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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

カルモチン

2007-10-22 18:51:48 | 本と雑誌

Calmotin1934  よくカルチモンと書く人がいて(若一光司氏とか)ネットでもヒットするけど、そういう商品はなさげ。成分はブロムバレリル尿素、ブロバリンと言えば私が子供の頃にはごく普通の睡眠薬だった(もちろんのんだことないよ)。
Calmotinか-カルシウム製剤みたい、いったいどこから出て来たネーミングかねえ・・・
 よく自殺に使われたけど、成功率は低かった。太宰治が特に有名、だからこれを使うとマジで死ぬ気だったのか-としばしば疑われる。でも金子みすずは成功したのであったらしい。

「氷点」の陽子がのんだのもこれ。彼女が自殺を図ったのは確か1月、場所は旭川だから発見されなかったらいずれ凍死したハズ-ではあるけれど、遺書には薬をのむ場所をはっきり書いてるし、兄貴が戻って来ることも期待してたようだし、ほんとに死ぬ気はなかった、お袋さんへの面当てだったって可能性もなくはないよね・・・

 いきなり何事って、いや「氷点」におけるカルモチンの意義を論じた人って見たことないから。いるんだろうけどね。


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