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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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三々に入るタイミング/風鈴会

2008-08-11 16:46:04 | 囲碁

Wind_1 昨日(8/10)は定例の「風鈴会」の日、講座の内容は「三々に入るタイミング、入ったあとどうする?」でした。
TVや雑誌などでプロの対局を見ていると「三々」をめぐる駆け引きが多く出てきますが、個人的にはあまり三々に入る展開は好みません。
目先の利益に食いつくようで、「セコイなあ~」という感じがするからでしょうか。
相手が三々に入ってきたら「地は削られても、外勢でカバーできるから」と納得するようにしています。

でも「ここは絶対入っていかなくては」というタイミングがあるようです。
また相手が三々に入ってきたときの対応策も重要なポイントになります。
局面を見極めて効果的な「三々をめぐる戦術」を、考えていきたいと思っています。

   ◇   ◇   ◇

Elevator 講座のあとの一般対局で2連勝し昇段しました。この風鈴会では3連勝で昇段するシステムになっています。
入会してから4段階のレベルをエレベーターのように上下していますが、今回その最上位に復帰しました。

前回、最上位に上がったときは「明智光秀の三日天下」のようにすぐに落っこちてしまいました。
今回も同様に不吉な予感が横切りますが、最上位の在位期間を少しでも長くしなければと思っています。
でも「思い入れ」だけでは位は維持できません。研鑽、研鑽・・・。

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第33期碁聖戦第2・3局/張栩、連勝

2008-08-08 15:42:45 | プロ棋戦

◆第3局
 第33期碁聖戦5番勝負の第3局は7月31日、沖縄県那覇市で打たれ、白番の張が中押し勝ちして2勝1敗とし、3連覇に王手をかけた。第4局は15日、東京都の日本棋院会館で行われる。

◎二連勝の張は「激しい戦いだったが、自分なりにうまく打てた。勢いみたいなものを感じる」と、充実の表情。「できれば次で決めたい」と意欲的に語った。

◎一方の山下は、「全体的に悪かった。第4局まで日にちがあるので、立て直したい」と再起を誓った。
          (沖縄タイムスより抜粋)

◆第2局
 第33期碁聖戦5番勝負の第2局が7月27日、新潟県長岡市で打たれ、黒番の張碁聖・名人が中押し勝ちし、勝敗を1勝1敗の五分に戻した。

◎タイに戻した張碁聖・名人は「思い通りの碁が打てた。山下さんは粘り強く、勝ちきるまで大変だった。(次勝てば)王手だが、意識せずリラックスして臨みたい」と気を引き締めていた。

◎敗れた山下棋聖・王座は「最初からまずい碁で、勝ち目がなかった。早く忘れて次回に全力投球したい」と疲れた表情だった。
          (新潟日報より抜粋)

        ◇  ◇  ◇  ◇

張栩碁聖(名人)が2連勝と快調です。キメ細かい打ちまわしで山下挑戦者の豪腕を巧みに封じているようです。
一方、第1局で好スタートをきった山下棋聖ですが、第2・3局では攻めが空回りしている感じです。
対戦成績も張栩碁聖がリードしており、山下棋聖にとっては苦しい展開になりそうです。

        ◇  ◇  ◇  ◇

第3局の対局地は沖縄県那覇市の「ロワジールホテル那覇」。
この碁聖戦は、「沖縄タイムス」創刊六十周年事業として開催したそうです。60年というと戦後間もない頃のスタートになります。
戦中の1940年代から1972年の本土復帰までの30年近くは、本土では想像できないような苦労があったと思います。
しかし沖縄出身のタレントやミュージシャンを見ていると、過去の暗い影など感じさせない海洋風な明るさがありますね。

沖縄出身のプロ棋士というと、時本壱・九段、新垣武・九段、下地玄昭・六段、知念かおり・四段、玉井伸・二段、関西の新垣朱武・八段がいます。
全体的におおらかな棋風のように思いますが、どうでしょうか。

        ◇  ◇  ◇  ◇

Hanabi02 第2局の対局地は新潟県長岡市の「長岡グランドホテル」。
長岡といえば花火大会が有名です。今年はもう終わってしまったようですが、一度は訪れてみたいものです。

私の親戚が「三河花火」の製造をしており、むかし工場が爆発したことがありました。華やかな舞台裏は危険と隣り合わせなんですね。

花火大会が始まる前のワクワク感と、終わった後のもの悲しさ、「真夏の夜の夢舞台」のようです。

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全国高校囲碁選手権2008

2008-08-05 22:01:22 | アマ棋戦

団体戦:男子は駒大岩見沢、女子は松韻学園福島がV

第32回全国高校囲碁選手権大会は7月28、29の両日、東京・市ケ谷の日本棋院会館で団体戦が行われ、男子は駒沢大付属岩見沢(北海道)、女子は松韻学園福島(福島)がともに初優勝を飾った。
 団体戦の2位以下は次の通り。
<男子>(2)下関西(山口)(3)開成(東京)
<女子>(2)洛北(京都)(3)弘前(青森)

