今期NHK杯の1回戦第10局(6/7放送)は、加藤啓子・女流最強位(先番)と安斎伸彰・六段の対戦。
序盤から黒の模様、白の地合い先行というパターンで進行。中盤より黒模様がどの程度まとまるかがポイントでしたが、安斎六段が巧みに黒模様を破って勝利を決めました。
週刊碁の見出しは「安斎、華麗に中央突破」、「加藤、徹底抗戦も力負け」でした。
安斎六段は埼玉県出身、宋光復九段門下の23歳の新鋭。NHK杯は初登場、1回戦を突破し今後の活躍が期待されます。
一方の加藤さん、残念でした。NHK杯は2回目、昨年は後藤俊午九段に敗れており男性陣の壁は厚いようです。
解説は金秀俊八段でしたが、今までの棋士のイメージとは異質のキャラクターのように見えました。頭上が寂しく映りましたが、明るいムードメーカーとして若手を引っ張ってほしいと思います。
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