大人の臨海学校旅その2

2017-07-12 01:09:00 | 海

さて、いよいよ今夜の宿に泊まります。看板が見えてきました↓

↑ん？臨海学校に泊まるの？

↑建物が見えてきました！

↑少し高台にある伊勢崎市臨海学校にこの日は泊まりました。

ケンミンたちが1泊素泊まりで1080円（税込）で利用した公共施設は、「伊勢崎市臨海学校」なんです。一般利用者には、食事の提供はありませんが、持ち込み自由です。しかし調理は不可です。

毎年5月1日～10月末まで（7月から8月上旬は小学生の臨海学校のため利用不可）の期間は一般に利用できます。所在地：新潟県長岡市寺泊田ノ尻603番地

伊勢崎市に在住（伊勢崎市民）や伊勢崎市内に在勤・在学している方のみ利用できます。

この伊勢崎市臨海学校は、昭和48（1973）年に開設され、鉄筋コンクリート3階建てです。今年で45年目を迎えます。

当初は「伊勢崎佐波臨海学校」と言いましたが、平成17年の平成の市町村合併で、「伊勢崎市臨海学校」になりました。

海のない群馬の子供たちに海水浴教室や海の教育が目的で、市内の23小学校と玉村町の3小学校の小学5年生が参加し、7月から8月上旬にかけて2泊3日で行われます。

ケンミンも小学校5年の時の臨海学校で利用しました。この時、生まれて初めて海を見て感激しました。

↑子供たちはこの大部屋（16人部屋）に泊まります。懐かしい！
伊勢崎市出身のback numberの二人やDa-iCEの和田颯くん（23）も小学5年生の時に、この臨海学校に泊まっています。

この大部屋も含めて、

大人1,080円
中学生・高校生750円
小学生530円
未就学児無料　で宿泊できるんです。

↑この和室は小学生の臨海学校の時は、担任の先生方が泊まる部屋なんです。10畳5人部屋です。

しかしこの臨海学校をやめる自治体が増えています。臨海学校の老朽化と維持費の問題。

同じ寺泊にあった「前橋市臨海学校」も昭和49年に新潟県寺泊町に開設されました。眼下に海を望むことができる臨海学校は、10年前の平成19年7月で終了。

「高崎市臨海学校」は、昭和42年に開校しましたが、昨年・平成28年8月20日に50年の歴史に幕を下ろし閉校。238,179人が利用（高崎市臨海学校：新潟県柏崎市大字笠島江尻316。）

「東毛臨海学校」（新潟県出雲崎町大字井鼻）は、太田市や館林市など東毛地区７市町の小学校の宿泊施設でしたが、新潟県中越沖地震など自然災害が相次いだことを理由に廃止（昭和49年開校）。

「吾妻郡海の家」は、老朽化等の諸般の事情により平成24年度で廃止。

富岡市臨海学校は、「出雲崎臨海学校」の名前で、昭和51年7月に開設。しかし平成25年7月の大雨で裏山が崩落して危険な状態のために平成27年1月で廃止。

群馬県内では、伊勢崎市臨海学校とコチラ↓の臨海学校の2地域のみとなってしまいました。
「多野藤岡広域圏臨海学校久寛荘」は、昭和55年に圏域内小学生のための臨海学校として開設。学校利用期間（例年7月20日頃から8月10日頃）を除き、現在も広く一般の方に開放（新潟県柏崎市西山町石地863番地）。圏外でも利用可能。

今年の「伊勢崎市臨海学校」は、8月末で終了します。
それは、今年９月から約１億５千万円かけてリニューアル工事を行い、来年は綺麗になった臨海学校になります！

↑この伊勢崎市臨海学校では、目の前に「金山海水浴場」があります。ここで子供たちは海水浴をします（ケンミンも小学5年の時に泳ぎました）。また近くには「魚のアメ横」など観光施設があったり、佐渡島へ渡る佐渡汽船・寺泊港があり、寺泊水族博物館などがあります。海釣りをしに泊まる人もいます。近くにゴルフ場もあるので、ゴルフ利用の宿泊もあるそうです。