第19回世界囲碁選手権・富士通杯の決勝戦は7月3日、日本棋院で打たれ、韓国の新鋭・朴正祥六段(21)が中国の周鶴洋九段(30)に白番中押し勝ちし、初優勝した。韓国勢は9連覇。韓国同士の3位決定戦は崔哲瀚九段(21)が李世ドル九段(23)に黒番中押し勝ちした。 日本勢は結城聡九段のベスト8が最高。
(朝日新聞より抜粋)
◇ ◇ ◇ ◇
優勝した韓国の朴正祥(パク・チョンサン)六段、あまりなじみのない棋士ですが、初出場でいきなり優勝とは驚きです。韓国囲碁界の底辺の広さ、層の厚さを改めて思い知らされる結果となりました。
決勝で敗れた中国の周鶴洋九段、母国の期待、重圧が勝負に影響したのかも知れません。
この棋戦はこれで韓国勢の9連覇。、日本選手としては結城聡九段のベスト8が最高とはさびしいかぎりですね。
日本主催の国際棋戦でこの成績は主催者にとっても残念でしょうが、囲碁を文化として世界にPRするためには今後も継続し、伝統と格調高い棋戦にしてほしいと思います。