台風19号による鉄道被害

台風19号は、東日本に甚大な被害をもたらしました。今日10月14日は「鉄道の日」なので、鉄道施設へも甚大な被害が生じました。

JR東日本の被害状況。


↑群馬県内では、JR吾妻線・長野原草津口～大前間が不通。


↑お隣の栃木県では、JR両毛線・大平下～栃木間の永野川橋梁の橋台背面が流出し、足利～栃木間が不通。足利～岩舟駅間は２０日の運転再開予定。


↑東武佐野線では、秋山川橋梁の安全確認のために運転見合わせ。


↑東武日光線では、静和～新大平下間の線路砕石流失により栗橋～栃木間不通。


↑さらに東武日光線では、北鹿沼～板荷間の築堤崩壊のため、新鹿沼～下今市間不通。

北陸新幹線は、新幹線車両センターが浸水し12両の10編成合計120両が浸水し、最悪の場合廃車の可能性（330億円）、長野～上越妙高駅間で終日運転を見合わせ。


↑JR中央本線は梁川～四方津間の土砂流入の影響で高尾～大月駅間の上下線で当面の間運転を見合わせ。


↑JR水郡線は、袋田～常陸大子間の第六久慈川橋梁流出により常陸大宮～郡山駅間の上下線で当面の間運転を見合わせ。


↑JR小海線は、当面の間、小諸～野辺山駅間で運転を見合わせ。


↑JR飯山線は、線路の復旧作業等のため、当面の間、十日町～豊野駅間で運転を見合わせ。


↑東北本線は、新白河～松川駅間で運転を見合わせ。

JR磐越東線は、終日運転を見合わせ。

箱根登山鉄道は宮ノ下～小涌谷駅間の陸橋の一部が押し流され、年内の復旧は困難の模様。

上田電鉄は、千曲川の堤防の一部が崩れた影響で、上田～城下間の千曲川橋梁が崩落。線路の一部も被害にあっており、復旧見込み未定。

しなの鉄道では、大屋～田中間の線路上空の海野バイパス跨線橋が崩落したため、安全確認に相当の時間を要する見込み。北しなの線では、千曲川堤防決壊のため、線路や電力設備が冠水しており安全確認が行えず、復旧のめどが立たず。

阿武隈急行は計27カ所で土砂崩れや陥没などの被害が発生し、梁川～槻木間が当面運休。

では。