群馬ケンミンのひとりごと2

群馬に住むケンミンが県内の出来事やイベント・鉄道旅行などを紹介しています。

東武伊勢崎線の車窓から2

2012-05-24 08:53:00 | 東武鉄道
では、昨日の正解です。

↑まもなく収穫を迎える伊勢崎市境地区特産の「夏ごぼう」です。

伊勢崎市境地区では、利根川の左岸の肥沃な土地なので、夏ごぼうの栽培には最適です。収穫した夏ごぼうは、首都圏や関西圏へ出荷されます。ごぼうは繊維質が豊富で、この食物繊維は、腸の調子を整え、お通じが良くなるばかりでなく、最近では「がんを予防」することも分かってきました。また、ごぼうにはサポニンも豊富で抗酸化作用があります。ちょっと苦い感じがサポニンです。

今日は、この話題にしました↓

↑東武独特の鉄製架線柱です(東武伊勢崎線境町~剛志間)。

ケンミンが子供の頃はあちこちでこの鉄製架線柱が見られたのですが、最近は数が減ってきています。昨年は同じ東武伊勢崎線の木崎~世良田間の一部区間は、この鉄製架線柱から新型鉄製架線柱になっていました。

独特の鉄製架線柱にはこんな標示↓が見られます。

↑下の「2-10」の意味は、昭和2年10月の意味です。

東武伊勢崎線・館林~伊勢崎間は昭和2年10月1日に電化され、これで東武伊勢崎線は全線電化となりました。つまりこの東武独特の鉄製架線柱は昭和2(1927)年に電化された当時から今年で85年間現役で使用されているのです。

架線柱は昭和2年当時そのものですが、横に渡してある鉄骨は一段上がっています↓

↑これは架線を支えている碍子は現在は懸垂式になっていますが、以前は、ピン碍子だったのです。

ピン碍子は、県内では上毛電鉄などの地方私鉄などで現在も見ることができます。

↑ピン碍子の上毛電気鉄道


↑群馬のからっ風や雷や雨にも耐え、85年間も支え続けている東武独特の鉄製架線柱。この間にはたくさんの歴代の東武車両が走りました。戦前の電車や63系、73系、78系、5000系列などなど。そしてSLが牽く貨物列車や電気機関車。この姿もいつしかなくなっていく運命ですが、ケンミンが大好きな架線柱です。

では。