 | 日記・エッセイ・コラム

Necktie_3 6月に入りむし暑い季節となりました。
数年前から「クールビズ」とかで、ネクタイをする人は少なくなりましたね。

私は工場の事務部門にいますが、10年ほど前には男性の9割くらいはネクタイをしていたと思います。
それが現在、ネクタイ派は5%くらいでしょうか。私もその少数派の一人です。
職場も省エネや環境問題など、クールビズを推奨するような雰囲気がありましたね。

別にクールビズ反対という訳ではありませんが、個人的にはネクタイを締めないと「締まらない」のです。
外見的にはノーネクタイだとアクセントがなく、のっぺりした感じになってしまいます。
内面的には公私の境界線が曖昧となり、働く志気が薄まるような想像をしてしまうのです。(それほどの企業戦士ではないのですが・・・

クールビズはビジネスの標準となりつつあり、これも時代の流れかと思います。
それでも理屈や合理性だけで、物事を判断する風潮もどうかと思いますが・・・。

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映画「60歳のラブレター」

2009-06-03 15:33:01 | 日記・エッセイ・コラム

・作品名:60歳のラブレター
・監督:深川栄洋
・出演:中村雅俊、原田美枝子、井上順、戸田恵子、イッセー尾形、綾戸智恵 、他

先日、映画「60歳のラブレター」を見てきました。雨の日曜日で映画日和といえましょうか。
何を見ようかと思案の結果、相方のリクエストで本作品を見ることになりました。

TVで予告編を流していましたが、アラカン(還暦周辺)世代限定のようで引っかかりますね。
観客の中には若い人も混じっていましたが、大半は同世代の夫婦でした。制作サイドの意図通りということでしょうか。

物語は男性側から見ると気恥ずかしい感じでしたが、そう思うのは私だけでしょうか・・・?
一般論として「言葉に出して気持ちを伝えよう」と云われますが、日本では阿吽(あうん)の呼吸も大切だと思います。
これを云うと女性陣から反論されそうですが、昔から染み付いた男の気質は容易に変えられないように思います・・・。

     ◇   ◇

劇中で青春時代にビートルズを謳歌した魚屋(イッセー尾形)が、ウォーキングの途中にある楽器店のギター(マーチンD28)をじ~っと見つめるシーンがあります。あの気持ちは男ならでは心情のような気がします。

人によってそれが「カメラ」であったり、「バイク」であったりするのでしょうが、青春の遺産を手元におきたいという男のこだわり、ロマンだと思います。

世の女性方、男のロマンを無駄と切り捨てないで、夢を見させてほしいものです。

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第64期本因坊戦第2局/高尾九段が勝利し1勝1敗に

2009-06-01 20:51:57 | プロ棋戦

 大分県宇佐市の宇佐神宮で5月27日から行われた第64期本因坊決定戦七番勝負の第2局は挑戦者の高尾紳路九段(32)が羽根直樹本因坊(32)に白番中押し勝ちし、対戦成績を1勝1敗とした。第3局は6月10、11日、北海道函館市のホテル函館ロイヤルで行われる。
 一時は羽根優勢とみられたが、高尾がチャンスを巧みにとらえて逆転し、勝負を振り出しに戻した。
 黒模様の中で白が動き出した戦いは、右上の黒地が大きく、控室では「黒優勢」の声が上がった。高尾は下辺の黒を攻めたが、苦戦が続いた。
 しかし、右上の黒地に手が生じ、高尾は右上の白を取られたものの、中央の黒の二つの大石を攻めて優位に立つ。最後は左辺のコウ争いに勝ち、羽根を投了に追い込んだ。

<高尾九段の話>
 右辺の戦いは誤算だらけでした。最後にコウにしてくれたので、勝ったと思いました。ひどい碁で、勝てた理由はラッキーだけです。

<羽根本因坊の話>
 下辺の黒を攻められてから、おかしくなりました。白152(11六)と逃げられては負けです。急にひどい碁になってしまいました。

            (毎日新聞より抜粋)

       ◇   ◇   ◇

週刊碁の1面タイトルは「高尾マジック、羽根に粘勝タイに」。
2・3面では「羽根勝勢から転落、実戦心理が影響か?」、「高尾逆境から脱出、乾坤一擲、勝負手奏功」。

高尾九段が苦難の道中を耐え、追い上げから逆転と第1局とは逆の展開となりました。連敗をまぬがれホッとしていることでしょう。

一方の羽根本因坊、後半は足どりが乱れて無念の投了となりました。魔が差す時間のようなものがあるのでしょうか。

右上の「死んだふり」をした白石の微妙な働きがポイントのようでした。
我等ザル碁党でもありますね。「相手の死んでたと思っていた石が、突然息を吹き返す」。この時の無念の心境、本因坊のレベルとは段違い平行棒でしょうが、思いは同じだと思います。

       ◇   ◇   ◇

今回の対局地は大分県宇佐市の宇佐神宮。
高尾九段のブログ に宇佐市や宇佐神宮、宿泊地でのエピソードが紹介されています。
対局翌日に対局者本人の感想がブログに公開される。時代は変わりましたね。
囲碁ファンへのサービスとしては有難いことです。

私も30年ほど前でしょうか、宇佐神宮を訪れたことがあります。
九州のあちこちを巡っての旅で、宇佐神宮にいた時間も短く、あまり印象に残っていません。
まだ人生を振り返ることなどなかった若造にとって、神社・仏閣などは関心が薄かったのでしょうね。

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