群馬ケンミンのひとりごと2

群馬に住むケンミンが県内の出来事やイベント・鉄道旅行などを紹介しています。

風っこもぐら・風っこループ運転

2010-09-05 10:50:00 | JR東日本
プレ群馬DC企画としてJR東日本高崎支社では、9月4日と5日の2日間、 自走式トロッコ車両「びゅうコースター風っこ」を使用した快速「風っこもぐら」(下り)と快速「風っこループ」(上り)が上越線・渋川~越後湯沢間を1往復運転しました。

この列車(定員136名)に乗車するには、乗車券の他に座席指定券が必要ですが、1ヶ月前の座席指定券発売日には数分で完売してしまうほどの人気列車です。

高崎駅では、「風っこ」と「SLみなかみ」の並びが実現しました。


渋川~水上間では、電気機関車EF64 1001号機が先頭車両として連結されています。



ぐんまちゃんのイラストが入ったヘッドマークが付いています。先週8月28日(土)・29日(日)の2日間、この「風っこ」車両は団体専用列車として、わたらせ渓谷鐵道を走ったのでこのヘッドマークにも「足尾」が明記されています。またこのトロッコ車両2両の後ろには一般型気動車車両2両も連結されています。



編成は、越後湯沢からEF64 1001+キハ48 547(4号車)+キハ48 1541(3号車)+キハ47-1515(2号車)+キハ47 521(1号車)です。3号車と4号車が「ビューコースター風っこ車両」です。

この列車は、窓ガラスがないトロッコ列車なので、車内には風が吹き込んできます。時折、トンボやセミも車内に舞い込んできます。最高時速は45km/hまでしか出せませんのでゆっくりと車窓が楽しめます。


水上で先頭の電気機関車が切り離し、いよいよ上越国境越えです。



上越線下りにある新清水トンネル(13,500m・昭和42年開通)に入ります。この日の前橋の最高気温は、35.3℃。トンネル内の車内には、風が強くなり涼しく天然クーラーのような感じです。


また日本一のもぐら駅として有名な群馬県最北端の駅である土合駅に停車します。下りホームから地上まで486段の階段があり日本一の長さです。

終点の越後湯沢駅から折り返して、「風っこループ」号として運転されました。

上越線・土合駅~湯檜曽駅間には、上毛かるたの札(ループで名高い清水トンネル)にもあるように、ループ式になっています。標高差が大きくまた区間が短い場合は、線路をらせん状に敷いて勾配を緩くする方法を「ループ式」と言います。湯檜曽駅上りホームでは、上りの列車の発車時刻のおよそ2分前に山の中腹のループ式線路を列車が走っている様子を見ることが出来ます。

水上駅からは再び先頭に電気機関車を連結して渋川駅を目指します。


沼田駅では、2本の列車に追い抜かれるために約17分間停車します。


↑特急みなかみ6号とツーショット

↑748M普通高崎行き115系とツーショット

利根川と並走します。また並走する国道17号線を走るクルマに追い抜かされています。この時点で「風っこループ号」は時速40kmで走行。



最後に利根川橋梁を渡って、終点・渋川駅に到着しました。9月11日・12日には、吾妻線を「風っこ吾妻」号として運転されます。

では。

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