個人戦:闇雲さん、藤田さんが高校本因坊に

前日に続いて個人戦が行われ、男子高校本因坊に闇雲翼さん(三重・津2年)、女子高校本因坊に藤田光彩絵さん(東京・十文字3年)が決まった。闇雲さんは初、藤田さんは2年連続優勝。

2位以下の入賞者は次の通り。
<男子>(2)後藤春彦(岡山・津山)(3)加畑陽一(東京・都立武蔵)
<女子>(2)小原侑子(兵庫・雲雀丘学園)(3)山崎陽香(栃木・学悠館)

        (毎日囲碁Webより抜粋)

       ◇   ◇   ◇   ◇

群馬県勢の成績

・男子団体:高崎高(笹口、石関、野中)2勝1敗で決勝T進出ならず
・女子団体:前橋育英高(野倉、品川、新保)1勝2敗で決勝T進出ならず
・男子個人:笹口(高崎高)2勝1敗、
               
荒井(館林高)1勝2敗で決勝T進出ならず
・女子個人:野倉(前橋育英高)1勝2敗で決勝T進出ならず

       (日本棋院HPより抜粋)

       ◇   ◇   ◇   ◇

高校囲碁界もここ数年は従来の名門校、伝統校という景色が様変わりしてきました。
この変化が高校囲碁界の上げ潮になれば上々なのですが・・・。

今週の「週刊碁」トップページは「全国高校囲碁選手権/高校夏の陣」で、プロ棋戦の碁聖戦第3局は最終ページに回されています。
どちらが読者受けするか難しいところですが、一般受けするのは「高校囲碁」でしょうか。
プロ棋戦とアマ棋戦の活性化は囲碁普及の両輪、一人でも多くの人が注目してほしいものです。

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第3期アマ囲碁名人戦/尹さん、名人位奪還

2008-08-04 19:25:55 | アマ棋戦

 神奈川県湯河原町の「ゆがわら石亭」で打たれていた第3期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負は7月27日、第2、第3局が打たれ、前アマ名人の挑戦者・尹春浩(ユン・チュンホ)さん(27)=大阪市西区、囲碁指導員=がアマ名人の洪(ホン)マルグンセムさん(26)=東京都板橋区、囲碁道場師範=に2連勝。通算2勝1敗でアマ名人に返り咲いた。

 前日の第1局に敗れてあとのない尹さんは、午前の第2局できわどく黒番半目勝ちを収めると、午後の最終局では後半の洪さんの攻めを巧みにしのいで黒番12目半勝ち。昨年の三番勝負で洪さんに敗れた雪辱を果たした。
 尹さんは韓国出身で、4年前に洪さんとともに来日。アマのトップクラスとして各アマ棋戦で活躍している。

       ◇

第3回アマ囲碁名人戦全国大会/尹選手が2度目の優勝

 第3回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会は2日目の7月21日、決勝戦で招待出場の囲碁指導員尹春浩(ユン・チュンホ)選手が兵庫県代表の碁会所経営諸留康博選手(40)に黒番中押し勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を果たした。
尹選手は前アマ名人。昨年名人位を奪われた洪(ホン)マルグンセム・アマ名人(26)への挑戦権を獲得した。両者による三番勝負は26、27の両日、神奈川県湯河原町で打たれる。

   (asahi 囲碁Webより抜粋)

       ◇   ◇   ◇

アマ名人戦全国大会優勝の尹さんが余勢をかってアマ名人位を奪還しました。
3期目となる本大会、韓国出身の囲碁インストラクター両者の決戦が続いています。

昨今のアマチュア全国大会の顔ぶれを見ると、囲碁インストラクターもしくは院生OBが多くなってきました。
以前は会社員や教授など「純アマチュア」がほとんどでしたが、選手の構成も変化しているようです。
ただ過去のアマ著名選手も、ほとんどは学生時代を囲碁漬けで過ごした人達でしょうね。

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玉村町2008/8月度囲碁大会

2008-08-02 21:58:27 | 囲碁

今日(8/2)は町内の囲碁月例会。参加者は20名と暑い中よく集っています。
今秋の囲碁合宿開催に先立ち、日程や場所などアンケートを募りました。
まだ結果はまとまっていませんが、そこそこ参加者は集まりそうです。

   ◇  ◇

私の成績は5割でしたが、あまり悔しいという感じが少なくなってきました。
この会全体が和やかな雰囲気で、あまり張り詰めた空気ではないのですね。
上達のためには「悔しさをバネに」という気持が必要なのですが、年齢と共に淡白になるのでしょうか。

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